
支払い方法にまで制限があって困惑
7月に実家で法事があるので、早めに荷物を送ってしまおうと考えた。自分の衣類や、礼服、靴などを詰めた段ボールと、猫や犬用のペットフードや猫じゃらしなどのおもちゃを詰めたものの合計2個を近くのコンビニに持って行った。たまたま午前中の早い時間だったせいか、店員は外国人だった。その外国人の女性はおそらくインド系の人だったが、もちろん流暢な日本語を話した。制服のネームプレートを見ると、「佐々木」さんだった。日本人と結婚して日本に住んでいるのだろうか、と思ったら、横から若い男性、というより男の子と言った方がいい店員が現れた。ネームプレートには「ランディ」とあった。この人もおそらくインド系だろう。
2人して、私が持ってきた荷物に対応してくれていた。女性の方は「まずサイズを測りますね」と言いながら、メジャーを手に取った。最初の一個は測ったが、もう一つのサイズは測らなかった。それで、内心、どう見ても少し段ボールのサイズが大きいのだけれど、いいのかなあと思った。結局、もう一つは測らずじまいで、2つとも同じ値段の1450円ということになった。さて、お届け日についてだが、翌日になるというので、午前中でも大丈夫かと尋ねたら、それでOKだと言う。早速機械での支払いで、「午前中」と表示されるのを確かめてからお金を払った。お客様控えの伝票を受け取ったときは気が付かなったが、家に帰ってから見てみると、あれ、お届け日の記入がされていないし、時間の指定もされていなかった。大丈夫かなあと、不安になり、コンビニに確かめに行こうとしたが、止めておいた。明日着くことは間違いないだろうし、機械の画面にはちゃんと「午前中」と表示されていたからだ。翌日、実家からの電話で、午前中に荷物が届いたことを知った。今は、何でもデータで処理する時代なのだと気付かされた。
自分の荷物を送った後にやることは、次は贈り物を送ることだ。いつもパソコンを立ち上げる度に、いやでも目に入るのは美味しそうなお菓子のセットだった。普段の生活では買おうだなんて考えは起こらないが、たまの帰省には、すこし変わったと言うか、高級品と言うか、そういったものでも買ってみようかという気に私でもなる。何だかとても良さそうに思われたお菓子のセットがあった。それは名前を聞いたこともなかったが、「グラマシーニューヨーク」で、クッキーとチーズステック、それにゼリーのセットだった。送料無料で値段は3980円だったので、大いに買う気になった。それに、今どきは送料無料のサービスはとても魅力的だった。
早速、商品の画面をクリックすると、すぐに高島屋のサイトに飛んだ。どうやらこの商品は高島屋でしか買えないらしい。すぐに注文したいと思っても、お決まりの会員登録が待っていた。面倒だが、仕方がない、少し手間がかかるが、それくらいは我慢するつもりだった。会員登録に必要なのはIDとパスワードで、IDはメールアドレスでいいが、パスワードは英数字を含めた8文字以上でなければならない。どうしても、既存のものになってしまうのは否めない。登録しようとすると、本人確認のためのコードをメールで受け取り、そこに表示されているサイトで会員登録をするように促される。それでも、何とか会員登録を完了し、これでやっと買えると喜んだが、それも一瞬のことで、今度は支払い方法の壁が待っていた。
要するに、私が、いつものクレジットカードで支払いたいと思っても、受け付けてもらえないのである。高島屋専用のクレジットカードというものが存在しているらしく、他にはペイジーとか、電子マネーなど私が聞いたこともない名前の支払い方法もあった。どうやら、私に許されている支払い方法はコンビニしかないようだった。その事に気づいた瞬間、夢から覚めたかのように、お菓子セットへの興味を失った。もういいやと面倒臭くなってしまった。
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