以下の内容はhttps://mikonacolon.hatenablog.com/entry/why-coffee-good-tasteより取得しました。


黒くて苦い液体がなぜ美味しいのか

今週のお題「コーヒー」

大人の嗜好に困惑

 子どもの頃、喫茶店に行くと、大人は皆、”ホット”を注文した。”ホット”とはブラックコーヒーのことで、今でいうアメリカンなんかでは決してなかった。試しに少し飲んでみると、見かけ通りで、苦くてとても飲めたものではなかった。小さな銀色のカップに入れたミルクを入れて、さらに砂糖を入れて飲んでみたが、ちっとも美味しくはなかった。なのに、大人は口々にそんなとんでもない液体が「美味しい」と言っていた。子どもごごろに、大人の嗜好は不思議で理解不能だった。大人になれば,その秘密がわかるかもと思ったが、大人になってみても、やはり私にとっては”ホット”は苦い液体のままで、お世辞にも美味しい飲み物ではなかった。それでも、付き合いで皆と同じ様に注文していた。その頃は”ホット”にたいていサービスとして小さなケーキのようなものが付いていたので、何とかなったのだと思う。

 私の田舎はモーニングサービスが豪華なことで有名な地域だが、子供の頃は全くそんな噂は聞いたことがなかった。ただ、町の至る所に、いや、実際は村といったほうがいいのだが、あちこちに喫茶店が乱立していたのも確かだ。当時は、北欧風や水車小屋風と言った、建物自体がひときわ目につくような店が多かった。田舎だから、駐車場も広く賑わってるいるかどうかは一目でわかった。通っていた中学の先生が、授業中の雑談で、近所の喫茶店に給料日に先生同士で行って来たという話をしてくれたこともあった。先生たちはそこで、皆で給料明細を見せ合って、歓談していたのだ。あ、そうだ、確かそれはボーナスが出たときだったかもしれない。その際に、隣の席に座っていた人たちが、先生たちを羨ましそうに見ていたのだと言っていた。まさに、古き良き時代の話だが、それくらい猫も杓子も皆喫茶店に通っていたという証明みたいなものだった。それくらい当時の私の田舎は喫茶店に行くのが当たり前の環境が出来上がっていた。当時仲良くしていた友達の家は借家だったが、すぐ近くに喫茶店があって、いつもその店の前を通って友達に家に行っていた。だが、現在は喫茶店は無く、昔そこに店があった形跡すら窺い知れない。また、友達が住んでいた借家も今はすでにない。あるのは草がぼうぼうに伸びた空き地で、誰からも見向きもされない不毛の土地だ。

 子供の頃の色とりどりの建物が乱立していた状況は今はもう無いが、それに代わって、目立ちはしないが、普通の喫茶店の数は増えている。モーニングサービスが有名になったおかげで、私の田舎はモーニングサービス発祥の地と言われるようになった。だが、以前新聞の投書で、本当は自分の県なのだ主張している方がいたが、私にとってはどうでもいいことだ。現在の私は、モーニングサービス隆盛の恩恵をつぶさに受けていて、帰省すると大いに利用させてもらっている。ただ、数ある店の中でも、お気に入りの店は決まっていて、そこしか行かなくてもいいかなあと言うのが本音だ。いくら盛りだくさんの特典が付いていようが、やはり店の雰囲気がいいのが一番だ。コロナ禍においても、ずっと通っていたが、未だに料金を値上げしていないのは凄いというしかない。店の天井が高く、何より「ここはもしかしてヨーロッパ?」と錯覚するような雰囲気が何より気に入っている。この店で、注文するのはカフェ・ラテで、モーニングサービスが付いてくる。小さなサンドイッチ2個と、ミニ卵焼き、ミニサラダがお皿に盛られてくるが、私はこれが大好きだ。帰省すると、毎日のように通ってしまうが、飽き飽きすることはまだない。さらに、年末年始にはモーニングサービスはスペシャルメニューに進化し、サンドイッチはボリュームアップし、卵焼きは2倍になり、さらにハムとチーズのクロワッサンサンドも追加される。もちろん料金は2倍になるが、気にならないくらい美味しいので、大満足だ。

mikonacolon

 




以上の内容はhttps://mikonacolon.hatenablog.com/entry/why-coffee-good-tasteより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14