
突然のカニ鍋に家人が困惑
プール友だちのマサコさんから、「私、本当に困ってるの、お願いだから貰って」と頼まれて、カニを貰ったことは以前のブログで書いた。はて、カニを貰って嬉しかったかというと、そうでもなくただただ困惑した。私にとってカニはそれほど食べたいものではなかったが、お盆や年末年始に帰省すると皆カニを食べたがる。その気持ちがさっぱりわからなかった。なぜなら、あれは、こういっては失礼だが、スーパーで売っているカニカマとたいして変わりないではないか。本物のカニの刺身をカニ専門店で食べたことはあるが、特に美味しいとは思えなかった。カニの味がわからない私がいけないのかもしれないが、いずれにしろ、この先カニと無縁でも全然構わなかった。
それで、パックに入った40個以上のカニの足を自分では食べる気はせず、家人の酒のつまみにしようとした。さて、家でカニを食べたことがないので、どうしたらいいか途方に暮れた。プール友だちのセツコさんが「鍋にして食べるわ」と言っていたのを思い出し、それならと真似をすることにした。その日の夕飯はマーボ豆腐とホッケを焼いて食べるつもりだったが、急遽変更してカニ鍋にすることにした。プールの帰りにスーパーに寄り、鍋の食材をあれこれ買った。家にはキャベツと玉ねぎぐらいしかないので、今旬の白菜、ネギ、しゃぶしゃぶ用の豚肉と鍋用のだしの鍋キューブの白湯と鶏ガラ味を買った。考えてみると、カニを貰ったおかげで、いつもより散財した結果になった。白菜は20%引きで、88円、ネギは158円、豚肉も20%引きで400円、それと鍋キューブは258円とざっと計算すると、900円も多く費用が掛かった。
だが、カニなど食べるかどうか、謎に包まれていた家人が、結構喜んでカニ鍋を食べたことは私にとってはまさに発見だった。「カニなんて、あんな味がなくて、パサパサで、それなら、カニかまぼこの方がよっぽどマシだよ」だなんて言うのを聞いたことがあった。恐る恐る、「今日カニを貰ったから、お願いだから食べてね」と懇願したが、気に入らないのならしょうがないと別の物を作ろうと思っていた。結果的には私の心配は杞憂に終わったが、本人に言わせると、「俺はカニが嫌いなのではなく、高いから食べないだけなんだよ」とのことで、それでも20個以上のカニの足を食べた。処理してあるカニの足には関節が少し付いているものだから、カニのエキスが半端ないほど鍋のスープに溶けこんでいた。家人は、カニそのものよりも、特にスープが美味しかったらしく最後の一滴まで飲み干していた。その姿を見て、私はホッと胸をなでおろした。
プール友だちのマサコさんにとっては、それこそ眠れないくらいのパニックに襲われた大事件だったが、なにも知らない私たちは、突然のカニに困惑しただけで済んだ。我が家にとっては、カニのおかげで、いつものワンパターンから、一日だけでも脱することができた記念すべき日になった。そうだ、まだマサコさんから貰ったカニがあと10個以上残っている。あれを今年中に食べてしまおう。
話は変わるが、ブラックフライデーという言葉をご存じだろうか。パソコンでヤフーの画面を開く度にそのフレーズが目に飛び込んでくる。それが何なのかは全く知らなくて、自分には関係のないことだと思っていたら、災難が自分の身に降りかかってきた。ネット注文の商品が配達予定日に届かなかったのだ。このことは以前のブログでも書いたが、実はマサコさんの息子さんは佐川急便の社員さんだった。もちろん、息子さんたち配達員の人たちはブラックフライデーなんて”寝耳に水”で大変迷惑しているそうだ。荷物の量が突然増えて、やっとのことで配達しに行ったら、「遅いじゃないか、何やってるんだ!」と怒鳴られる始末。「千円のものが100円安くなるくらいで、どうして注文が殺到するんだ!」と憤懣やるかたないらしい。
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