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安静地獄からの解放

板付きサポーターで自由になれた

 私は切羽詰まっていた。3か月通っている整形外科の先生から、さらなる「安静」を求められて、困惑したまま返す言葉もない。どのくらい良くなったかなあと期待していたMRIの画像は見るも無残なものだった。1カ月前よりも悪くなっていると聞かされて、死刑宣告を聞かされた囚人のごとく怯えた。それもこれも、すべて、あなたが悪い、あなたが「安静」にしていることができないからなのだ、と言わんばかりの厳しい視線を先生から向けられた。医師の指導に従えなければ、人工関節しか道はないと言われる。いや、別に人工関節は何も特別な事ではなく、皆やっていることだから、そんなに落胆しなくてもいい。いつでも紹介状を書くから、大きな病院で手術すればいいだけのこと、と簡単に勧めてくる。

 だが、あなたのこれからの努力によっては、まだ希望があると言いたいようだ。正直言って、私はもうこれ以上安静な生活はできないと感じていた。先生には信じてもらえないかもしれないが、真面目に何もしない生活をしていた。ほとんど動かない生活をしていたにも関わらず、関節液は止まらない。どうしてなのか、ずうっと罪悪感を抱いていた。今から思うと、何か他の原因があるかもしれないのに、先生は「安静にすれば、止まります」の一点張りで、取りつく島がなかった。

 どうしていいかわからない私は、自分だけで悩んでいても始まらないので、他の先生の意見を聞こうと別の病院に行った。そこは小さな個人病院で名称は「○○外科クリニック」だが、内科、外科、整形外科もあった。家人がコロナに罹って、初めて見てもらった時、先生がとても親身になってくれるいい先生だと言っていた。それに、近所で私が行けそうな病院はもう他にはなかった。たいして期待してはいなかった。きっとどこでも同じ事を言われることは間違いなかったから。でも、聞きたいことが2つほどあった。一つはこれからどうしたらいいのかということ。もう一つは私の左膝は人工関節にしなければならないほどそんなに悪いのかということ。

 これからどうしたらいいのかという点については、板付きサポーターを付けて生活することを提案された。板付きサポーターというのは普通のサポーターと違って膝を固定することができるらしく、普通に動いてもなんの問題もない。ただ、注意点もあって、階段を上ったり、重い荷物を持ったりするのはしてはいけないのだ。「これなら、ストレスなく、普通の生活ができるでしょう」と言われ、ひと安心する。「できるだけストレスのない生活を送り、気長に治療した方がいいですよ」

 先生が「これなら、安静な生活ができるから、通っている整形外科では他で勧められたといえばいいですよ」とアドバイスしてくれる。だが、私は「いいえ、私はこちらでお世話になりたいのです」ときっぱり言っていた。そう、私はもう先の整形外科に行く気はなくなっていた。穿刺、つまり関節液を毎回抜くことに関しても、「あまり抜くのもいいのかどうかわからない」とのこと。

 もう一つの人工関節の問題にしても、「あなたの膝は人工関節にしなければならないほど悪くはない」という見解だ。最初、悶々としている私はいきなり、先生に質問を浴びせたためか、先生は少しびっくりしているようだった。今から思うと、もう少し冷静であってもよかったが、迷える子羊状態の私には感情のコントロールができなかった。思いだすと、あの時の自分が恥ずかしい。サポーターは保険が効かないので、1万円もするが、付けて歩いてみると、想像以上に楽ちんだった。今より楽になれるんだったら、何でも利用したい。これから先どうなるかわからないが、3か月の安静生活で、相当に落ちてしまった体力を取り戻したい。一気には無理なので、少しずつ、やることを増やしていきたい。まずは毎日の夕食づくりから始めたい。

mikonacolon

 

 

 




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