以下の内容はhttps://mikonacolon.hatenablog.com/entry/with-ice-potより取得しました。


携帯氷嚢ってどうなの?

注文しようとして、立ち止まって考えた

 私は滅多にテレビを見ないのだが、録画しておいたビデオを見ている合間に、テレビの情報番組を偶然見て釘付けになった。なぜなら、番組ではこの夏の暑さを乗りきる便利グッズを特集していたからだ。その中で、私が注目したのは、携帯氷嚢と言う優れもので、一見水筒の細身のバージョンのようなものだ。スリムなので、持ち運ぶのにも楽そうだ。テレビの映像では外出先で、水筒から細い棒を取り出し、首筋や腕にあてて、暫しの冷感に浸れると言うわけだ。猛暑の最中に「冷た~い」をほんの一瞬でも感じることができるのは、携帯氷嚢を持つ者の特権と言わんばかりに視聴者に訴えてくるではないか。そうなると、浅薄な私はあれがあれば、他人よりもいい思いができるのではとばかりに、すぐさま飛びつきたくなった。

 なぜなら、私は来月に帰省を控えており、実を言うと、不自由な足なのに、無謀にも無理矢理田舎への列車移動をもくろんでいたからだ。その際、この猛暑の最中に何が一番問題なのかと言うと、ホームで延々と待つ時間だ。新幹線を乗り継いでしか帰れない状況の私は、去年はホームで熱射地獄を味わって、ヘロヘロ、ヨレヨレになった。新幹線のホームにある冷房の効いた待合室は、見たこともないほど混みあっていて、入る隙間がない。あたかも、それは満員電車のような様相を呈していた。もちろんベンチには人は座ってはいるが、その座っている人の前にも人が立っていて、あれでは移動するにも身動きが取れない。未だかつて見たこともない地獄絵図がさも当然と言わんばかりに目の前にあることが信じられない。全く正気の沙汰ではない。

 また、あの地獄を見ることになるのか、と帰省を躊躇したくなるが、そうは思えないのは、帰省は私にとって不可欠ないベントだからだ。なので、できることなら、快適に過ごしたいと喉から手が出るくらい願ってやまない。そんなわけで、携帯氷嚢のことを知った時は、小躍りせずにはいられなかった。猛暑の帰省の際のお助けグッズとしては最高の商品ではないかと、早速ネットで検索し、すぐさま「購入するボタンを押しそうになった。いつもの私ならそうしたはずだが、その時の私はいくらかの理性が働いたと見えて、まずは本当に効くのかどうかを知りたくなった。試しに「携帯氷嚢の口コミ」という記事を読んでみると、テレビではわからなかったデメリットがあることを知ってしまった。

 私は知らなかったが、携帯氷嚢と言うものは、水筒の中に細長い袋のようなものが入っていて、その中に氷を入れたり、そのまま袋の中の水を冷凍庫で凍らせて使うらしい。デメリットとして挙げられるのは、「袋の口が狭すぎて、普通の氷が入らない」と言うもので、でも、私は、あれ?と困惑した。つまり、袋に氷をわざわざ詰めなくても、袋に水を入れたまま凍らせれば済む話ではないかと。だが、よくよく記事を読み込むと、そんな簡単な話ではないと気付いて仰天した。携帯氷嚢のボトルをそのまま立てた状態で、冷凍庫に入れることはどう考えても不可能なのだ。そう言う不都合な現実があるから、皆自分の家の冷蔵庫にある氷を入れようとするのだ。だが、そうは問屋が卸さない。なぜなら、袋の口が狭すぎてそのままでは氷が入れられない。全く面倒な話だが、ひと手間かけて氷を砕いてでなければ、携帯氷嚢は威力を発揮できない。喜んで買ったはいいが、そんな悲しい現実があるだなんて、えらい災難だ。買う前に、「早く言ってよ」とテレビの情報番組に言ってやりたくもなる。

 テレビの宣伝についつい乗せられて、衝動買いするのが私の体質だったが、今回は危うく難を逃れた形になった。それにしても、携帯氷嚢はまさに夢のような優れ物だったはずなのに、現実はどうしてこうも厳しいのだろうか。

mikonacolon

 





 




以上の内容はhttps://mikonacolon.hatenablog.com/entry/with-ice-potより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14