以下の内容はhttps://mikonacolon.hatenablog.com/entry/russian-blue-notより取得しました。


ロシアンブルーではなくて、モドキ

顔は、ブリティシュ・ショートヘアー似だが

 義姉のミチコさんから、家にロシアンブルーがいると聞かされていた私は、期待に胸をワクワクさせて、実家に行った。どれどれとマジマジとその猫を見てみると、「この子って、どちらかというと、ブリティシュ・ショートヘアじゃない」と口から出た。でも、よく見ると、目は茶色で、金色には到底見えない。朝日新聞の土曜版Beに連載されている中川いさみさんの4コマ漫画『コロコロ毛玉日記』に出て来るケダマちゃんとは似ても似つかない。ケダマちゃんの写真やネコメンタリーに出て来た映像を見てみると、色は黒みががったグレーだが、そこのところは気高きブリティシュ・ショートヘア―なのだから、家にいる猫とは雲泥の差があるとしか思えない。

 家にいる猫は、まさに大きめのネズミとしか思えない色をしているが、ミチコさんは「ロシアンブルーだって、こんな色をしているんじゃない」と持論を展開し、目の前にいる猫がロシアンブルーだと主張して譲らない。正直言って、私も、ロシアンブルーが本当はどんな猫かはわからない。そもそもロシアンブルーを見たことがないので、ミチコさんの言うことを信じるしかなかった。だが、後日、家の猫がロシアンブルーではないことを思い知らされることになった。何を思ったか、ミチコさんが、最近新しいペットショップができたから行って見ようというので、年も押し迫った大みそかにふらりと行って見た。ショーケースの中にいる猫や犬に見とれていたら、偶然、ゲージにロシアンブルーがいるのを発見した。ロシアンブルーを見た正直な感想は、「何だか色が悪い猫だなあ」というもので、ただの鼠色をした猫でしかなかった。「ほら、見てごらん、これなら家にいる猫とかわりないでしょう?」とミチコさんは言うのだが、私はどうしても納得できないでいた。

 それで、ロシアンブルーに関する謎を解明するべく、店の人に聞いてみた。「家にいる猫は同じ毛色なのですが、コロンコロンとしているのですけど」。すると、「ロシアンブルーの特徴はしゅんとしているところなんです」と言われて、「それじゃあ、違いますね」とすぐに納得せざるを得なかった。どう見ても家のいる猫はコロンコロンとしていた。ロシアンブルーはそんなにスリムで、太っていてはいけないのだ。そんな事を聞いたら、目の前のゲージの中にいるロシアンブルーが何だかしなやかで特別な猫に見えてくるから不思議だ。身体の色はどう見てもただの鼠色だが、やはり少し青みがかった模様が付いているようにも見えて来る。

 さて、ミチコさんがロシアンブルーだと思っていた猫は、ようく観察してみると、尻尾に薄い縞模様があることがわかった途端、万事休すとなった。これではまさにトラ猫としか思えない。ロシアンブルーでも、ブリテッシュ・ショートヘアーでもどちらでもない。正真正銘のタダのトラ猫に間違いなかった。思えば、この子は野良猫の子供で、父親と母親がミチコさんの家の玄関に餌を貰いに来ていた。そんな縁があって、ミチコさんはその子を保護して避妊手術をし、家に入れた。保護猫の譲渡会にも申し込んだが、残念ながら?上手くいかなかった。それで、ミチコさんがグレと名づけたその猫は家に来てからもう3週間になる。身体の色が鼠色で、グレイだからグレで、何のことはない単純明快な名前である。雌なので、たまにグレコとも呼んでいる。

 また譲渡会に申し込むのかと尋ねると、「どうしようかなあ」と心は揺れているようだ。なぜなら、グレはミチコさんに懐いていて、抱っこをするとおとなしくしているので、ミチコさんも情が移ってしまい、手放すのが惜しくなっているのだ。先住猫の2匹はどちらも抱っこが嫌いで、触られるのが嫌いな性格だから、なおさらグレが可愛く思えるらしい。「グレの食器をどうしようか?」などと言っているくらいだから、もしかすると、このまま家の子になる可能性が高い。

mikonacolon

 

 




以上の内容はhttps://mikonacolon.hatenablog.com/entry/russian-blue-notより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14