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ついついその気に

妄想が止まらない

 先週の金曜日に病院に行った時、先生から「順調ですよ。このまま頑張りましょう」と励まされた。ちょうど初診から3週間経っていたが、帰り際に、「じゃあ、次回は2週間後でいいですよ」と言われて、冷え切っていた私の心にぽっかり明かりがともった。実はこの時も少し穿刺はしたが、私は関節液の量に拘ることをやめていた。関節液の事よりも、まずは少しでも自分の足で歩けるようになることが何よりも大切だった。現在は歩いて15分ほどのスーパーやその先にあるスポーツセンター、さらに歩いて5分の図書館が私にとって精一杯の行動範囲だ。歩いて15分の駅になんとか行けたとしても、階段の上り下りができないので、電車には乗れないと諦めていた。

 階段は難敵で、何とか避けては来たが、郵便局に用事があって行った時、あろうことか階段を上らなくては入れなかった。躊躇していると、杖を突いている男性が難なく上っていくではないか、それなら、私にもできるのではないか、とそう思った。実に階段を上るのは3か月ぶりで、大いに緊張した。もちろん一段づつゆっくりと上ったが、左足に痛みを感じることもなく上れてほっとした。問題は帰りで、階段を降りる時で、こちらはやはり、カクンと来た。それでも、ズキンとするような鋭い痛みは無かったからまあ良しとしよう。

 病院の先生の「順調ですよ」や「次回は2週間後でいいでしょう」という言葉に触発されたのか、あろうことか妄想を抱くようになった。水中ウォーキングのためにプールに通うようになって、以前と比べて活動的になったせいもあるが、いつの間にか気力が生まれ、俄然やる気になってきた。今の目標はズバリ、お盆の帰省で、まだ足に痛みがあるのにも関わらず、早めに列車を予約しようなどと考えている。こんな頼りない足で行ったところで楽しくないだろうなどと以前は考えていたが、今なら行けば十中八九楽しめるに違いないと思える。それにはまずは足のトレーニングが必須で、”痛くても歩く”を実践している。毎日1時間程度歩いているが、なんせ3か月にも及ぶ安静生活の代償はあまりにも大きいことを実感せざるを得ない。良い方の右足までもが筋肉痛で、歩きにくいと言ったらこの上ない。それでも、歩くことをやめるわけにはいかない。この先歩けない生活は、無味乾燥で、生きていても楽しくはないだろうと薄々想像できてしまうから。

 いずれにせよ、今の私の足からしたら、十分無い物ねだりに相当するレベルの望みでだが、諦めるわけにはいかない。難攻不落の城の門を開けるがごとく、チャレンジし続けるしかない。幸運なことに、私の足は痛いながらも何とか外を歩けることが分かった。カメの歩みのような私の足どりだが、それでも歩けること自体が有難い。最初は痛いから歩くのが嫌だったが、好奇心には抗えない。その勢いに従ったら、何とか図書館に行きついた。もう家人に頼まなくてもいい。自分で歩いて行って本を返し、予約した本を借りられることが、そんな当たり前のことがたまらなくうれしい。

 今の私の楽しみは動画サービスや本よりも、プールでの水中ウォーキングだ。水の中に居ると、日常の雑事を忘れて、自由になれる気がする。早朝の人がまばらなプールは静けさの中にあり、私のように足に問題を抱えている者にとっては最高の場所だ。更衣室も空いていて、ゆっくりと着替えができる。人を気にする必要がないところが有り難い。病院の先生に勧められるまで、「水中ウォーキングなんて・・・」と馬鹿にしていたが、やってみたら嵌ってしまった。プールに行く前にネットで散々「水中ウォーキング」について検索したが、どこにも、「気持ちいい」だなんて、書いてはいなかったが。

mikonacolon

 




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