以下の内容はhttps://mikonacolon.hatenablog.com/entry/cat-name-gurekoより取得しました。


保護猫の名前はグレコ

今週のお題「名前をつける」

名前の由来になるほどと膝を打つ

 年末年始に実家に帰省したら、家に野良猫の子供が居て、お正月がいつもより賑やかになった。その子猫は、正確には子猫のイメージよりもだいぶ身体が大きくて、思わずネズミと叫びたくなるようなネコだった。なぜなら、その子の毛色がまさに鼠色で、控えめに言っても、マウスというよりは、ラットの方が似合っていた。まだ家に来て2週間余りで好奇心いっぱいで、家の中をあちらこちらと動き回る。私たち人間もその子がいるのはわかってはいても、不意にその子が現れると、思わずギョッとしてしまった。まさにその子はネズミの上に○○という形容詞を付けたくなるような色をしていた。ミチコさんはその子を保護猫センターに連れて行き、譲渡会に参加した。だが、何ごともすぐというわけにはいかず、「もっと人に慣れさせてから、連れてきてください」と言われて帰って来た。

 家に先住猫2匹と犬1匹がすでにいるので、これ以上ネコを増やす選択肢はなかった。いずれ家を出ていくネコとは言え、名前がないと不便だと言うので、ミチコさんが即席でつけた名前がグレコだった。毛色がグレイで、雌なので、グレコなのだそうだ。それで私もなるほどねえと膝を打った。グレコは家にご飯を貰いに来る野良猫の子供で、父親も母親も実家の周りをウロウロしている。実家の前にある家の住人も猫好きなので、そこでもご飯を貰っているらしい。だが、グレコの母親がしょっちゅう子供を産むものだから、それが共通の悩みの種だった。このまま野放しにしたら、ネコが増えるだけとわかってはいても、肝心の母親が捕まらないことには何ともならない。是が非でも捕まえて避妊手術をさせないことには、もはや安心できなくなるところまで追い込まれた。

 それで、ミチコさんは保護猫センターに行って、ネズミ捕りならぬ、ネコ捕りを借りてきた。ネズミ捕りは小さな檻だが、ネコ捕りはさすがに大掛かりで、いわば縦型のゲージのようなものだ。最初はこんなもので、ネコが捕まるのかと思ったが、何とか餌に食いついてくれて、母猫の捕獲に成功した。いつもお世話になっている隣県にある動物病院に連れて行くと、「もう余計なことはしない方が良いよ」と諭された。そこの先生は良心的で、避妊手術の料金も他の病院より安くしてくれる。普通はネコの避妊手術の値段は3万円くらいだが、そこでは1万円ほどでできた。私は知らなかったが、保護猫の避妊手術には市の助成金が出るので、実際に負担するお金は少なくて済む。それでもそこの先生のところの方がずっと安いので、皆そこの先生のところに行くそうだ。

 母猫に念願の避妊手術をさせたミチコさんが次に考えたのは、ついでに子猫にも避妊手術をさせてしまおうということ。そうでもしないと、また次々と子供が生まれてしまうからだ。もうこれ以上、ノラ猫と言えども家の周りに猫が増え続けるのは耐えられなかった。家の玄関の前に来られて、戸が開くまでじっと待っていられると、ついついご飯をあげてしまう。関係ないのだから、無視すればいいのに、それができないネコ好きの体質だから、誘惑に抗えない。でももう大丈夫、避妊手術をしたのだからもはや子猫は生まれない。これでやっと枕を高くして寝られるようになった。

 さて、グレコのその後だが、幸運なことにすぐに貰い手が現れた。グレコの毛色が汚いのにも関わらず、ミチコさんの「この子はロシアンブルーなんですよ」との触れ込みが功を奏したのか、「可愛い!」と一目ぼれされて、養子に行くことになった。嫁ぎ先では、今のうちはネコを被っているらしく、「この子は本当にいい子」と可愛がられているようだ。グレコがミチコさんと暮したのはわずか1カ月半だが、ミチコさんはホッとひと安心すると同時に寂しさも隠せないようだ。

mikonacolon

 

 

 



 




以上の内容はhttps://mikonacolon.hatenablog.com/entry/cat-name-gurekoより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14