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暑い日本で寒い国のことを想う

季節が変わる瞬間を待ち望む

 毎日暑い、こうも暑くては身体にさっぱり力が入らない。もっともこんな弱音を吐いているのは、私だけで、道行く人は皆元気そうに見える。皆”から元気”を装っているのか、どうかはわからないが、周りの人たちが皆羨ましく思えて来る。暑さを理由にゴロゴロするしかない私を暫し救ってくれるのは、宇治金時アイスと冷やし中華。あの冷たい食感に触れる時だけは、ほんの一瞬であっても暑さを忘れていられる。他のアイスはぬる過ぎて、手に取る気にはなれない。

 だが、9月に入ると、いつしかアイスの棚から宇治金時アイスが消え、さらに麺類の棚からモチモチ麺が売りの冷やし中華のパッケージが姿を消してしまった。焦った、焦りまくった。目を皿のようにして何度も見てみるが、見当たらない。それらを目当てにスーパーまで無理してやって来た私はどうなるのか。その瞬間、気づいてしまった。もはや夏は終わり、(現実には終わってはいないのだが)、暦の上で秋なので例年通り、ここらへんで線引きをして、夏を終わらせているのだということを。何ということだ、まだまだアイスも冷やし中華も不可欠なものなのに、こんな理不尽な形で諦めざるを得ないとは。まだまだ真夏の感覚しかないのに、強制的に秋を受け入れなくてはならないのか。

 秋を感じると言えば、以前私がブログで書いた、フリーズドライ製品の棚にビーフシチューとホワイトシチューのパッケージがあるのを発見して、嬉しくなった。これらはアマノフーズの製品で、みそ汁とかは以前からあることは知っていたが、シチューは珍しい。去年海外旅行に持って行って、一番美味しかったのは意外にもホワイトシチューだった。初めて知ったのだが、炊き立てご飯の立派なおかずになった。たいしておいしくもないパンを、納得のいかない値段で、しぶしぶ買うよりもずうっといい。何でも安くて、(私が言うのは遥か昔のことで、今はどうだかわからないが)食べる物に困らないベルリン以外は炊飯器とお米は必須だと言っても過言ではない。理想はあくまでも”郷に入らば郷に従え”だが、その教えに従っていたら、ひもじい思いをすることになるのは必至だ。現実にそんな目に遭ったからこそ、荷物になってもいいから、少々重くて大変な思いをしても、必ず炊飯器と変圧器は持参するようにしている。

 以前、スロバキアの山岳地帯で炊飯器でお米を炊いたら、パリパリになって仰天したことがあった。高地ではやはり状況が違うらしく、いつもと違う硬めのご飯で戸惑ったが、食べられないこともなかった。お米というのは不思議だ。外国のスーパーで日本のお米と全くそっくりの物を見つけて喜んで買ったことがあるが、炊いてみたら、不味くてとても食べられやしない。日本のお米とは似ても似つかぬ味で閉口した。あの時ほど日本のお米の素晴らしさを痛感したことはない。

 冒頭の一向に秋が来ない話に戻ると、今私は自分の気持ちに戸惑っている。来月に行く海外旅行のことで、いつもなら気分はウキウキして、行く気満々になっているはずなのに、今ひとつ気分が上がらない、というか乗らないのが本当のところだ。これから行くウィーンは日本とは違って寒いところで、昔一度訪れて、すでに経験済みである。あれは日本なら真夏の8月上旬だったが、ある日突然物凄い寒さに襲われた。日本でも昔”冷夏”という言葉があったが、あれ以上の凍えるような寒さだった。ホテルの部屋には大型の扇風機が置いてあったが、それが邪魔者でしかなく恨めしく思われた。部屋のクローゼットから毛布を取り出して、ありったけの物を着て寝た記憶がある。

 私の脳裏には、かつての記憶がまだ存在していて、8月であの寒さなら、10月ではいったいどんなものなのだろうか、という好奇心でいっぱいだ。だが、はっきり言って、今の猛暑の中で、これから行く寒い地域のことを考えるのは甚だ困難を極める。

mikonacolon

 




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