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離島で自然を満喫

今週のお題「この夏のプラン」

透明度抜群の海と手を伸ばせば掬えそうな星

 もうずいぶん昔のことだが、友人の家族と一緒に、沖縄の離島の西表島に行ったことがあった。たしか5泊6日ぐらいの日程で、ペンションを予約した。西表島には石垣島からフェリーで1時間ほどで、誰もいない船着き場に着いた。前もって宿の人に迎えを頼んでおけばいいのに、そんな発想は頭の隅にもなく、自分たちでたどりつくことしか考えなかった。ガイドブックに載っていた地図を頼りに歩き、誰か地元の人が通りかかったら、道を聞けばいいと簡単に考えていた。予想に反して、人ひとり歩いていない。ジャングルのような道を物凄い暑さに堪えながら、ヨロヨロと進むしかなかった。

 すると、幸運にも、そこへ自転車に乗った少年が通りかかり、ペンションがある地名を言うと、「それならあっちだよ」と教えてくれた。暗闇に希望の光が見えたかのように思えたが、皆喉が渇きまくって死にそうだった。宿はまだ先だが、もう一歩も歩けないと思ったら、前方に「ソーキそば」の幟が出ているのが見えた。正直、そばよりもアイスコーヒーが飲みたかった。いや、別にコーヒーでなくても、何か冷たい飲み物であれば何でもよかった。商売をやっているとは思えない、普通の民家のような店だったが、「アイスコーヒーはありますか」と一応聞いてみる。

 だが、店の人が言うには、「冷たい飲み物はないけど、水ならあるよ」とのこと。仕方がないので、「それじゃあ、お水を貰えますか」と言うと持って来てくれた。一口飲んでみると、その水の冷たくて美味しいことに仰天した。水でもいいかと馬鹿にしていたが、一転、水が何よりも美味しいことにショックを受けた。私たちは、店の人が呆れるほどにウワバミのごとく水を飲みに飲んだ。冷たくて美味しい水を堪能したが、いくら何でもこのまま帰るわけにもいかない。なので、メニューをのぞき込み、またもや仕方なく、それぞれ好みの物を注文した。ソーキそば、焼きそば、親子丼などを頼んだが、私はソーキそばで、お店の人が持って来てくれたものを見た瞬間、なんだか嫌な予感がした。なぜなら、どんぶりにはこれでもかと言うほどぎらぎらした脂が浮いていたからだ。どうしようか、口の中が油まみれになるのは間違いないが、まさかこのまま食べない訳にもいかない。

 清水の舞台から飛び下りるようなつもりで、大げさかもしれないが、それくらいの覚悟で、ソーキそばを食べ始めた。だが、意外にも、全然脂っこくない。これはまたどうしたことか、油を微塵も感じさせないくらいさっぱりしていて、美味だった。一度味を占めると、もう箸は止まることを知らなかった。ソーキそばの麺もモチモチして食感が最高だった。

 久しぶりに、あの店のソーキそばが食べたいなあと思ったら、夏休みを西表島で過ごすのも悪くない。何も、私が食いしん坊だからというわけでもなく、今はどうなっているか知るべくもないが、当時の西表島は自然の宝庫だったからだ。私たちが泊まったペンションには、世間で言うプライベートビーチなどなかった。着いてすぐに海に行こうとして、「海はどこですか」と尋ねると、ペンションの建物の裏を指さして、「あそこですよ。どこでも自由に使っていいですよ」と言ってくれる。だが、その人が言う「自由に使っていい」の意味が今一つわからなかった。急いで行ってみると、そこに展開している光景を見て愕然とした。目の前にあったのは、ビーチなどではなく、これでもかというくらいゴミが散乱した砂浜で、とてもここで遊ぶ気にはならなかった。

 私たちがまずしなければならないことは掃除だった。皆で協力して島に流れ着いた大量のお菓子の袋や遠い異国の文字のラベルがついた酒瓶を片付けた。ふと見ると、ガラスの破片もたまに落ちているので、念のため裸足厳禁と決めた。30分ほどして、掃除が終わり、やっと私たちは本来の目的を果たすことができた。私などはいい年をして、貝殻集めにほぼ一日中熱中した。夜は夜で、自然のプラネタリウムに魅了され、夜空がそれこそ手を伸ばしたら届きそうな位置にあることに感激せざるを得なかった。

mikonacolon

 

 




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