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時計のベルト交換したら

勇気を出してよかった

 海外旅行に必須なのは何と言っても時計で、この間、目覚まし時計を買った顛末を書いた。今日は絶対に必要な腕時計について書きたい。私はいつも旅行に行くときは、腕時計を2つ用意する。一つは腕にはめて、もう一つはリュクサックのポケットに入れて持って行く。なぜかというと、何かあって、腕時計を失くした時のために(幸運なことに、今までそんなことはないが)お守りとして、予備として持って行く。別に一つでも大丈夫なのだが、念のため、不安を消すためのある意味、保険のようなものだ。

 7年前に兄が亡くなったとき、引き出物に自分の好きな商品を選べる”シャディ”という会社のカタログが付いていた。ちょうどその時、私は時計が壊れたので、新しいものが欲しいと思っていた。それにそれまで使っていた時計は電池交換が必要だったので、今度は電波時計がいいと思っていた。カタログを見てみると、ちょうど良さそうな腕時計があったので、早速注文した。女性用としては文字盤が大きくて、見やすいのがとても気に入っていた。ところが、使い続けていたら、ベルトがふにゃふにゃになり、見るも無残な状態になった。ベルト交換はしたいが、はて、どこでして貰ったらいいか、わからない。

 困りごとや、疑問があると、何でもかんでもネットで調べる習慣がある私は、ベルトについて検索した。ベルトというのは、素材や値段が様々で、何百円から何千円までああるのだとわかった。だが、問題は、たとえそのベルトを買ったとしても、どうやって取り換えるのかということで、道具があれば、自分でもできると書いてあった。それに、自分の時計を先方に送ると、新しいベルトに取り換えてくれるサービスもあるにはあった。ただ、やはり相手も商売なので、それなりに手数料がかかるので、面倒になり利用する気になれなかった。なので、新しい時計を買った方が速いということになって、お気に入りの古い時計のことは無視して今まで来てしまった。

 だが、ある日、銀行のATMにお金を下ろしに行った時、「時計ベルト交換します」という時計や宝飾品を扱う店の看板に遭遇した。普通は「電池交換」なのに、「ベルト交換」とはっきり書いてあったのが、私の心を惹きつけたのだ。最初は「こんなところに時計屋さんってあったっけ?」というのが正直なところだったが、それ以来、あの店のことが忘れられなくなった。いつも、心のどこかにひっ掛かっていて、「行かなくちゃ」との思いが募った。それでも、素通りするだけで、躊躇してしまい、なかなか時計店のドアを開けることができなかった。一度も行ったことがない店のドアを押すのはなかなか勇気がいるものだ。それでも、「ベルト交換」という文字が点滅するのを眺めていたら、ようやく踏ん切りがついた。

 それは海外旅行を間近にした今だからこその決断で、まさに絶好のタイミングだった。店のドアを押して中に入ると、奥のウインドウの椅子に座っていた愛想のない店主が事務的に対応してくれた。いくらぐらいかかりますかと尋ねると、「モノによって違いますね」と言われたので、持って行った古い時計を差しだした。同じようなベルトにしたいと希望すると、3千3百円だと言われて、それに決めた。店主がベルトを交換している間、店のウインドウにあるネックレスや指輪をうっとりと眺めて待っていた。青みがかったカメオのブローチもあって、値段は8万円だった。とても手が出ない値段だが、見ていて飽きることがない。暫し時を忘れて見つめていたら、「できましたよ」という店主の声がして、現実に引き戻された。

 ベルトが新しくなった時計を身につけたら、なんだかとても爽快な気持ちになった。こんなに気分がよくなるとわかっていたら、もっと早く、躊躇せずに交換したのに。考えてみると、一番初めに管板を見かけた頃から、かれこれ一年近く経っていることは間違いない。その間、悶々としていたからこそ、余計に晴々とすっきりとしたのだ。行ったことがない店は敷居が高く、また、ベルト代にいくら取られるのかと戦々恐々としていたのだから、無理もないではないか。

 今の私の時計はベルトが新しいから、何の不足もないが、何年も経ったら、ベルトは消耗して、交換が必要になることは必至だ。それを思うと、昔使っていたブレスレット仕様の時計は面倒がなくてよかった。もっともその便利な時計も、いつの間にかブレスレットの部分が壊れて、使い物にならなくなったのだが。

mikonacolon

 

 




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