
意外な診断結果に唖然
先日タクシーで病院に行ったことは既述したが、今日はそこでの信じられない顛末を書きたい。ちょうど1年前に胃カメラの検査をした時はそこの病院は大勢の患者で混みあっていた。それなのに、先日行ったら、なんだか様子がおかしい。診察は9時からで私は20分前にぐらいに着いたのに、あれ?待っている人が嘘のように少ない。もしかして、今日は休診になったのかと訝しく思うほどだった。近くに座っている人に「もしかして、今日は病院は休みになったのですか」と聞いてしまうところだった。当の受付も見たことがないシャッターで閉まっていて、こんなはずではと、なんだか落ち着かなかった。
すると、9時になった途端、受付のシャッターが開いたので、休みではないことが分かってホッとした。この病院には内科でしかかかったことはなかったが、整形外科もああることを病院のサイトで初めて知った。整形外科の受付は反対側だと言われ、歩いて行くと待合室に何人かの人が待っていた。でも、いくら何でも少なすぎるのではと内心思った。受付で症状を聞かれたが、普通の病院のように、問診票もなにも無しなのが気にかかった。初診なのにもかかわらず、早めに呼ばれたので少し驚いた。診察室に入ると、白髪の医師がいて、「足を見せてください」と言われた。左足が痛いと訴えると、私の足を持って曲げたり伸ばしたりして、「これ、痛いですか」と尋ねる。不思議なことにその時は私の左足はちっとも痛くはなかった。先生は一切手加減無しで、左足に力を入れてくる。正直言って、足の中にピリッとした痛みを感じたものの、「痛い!」と声に出すほどでもない。それで、先生は、「なんだ、どこも悪くないじゃない、ちゃんと足に力も入るんでしょう?」と予想だにしない事を言うので、「それでも歩くとすごく痛むのです」と反論するしかなかった。
先生は「これじゃあ、レントゲンを撮っても意味がないし、ましてや痛み止めなんか要らないね」と判断し、「ちょっと、靴下を脱いで足を見せて」と言う。足の裏を見ながら、「しいて言えば、あなたの足は扁平足気味だね。足形を作ってくれるところがあるから、補助器具をつければ痛みは軽減するはずだよ」などと、俄かには信じられないことを言われ、私は大いに戸惑った。そう言われてしまえば、返す言葉もなく診察室を出るしかない。大いに落胆したことは言うまでもないが、「私の足はどこも悪くないんだ」と変な自信を持ったことも確かだ。
会計を済ませると、折角ここまで来たのだからと、調子に乗ってスーパーで買い物をした。今から思えば、医者に何と言われようと、足が痛いのには変わりないのだから、タクシーに乗ってさっさと帰るべきだった。なのに、私ときたら、さらに15分も歩き、別のスーパーにも寄った。帰りは地下鉄で帰ったものの、その頃には当然足には相当なダメージが来ていた。私は歩けると有頂天になって帰宅して、疲れを覚えたのか少し横になって寝てしまった。
しばらくして目覚めて起き上がり、歩こうとすると、左足に力が入らず、まともに歩けない。おや、どうしたのだろう、こんなことは今まで一度もなかった。左足のどこかに体重をかけようと試みたが、鋭い痛みに襲われてできない。右足は何ともないのに、左足が痛いだけなのに歩けないとは一体どういうことなのか。実を言うと、左足に関しては帰省の新幹線の車内でも往生していた。座席に座っている状態、つまり左足を曲げている状態だと、足が痛くなった。それで、こらえきれず、足を延ばすと痛みが収まった。なぜ、どうして、私の左足はそうなるのか、全く不可解で仕方がなかった。
こうなると、普段から「整形外科なんて、行っても何にもしてくれない」と愚痴っている私でも重い腰を上げない訳にはいかない。早朝から皆が列を作って予約を取っている病院にカメのような歩みの足で行ってみた。
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