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痛み止めをやめた

その機会は突然やってきた

 先週の金曜日から、痛み止めを飲むのをやめた。そうなったのは、整形外科の先生に言われた「かえって、関節液の量が増えてますよ」という信じられない言葉に衝撃を受けたからだった。先生も本当なら減らなければならないのに、逆に増えているという事実に困惑している様子。当の本人の私は路頭に迷った子羊のように、沈黙するしかない。一体全体どうしていいのかわからない悩める子羊はもはや半泣き状態だ。こうなると、私の毎日の生活のどこに問題があるのか、追及されることになった。自分としてはほとんど、何もしないに等しい生活で、これからどう振る舞っていいかさっぱりわからない。自分のしていることの何が悪くて、何なら許されるのか、その判断の基準が分からず悩む。

 予想外に動揺してしまったので、先生に痛み止めを貰うのをケロリと忘れてしまった。先生も先生で、薬が切れていることに気付いてくれなかった。なので、それならそれで、もういいやとなった。どうせ痛み止めなんかまったく効かないことはわかっていた。それでも、やはり急に飲まなくなるのは精神的にきつかった。もしも耐えられないような痛みが襲ってきたら、どうしたらいいのだろう。だが、その時はその時で、家にあるロキソプロフェンを飲めばいいだけのことと考えたら、気持ちが落ち着いた。だいたいが、夜寝ている時にズキズキすることはあるがその痛みをやり過ごすことに慣れていたから。それに、足の痛みは常にあって、立ち去ることがないものだから、そんなものだと諦めていた。先生によると、関節液が減るにつれて、足の痛みが軽減する人もいるようだが、残念ながら私はそのタイプではないらしい。そのことはこれまでの経験から薄々わかっていた。

 要するに、痛み止めは私にとって、精神安定剤のようなもので、それを飲めば、少しは効いてくれて、足の痛みを和らげてくれるのだと信じたかったのだ。だが、現実にはちっとも効いてくれない。それでも、飲まないよりは飲んだほうが気持ちが落ち着くからと、藁にも縋るごとく、痛み止めを飲み続けていた。ほぼ1カ月にわたり、飲み続けていたが、ある日、先生に痛み止めを貰おうとしたら、予想外の事を言われてしまった。「痛くなかったら、飲まなくてもいいんですよ」。全く心外で、ショックを受けたた私は思わず「痛いんです」と訴えてしまった。思えば、先生のその言葉を聞いたのは2回もあって、先生は痛み止めをあまり出したくないのかもと思うようになった。

 この先、先生が痛み止めを出していないことを何かの折に気が付いて、「痛みはなくなった」と誤解するかもしれない。だが、それでもいい。全く効かない薬をいたずらに飲んでいても、意味はないから。一番最初の診察の時に、「これから家に帰れるかどうか不安なんです」という状態の私の痛みを先生は理解していなかったから。いや、別に先生が悪いわけではなくて、痛みはあくまで個人的なものだからだ。他人の痛みを分かれと言われても土台無理なことだ。つまり、整形外科に来る患者は何らかの痛みがあるから来ているのだから、痛くて当たり前という前提の上で先生は診ているのだろう。なので、自分が今どれくらい、どういうふうに痛いか、わかってもらえなくても文句は言えない。

 それはさておき、痛み止めをやめた私は、今どうかというと、以前と何も変わらない。自分の痛みを面白がるかのように、「痛い、痛い」と口にして気を紛らわしている。もっともハナからあてにしてはいなかったが、痛みというものは薬で何とかなるものではないらしいとつくづく思う。左膝関節の半月板が損傷しているのだから、しかたないと言えば仕方ないのだが。まずは関節液を止めることが今の私に課せられたミッションなのだが、上手くいかない。

mikonacolon

 

 




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