
まだ使えると知ったときの喜びは絶筆に尽くしがたい
以前のブログで、長年使って来たガステーブルが壊れたと書いた。つまみを押して、点火するタイプのガステーブルだったが、一番使い勝手のいい右側にある強火のコンロが点かなくなった。いつものように押しても、すぐ消えてしまうので、試しに少し押さえたままでやってみたが、やはり火は点かない。さあ、大変だ、常に両方のコンロを同時に使って楽をしていたが、これから先は右に比べると、どうしても火力が弱い左のコンロに頼らざる得なくなる。となると、途端に不安が押し寄せて来た。時間の余裕がある時はコンロが一つだけでもなんとかなるが、果たして、急いでいる時にイライラせずに平常心でいられるだろうかと。
どんなに考えても、コンロ一つでやっていくとなると、それなりの心づもりが必要だった。こんな時、早期に問題解決するための最善策は、最寄りのディスカウントショップのオリンピアに飛んでいき、新しいガステーブルを買って来ればいいだけのことだ。だが、私ときたら、ガスの元栓がどこにあるのかわからなかったし、たとえ、ガステーブルがあったとしても、どうやって取り付ければいいのかについても、何も知らなかった。これから起こるだろういろいろな事態を考えすぎて、途端に面倒臭くなり、それくらいなら、このままでいいやと短絡的な考えに落ち着いた。
もっとも右のガスコンロのことはとっくに諦めていたが、遊び半分、面白半分でつまみを押しては、やっぱりだめかとその都度納得していた。それでも、つまみを押すと、曲がりなりにもコンロには火花が散るのが見て取れた。コンロがダメになってから、3日ほど経っただろうか、つまみを押したら、なんとコンロが見事に点火したのである。いやはや、正直驚かずにはいられなかった。もはや奇跡としか思えなかった。でももしかして、この現象はシンデレラが灯したマッチの炎のように、すぐに消えてしまうのかもとも思われた。
だが、右側にあるコンロは見事に復活して、今も私たち家族の役に立ってくれている。考えてみると、私にもし面倒臭いなどという怠惰な感情が芽ばえなかったら、おそらくすぐに新しいガステーブルを買ってしまっただろう。そうなると、まだ使える左側のコンロも魚焼き器も無駄に捨てられることになって、実にもったいないことになる運命だった。面倒臭いとか、とりあえずこのままで様子を見るとかは決断力がない愚か者の発想にも見えるが、今回だけはどっちつかずが功を奏したようだ。もちろん、待っていれば果報が届くわけではないが、一度買った商品はその機能が少しでもあるうちは最後まで使いきるという選択も悪くはないと思えてくる。あと2,3年は大丈夫かとも思いたいが、それよりも”ごとく”がだいぶ薄くなっているのが心配だ。以前ネットで検索したら、あの”ごとく”も取り換えられるのだと知って仰天したことがある。今のガステーブルはもう10年ほど使っているが、使い方によってはどれぐらい持つのだろうか。ロクに掃除もしないし、使ったら放りっぱなしにしている私などには想像もつかないことだが。
どれくらい持つのだろうかという点においては、LED蛍光灯のことも大いに気になる。未来永劫取り換えなくてもいいとは決して思わないが、昨年突然部屋の電気が点かなくなった時は何が起こったのかわからなかった。LED蛍光灯のペンダント型の紐を引っ張っても、どうしたことか、電気が点かない。結局、その時はスイッチの接触不良だったようで、少し経ってから電気が点いて安心した。ただ、さすがに電気が点かない現実には動揺したのか、すぐに近所にある家電店に走って行った。それなのに、悲しいことに、「今、LED 蛍光灯の照明器具の在庫が切れています」などとつれないことを言われ、うなだれて帰って来る羽目になるとは!
しばらくして、念のため、家電店に確かめに行ったら、ちゃんと、今使っているタイプのLED蛍光灯の照明器具があるのがわかって、胸を撫でおろした。
mikonacolon