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本来の自分に戻る

 そろそろ本来の自分に戻るときがやって来た。これまで3か月間はほとんどの時間を動画サービスのドラマを見て過ごした。左足の痛みを宥めすかすために、腑抜けのようにパソコンの画面を見つめるしかなかった。それでも、見るドラマは何でもいいのかというとそんなことは無くて、痛みに支配されていても、少しは感情が残っていると見えて、嫌になって途中で見るのをやめてしまうことも多々あった。自分が真摯に向き合わなければならない痛みを取り合えず脇に置いといて、ドラマ、特に中国の時代劇に嵌った。その間はけっこう楽しくて、自分の置かれている悲惨な現実をしばし忘れた。現実逃避をしていたのである。そうやって、”果報は寝て待て”と言わんばかりに3か月間を何とかやり過ごしていたのに、待っていたのは死刑宣告のごとき先生の言葉だった。

 「前よりも悪くなっています」。その事務的とも言える言葉に奈落の底に突き落とされた。そして、さらなる「安静」な生活を求められた時、もうやっていられないと本気で思った。だから、病院を変えることにした。いつも、医者の言うことを聞かないダメな奴のごとき視線を向けられていたが、どうしたらいいのかは教えてくれなかった。私は糸の切れた凧のように、行き場を失った。

 4月下旬に新しい病院に行ったおかげで、地獄のごとき安静な生活から解放された。板付きサポーターを身につけることによって、大抵の日常生活での作業はこなせるようになった。そうなると、後は外を歩く練習をしなければならない。なんといっても、究極の目標は自分の足で歩くことで、買い物はもちろん、欲を言えば、1時間くらいは平気で歩ける足が欲しい。気持ちが外に向いて前向きになった途端、もうドラマはいいかなあと思うようになった。足が悪くなる前の私は、やることが多くて、動画サービスを契約していても、一日に1時間も見れなかった。気が付くと、さっぱり見ていなかった。それで、見ないならもう解約しようと、一旦はやめたのに、足が悪くなって、また入りなおした。

 昨日から、こんなに足が痛いのだから、勉強なんてできるわけがないと諦めていた語学の勉強を再開した。集中力が続かないから無理だとか、暗記力がないからなどという不安もあったが、とりかかってみれば、何のこともないすうっと頭に入っていく。馴染んだ感覚がすぐに蘇って来て、やはり楽しい。まず手始めに、過去のNHKの語学講座『ラジオ英会話』のノートを開いて、声に出して読み、英作文をやってみた。久しぶりなのに、すぐに楽しいと思えた。次は、フランス語で、現在放送されている「まいにちフランス語」のテキストを開き、初級から問題をやってみた。昔と違って、今ではフランスのパリでは英語が通じるが、やはりフランス語の響きには叶わない。便利になったものだと隔世の感があるが、あまりにも英語が幅を利かせることに一抹の寂しさを覚える。

 それから、ドイツ語の勉強もしたい。一昔前にひととおり勉強したことはあるがどうしても冠詞の格変化が覚えきれなくて、未だに気になって仕方がない。それで、勉強しなおしてみようと、ドイツ語の辞書も買いそろえた。だが、勉強というものは漠然としていては埒が明かないし、上達もしない。それで、今度の旅行先に、(とは言っても、今の私の足ではいつ行けるのかさえも定かではないが)ドイツの有名な観光地はどうだろうかと考えるようになった。目先の目標があってこそ、やる気は出るし、語学は上達する。実を言うと、ドイツで行ったことがあるのは、唯一ベルリンだけで、その理由は物価が安いからだった。他の都市は皆何もかもが高くて、敷居が高かった。だが、今度はパリからミュンヘンに行って、そこからフユッセンに行き、ノイシュバンシュタイン城を訪れたいと秘かに思っている。

mikonacolon

 




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