
ペットボトルの水って、効果あるんですか
早朝に散歩に行くと、たまに犬の散歩をしている人に出会う。以前ペットボトルの水で排泄のあとを流している人を見かけたことがあるが、果たして、あれはどれほどの効果があるのだろうか。いや、別に特に気になると言うことでもなく、どうでもいいことで、普段は忘れてしまっていた。犬が排泄しているのを見さえしなければ、気になることでもない。先日、新聞の投稿で「犬の散歩に一歩進んだマナーを」というタイトルの記事を見つけた。その中で、私は全然知らなかったのだが、環境省の「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」では排尿の跡の水洗いが必要と指摘されているとのこと。そして、多くの自治体が水の持参を散歩マナーとして推奨して、飼い主に広がっているそうだ。しかし、投稿者の男性は、「家の門柱、塀、道路標識など配慮が必要な場所で排尿させても、わずかな水を持参して、形だけ洗う飼い主も多いようです」と現状を憂えている。
これには私も同意見で、ペットボトルの水をかける振りをして良しとしているだけのことだ。では、どうすればいいかについては、「尿はペットシートで吸い取り消臭剤をかける」方が、ペットボトルの水をかけるよりも匂いが残りにくいと思うと書いている。この男性はかつて犬を飼っていた時に、散歩では始末しやすい新聞紙にトイレをさせていたという。そう言えば、私も以前、散歩の途中でそんな光景を目撃したことがある。私のすぐ前を歩いていた犬を連れた人が、犬がうんちの体制を取った瞬間、すかさず、新聞紙を下に敷いたのだ。だが、犬というのは何の考えもなしに、突然道の真ん中で用を足そうとするときがあるから、油断できない。ある時などは、横断歩道をもう少しで渡り切ろうとするときに、突然、犬がしゃがみこんで動かなくなった。その様子を近くで見ていた私は、いったいどうしたのだろうと訝しく思った。
すると、どうだろう、すぐに黄色い水が道路に流れた。つまり、犬はおしっこを我慢しきれなかったのだと分かった。幸い、広い道路であっても、早朝は交通量が少なかったからよかったものの、車が来たら危なかった。田んぼや畑のある田舎ならいざ知らず、都会においては犬の排泄は匂いの元になるので、十分に配慮する必要がある。どうせ雨が流してくれるからなどと、簡単には考えてはいられない。
それでも、最近は以前よりはましで、道を歩いていて、犬の糞を踏むことは滅多にない。犬の糞と言えば、初めての海外旅行で行ったイタリアはひどかった。観光客で賑わうアーケード街を歩いていたら、足にぐにゃっとした感触を感じた。何だろうと見てみると、犬の糞で、まだ柔らかく、靴が糞まみれになった。あたりを見渡すと、あちらこちらに糞が落ちていた。どうやら下を見て歩いた方が無難だと気付いた。犬の糞をよけながら歩いた記憶がある。
昔住んでいた家の前に、ある時、犬の糞の落し物が毎朝届くようになった。その落し物は家の玄関の真ん前に置かれていたので、邪魔で気持ちが悪いので、嫌々ながらも片付けざるを得なかった。片付けても片付けても、凝りもせず落し物は届く。余程産みの主のお犬様は我が家の玄関前の場所が気に入ったと見える。業を煮やした私は、今日こそ、落とし主を突き止めようと待ち伏せすることを決意した。すると、それからは嘘のように落し物は消えてしまった。あれはいったい何だったのだろうと、今でも不思議に思う。謎でしかない。おそらく、飼い主が散歩のコースを変えたのだろうが、また別の場所で同じことをしているのかと思うと憂鬱になる。やはり、犯人の正体を突き止めたかったが、面と向かっては何も言えない性格の私には無理なことだ。できる事なら、穏便に済ませたい。だから、その場合の手段はただ一つ、何処の家でもやっている注意喚起の貼り紙ぐらいで済ませるしかない。
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