今日は一日することがなかった。
いや、違うな。17時から髪を切る予約を入れてはいた。移動時間を考えれば、朝から16時30分まですることがなかった。
とりあえず10時30分頃に朝飯のインスタントラーメンを食べ、ゴロゴロしてたら12時の時報が鳴った。まだ時間があるし昼寝でもしようかと思った。
そのとき、ちゃうねんの悪魔が囁いた。僕は関西出身でもなんでもないんだけど、確かにちゃうねんと囁いた。
ちゃうねん、この時間に寝んのが一番あかんねん。夜寝れんくなって明日しんどいし、最悪床屋に遅れんねん。
確かにそうかと思った。ゲームをすることにした。それも2時間くらいで飽きてきた。まだ予約の時間まで3時間はある。どうしようかとまた考えた。
昼寝をするのは違う。さっき否定したし、寝過ごしてしまう可能性も上がってしまった。なら、1ヶ月後に迫った資格試験の勉強をするのはどうか。時間的にもちょうどいいし、自己研鑽にもなる。
そのとき、再度ちゃうねんの悪魔が囁いた。僕はかれこれ6-7年は関西に住んでいるのに一切関西弁が話せないんだけど、確かにちゃうねんと囁いた。
ちゃうねん、資格勉強なんて今せんでええねん。まだ1ヶ月もあんのに今から詰め込んだら逆に本番で忘れんねん。それよりな、運動不足だから散歩にでも行きゃええねん。歩いて床屋向かって、途中で前から気になってたケーキ食えばええねん。
確かにそうかと思った。勉強のやる気はまったくないし、ケーキ屋は気になっていた。今から出れば余裕を持ってケーキを食べて床屋に着けると思って、散歩に出た。
散歩の途中、雨が降ってきた。折り畳み傘は持っていたし、本降りの感じでも無かったけど、著しくテンションが下がった。
全行程が2時間ちょいくらいで、30分くらい歩いたタイミングで降ってきたので、少なくともあと1時間半は雨のなか歩かないといけないのかとゲンナリした。
そのとき、あいつが囁いた。僕は待ってましたとばかりに耳を傾けた。
ちゃうねん、損切りは早い方がええねん。このまま歩いてもしんどいだけやねん。さっさと帰った方が幸せやねん。
僕は即座に引き返すことにした。途中、松屋があって、「ちゃうねん、松屋は旨いねん」と囁かれたので、牛めしを食べて帰った。なにがちゃうのかは分からなかった。床屋へは車で行った。