
会社で2人目の感染者がでて、パニックに
知人の桐原さんの夫がコロナに感染したことは以前のブログで既述した。あれからすでに2週間以上が経とうとしていて、夫は順調に回復している様子。だが、最初の症状が痰が詰まり、咳が出ると言うものだったので、未だに痰や咳が完全には止まっていないのが現状だ。考えてみると、ただの風邪でも、一旦咳が出始めると、医者で貰った薬を飲んでいても、咳を止めるには時間がかかることは誰もが知っている事実だ。心配になって、再度病院を受診し、医者に胸の音を聞いてもらい、「大丈夫です」とお墨付きを貰ってひと安心した。
だが、桐原さんの夫にとって、予期せぬ出来事が起こった。それは勤めている会社で二人目のコロナ患者が出てしまったことだ。その人は夫がコロナに罹る前から、会社で咳をしていたようだが、体調については何も言わなかった。普通ならよくあることで、誰もが、少し咳が続いたぐらいでは医者に行こうとは思わない。だが、桐原さんの夫がコロナに罹って会社を休んでいた時は、症状がだいぶ進んでいたようで、周囲にも「寒気がする」と漏らしていた。それでも、彼は我慢していたのだろうか、驚くべきことに医者に行こうとはしなかったらしい。それは、桐原さんが夫に「コロナの新薬は薬局で3万円も取られるらしい」と話したことが一つの原因と言えなくもない。夫が会社でその話をした時、皆口々に「そんなに高いなら、絶対医者には行かない」と拒絶反応を示した。
だが、それは売り言葉に買い言葉で、刹那に反応しただけのこと、実際は苦しくてどうしようもないのだから、背に腹は代えられない。お金がいくらかかっても、どうにかしたいと思うのが人間である。それが、まさかまさか本当に実行してしまうとは!桐原さんには青天の霹靂だった。桐原さんの場合は、夫が熱があるから、病院に行きたいと訴えたときから、もう諦めていた。できる事なら、コロナであっては欲しくないが、コロナであっても構わない、仕方がないと、全てを受け入れることにした。お金も普通なら1万円ぐらいあれば足りるのだろうが、コロナの新薬が3万円と聞いていので、5万円を夫に手渡した。
会社で二人目のコロナ患者になった男性は、桐原さんの夫が休みの土曜日に具合が悪くなったと言う。その時すでに夫がコロナに罹ってから2週間余り経過していて、夫が感染させたのではないことは明かだ。それなのに、社内では、「桐原さんだ!」とあらぬ疑いをかけられて、迷惑千万だと憤っていた。このようなパニックの時は、とんでもないことを言う輩がいるもので、やたら犯人捜しをしたがるのだ。二人目のコロナ感染者が出たことで、社内は仕事どころではなくなった。小さな会社なので、早速社長がコロナの検査キットを買ってきて、社員全員の抗原検査を実施した。幸いなことに、感染者は誰もいなかったので、コロナ騒動はひとまず終了した。
そうなると、心配なのは、病院に行くのを最後の最後まで我慢して?コロナに罹った社員の人のことだ。聞くところによると、すでに肺炎を引き起こしていたせいで、即病院に入院したと言う。「もっと早く受診していたら・・・」と考えても、後悔先に立たずで本当に悔やまれる。予定では1週間の入院が必要で、仕事への復帰はそれ以降ということになる。最近のコロナは最初の症状が高熱ではなく、ただの風邪?と錯覚させてしまうところがかえって恐ろしい。軽い咳やのどの痛みぐらいで、医者に行こうと思う人はそうはいないからだ。桐原さんの夫にしたって、普段は市販薬のパブロンの微粒を飲んで、軽い症状なら何とかやり過ごしている。それなのに、一体何が医者に行こうと思わせたのかというと、熱が8度5分もあったからで、決め手は滅多にでない高熱だった。
今回のコロナ騒動の教訓は、コロナを”タダの風邪”と侮ってはいけないと言うことだ。もしも咳やのどの痛みが数日間続くのなら、たとえ元気であっても病院を受診すべきなのである。
mikonacolon