
読んでみたら、目から鱗
管理栄養士、岡城美雪さん著のこの『脱うつごはん』は私に大きな気づきを与えてくれた。それを証拠に、今朝私は買うのが習慣になっていたサントリーのBOSSのカフェラテを買わなかった。いつもの自動販売機が「売切」のサインを出していたからでもあるし、また別の自動販売機に至っては、私が入れたお金を食べただけで、その後はうんともすんとも言わなかった。それで、このありえない現象を、「今がやめどきかも」と自分勝手に思うことにした。毎日の習慣が乱されるのは、メンタルに大いに影響を及ぼす。だが、私の場合はもうすでに自分でも、あれ?と思うことが多々あった。
例えば、2週間ほど前に、ネットで航空券とホテル予約を終えた時に、かつてないほどに疲れを感じた。航空会社からメールで送られてくるe-チケットを受け取った途端、その場に横になってしまったくらいだ。身体が悲鳴を上げているのは確かだったが、その原因が全く分からなかった。その時の私は、自分がカフェイン中毒であることに、全く無自覚だった。要するに、カフェインを甘く見ていた。エナジードリンクが身体に悪いことは百も承知だったが、自分は飲まないから大丈夫だと思っていた
だが、よく考えてみると、最近の私は、緑茶を水代わりに飲んでいて、たいして飲みたくなくても嫌々飲んでいた。入浴後も喉の渇きをいやすために、何も考えずに飲んでいた。明らかに、お茶の飲み過ぎでカフェインの取りすぎだった。要するに、私はカフェインの怖さを知らずに、ただ単に自分に活力を与えてくれる飲み物だと肯定的に受け止めていた。『脱うつごはん』を読んで、椅子から転げ落ちるような衝撃を受けた。そこにはこう書かれていたからだ。カフェインを取ると、血糖値が急上昇し、アドレナリンが分泌されて、やる気満々になる。だが、それは”エネルギーを借りている”だけで、その後物凄い疲れが押し寄せる。
目から鱗だった。カフェインにはとんと無頓着だったから余計にショックは大きかった。だが、果たして、何十年もの間、飲んできたコーヒーをやめられるだろうか。まあ、お茶はそんなに好きではないから問題はない。そもそもお茶を飲むようになったのはビタミンCが摂れて、風邪予防に効き目があると聞いたからに過ぎなかったから。ただ、著者の岡城美雪さんは、きっぱりとやめられなくても、徐々に減らしていけばいいとアドバイスしている。
子供の頃、どす黒くて、どう見ても苦そうな液体をどうして大人は好むのかがわからなかった。それが大人になって見ると、なぜだか美味しいと感じてしまった。あるいは錯覚したのかは定かではないが、とにかく皆に合わせて、喫茶店ではホットを注文していた。たぶん、それがコーヒーを飲むきっかけとなったのだろうが、現在までその習慣はずっと続いていた。まあ、あれこれ考えても仕方がない。コーヒーやお茶のカフェインが身体の不調の原因なのかどうかは、一旦やめてみて様子をみれば、だいたいの見当はつくだろう。コーヒーをやめるとしても、その代わりに一体何を飲めばいいのだろうなどと悩んでいる場合ではなかった。健康を維持するためにやれることは何でもやるべきだ。
実を言うと、図書館サイトでこの『脱うつごはん』をネット予約したのは3月の下旬だった。新聞の新刊書のページでこの本のことを知ったが、その時はうつごはんのレシピというものがあるのなら、ぜひ知りたいと興味津々だった。当時の私はたまに気分が落ち込む時があって、自分でも鬱かなあ、と薄々は気が付いていた。だが、それが毎日の食事と密接に関連しているとは夢にも思わなかった。岡城さんによると、まさに心は食べ物によって作られると言っても過言ではない。毎日何を食べるかで、私たちの日常生活のレベルは大きく左右されてしまうのだ。
毎日の食事で気を付けることは、第一には食べ物を口の中で30回以上は噛むようにすること。このように何回も噛むことによって糖質の吸収が緩やかになり、血糖値が急激に上がるのを避けられるのだと言う。第二には、できるだけお米を食べるようにすること。パンや麺類は血糖値が上がりやすい食品なので、血糖値を安定させるためにもお米を食べるようにするのがベストだ。肝心なことは、血糖値の安定は心の安定につながると言うことだ。そして、最後はカフェインの摂取をできるだけ控えると言うことに尽きる。
mikonacolon