
この程度なら、朝食込みの方がまだまし
10月10日木曜日 午前8時25分
今、ホテルの朝食を食べて部屋に帰って来て、これを書いています。25ユーロ(日本円にすると約4千円)の朝食はたいして食べるものはありませんでした。コーヒーマシンのコーヒーはカフェラテと言えども苦くて美味しくありません。仕方がないので、オレンジジュースを2杯も飲んでしまいました。ただ、一番最初に泊まったヴァンドルに比べると、有料ということで、スモークサーモンやニシンのフィレがありました。ただ、その味付けしたフィレがあまりにも小骨が多くて、もっとたくさん食べたいのにできませんでした。あとは、ブロッコリーとにんじんとカリフラワーの温かい惣菜があって、それは結構美味でした。
ビュッフェの品揃えから見る限り宿泊客にはあまり人気がないようです。ただ、外食すれば、一品20ユーロ以上はするので、とても複雑な気持ちになります。ここの朝食ルームの従業員はとても暇そうです。客が少ないので、いちいち私が食べているところにやって来て、「美味しいですか?」などと、拙い日本語で聞いてきます。何も言わないのも悪いので、心にもないのに「美味しいです」などと言って話を合わせます。からかわれているようで、不快です。もうひとりの従業員は手持無沙汰なのか、ちょっと離れた場所から、私のことをちらちら見ています。何だか見張られているようで、気分が悪いです。苦いだけで美味しくないカフェラテ、たいして食べる物のない25ユーロの朝食、じろじろ見てくる従業員と三拍子揃っています。二度とここの朝食ルームに来たくないのは当然のことです。
そもそもこのホテルを選んだのは、宿泊サイトの口コミで高評価を得ていたからです。でも、実際に泊まってみると、一体全体どうなっているのかと首を傾げるばかりです。値段から言って、高級ホテルですが、利用する方からしたら不便なことだらけです。特筆すべきは、部屋が無駄に広くて、仰天しました。おそらく、テーブルとソファのセットを片付けたと想像できるくらいにぽっかりと空間が開いています。それでも、風邪をひいて体調の悪い私にとっては、そのことがかえって私を豊かな気分にしてくれました。
部屋には必要なものはすべて揃っていると言いたいのですが、なぜか電動ポットがありません。冷蔵庫はあるのですが、湯沸かしポットが無いのは不便です。それから、不便と言えば、ここの部屋の鍵はオートロックではなくて、普通の鍵です。なので、部屋に入ってからも、いちいち鍵を掛けなければなりません。この鍵にはホテルのマークが付いている重い飾りが付いています。それと、普通、ホテルでは、外出する時にフロントで預かってくれるものだとばかり思っていたら、そうではなくて自分で管理するのだと知って仰天しました。こんな重いものを四六時中持っていなければならないなんて!
そのことを知ったのは、カギの裏に何か書いてあると気付いたからです。そこにはこう書いてありました。€450 will be charged if the key is lost. これって、要するに、カギを失くしたら、450ユーロ支払わなければならないということです。ということはつまり、カギは自分で管理するということなのです。因みに450ユーロというと、だいたい60ユーロが1万円なので、まさかまさかの7万円以上取られるということです。このことを知ったら、沸々と緊張感が湧くのを抑えられません。落とした時にすぐ気づくようにビニールのポーチに入れて、持ち歩くことにしました。こんな重いカギは普通ならホテル側が管理して当然のことですが、その責任をお客に丸投げしているとしか思えません。普通のホテルは今はどこもカードキーなので、持ち運ぶのに支障はありません。まさに高級ホテルの罠に嵌ったような気分になりました。今回の教訓は口コミはあまり信用できないということで、ネガティブな意見にも耳を傾けるべきだということです。むしろ、そちらの方が真実を捉えていることが多いのです。
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