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朝食有料に期待は禁物

何だか雰囲気が暗いなあと思ったら

 10月16日水曜日 8時45分 朝 クラクフのホテル ウイットホォシュにて

 ガイドブックに書いてある通り、このホテルの朝食はその種類とバラエティに富んでいる。クロックムッシュもケーキ型に焼きあげたピザパンのようなものもどれも美味しかった。さらに、ピザパンに人気があったので、すぐになくなり、次の皿にはクリームチーズをサーモンで巻いてあるものが乗っていた。ええ!?スモークサーモンなんて、嘘みたい!スモークサーモンがとろける食感で、文句なく美味しい。もっと食べたかったが、悲しいことに私のお腹は小食モードときている。ホテル代が朝食込みだから、どうせたいしたことないだろう、と馬鹿にしていたら嬉しい驚きだった。

 コーヒーマシンのカプチーノも苦くなくて飲めた。それにオレンジジュースも美味しかった。ただ、困ったのはコーヒーマシンの使い方がわからなかったことで、近くにいる人に聞いてみるが、上手くいかない。ボタンを押しても、いっこうにマシンが動かない。うんともすんとも言わないマシンを前にただじっと待っているしかなかった。そのうち、係の人が通り掛かり、やってもらうが、何故かその人がやると機械は言うことを聞く。なのに私がやるとダメなのだ。何が、どこがいけないのかさっぱりわからない。コーヒー2杯も飲まないから問題はないが、明日もまた挑戦してみよう。

 

 この日記の中で、「カプチーノも苦くなくて飲めた」と書いてあるのは、今回泊まったホテルは総じて、どこも皆カフェラテ等のミルクコーヒーが苦くて、とても飲めた代物ではなかったことを如実に表している。ウィーンで泊まった3軒のホテルの中、ノボテルは朝食を断ったからわからないが、高級ホテルのはずのアンバサダーもカフェラテが苦すぎて飲めなかった。しかもここは朝食が20ユーロ以上したにもかかわらずだ。今回痛感したのは、朝食込みも朝食が有料でも、たいしてその中身は変わらないということだ。つまり、お高い有料の朝食に期待は禁物だということで、どこも経費節減に余念がない。例えば、パンに塗って食べるバターにしたって、パッケージにはちゃんと「バター」と表示してあるが、味はどう見てもマーガリンだった。こんなんで、「有料」を良いことにせこく節約をしているなんて、笑止千万だ。かくいう私の大いに期待してしまった輩で、どうしても、「朝食込み」と「朝食有料」の違いを見つけ出したくなるのが本音だ。だが、蓋を開けてみると、期待したほど、両者の違いはないというのが本当のところだ。となると、これからホテルを予約する際には、「朝食込み」を選択する方がリーズナブルと言えるだろう。また、口コミに惑わされて、高級ホテルを選択する際も過度な期待などせず、まずはどんなものが試してみて、満足できなかったら、翌日はパスすればいいだけだ。実際に、私はやたらこちらを窺う従業員の視線にも耐えられなかったし、朝食の内容にも不満だったので、翌日は朝食ルームに行かなかった。

 

10月16日の日記の続き。

 このホテルについて、特筆すべきは他のホテルに比べて、朝食のテーブルに何のセッティングもないということ。つまり、テーブルクロス無し、ナイフとフォークの用意無しでナプキンさえ用意されていなかった。徹底的にすべての無駄を廃していたということ。少し考えてみれば誰にでもわかる。テーブルクロスがあったら、シミもできるだろうし、当然クリーニングが必要になる。でも、無ければ無いでいいし、そんなものだと思えば、誰も困らない。ある意味で、いつもの家庭のテーブルと何ら変わりない。正直言うと、最初私は、「あれ?何か変だ」と思ったことは確かだが、何が変なのかはその時はわからなかった。朝食を終えて、部屋に帰ってしばらく経ってから、「そう言えば・・・」とテーブルに何もなかったことに気が付いた。要するに、食事の内容で勝負なのだ。

mikonacolon

 

 

 

 

 




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