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バスの乗り場がわからない

番号に気を取られ、段差で転倒する

10月14日月曜日 11時30分 

 先ほどオフェンシム行きのバス(11時15分発)に乗ろうとしたら、運転手に断られた。どうやら時間が決まっているらしい。私のチケットの時間は13時になっているからだ。昨日(10月13日)に下見に来たら、転んで、そのあと足首を痛めた。よく見ると、足のくるぶしのところが膨らんで腫れている。これはまさか捻挫?かと思ったが、何とか歩けるから、私は運がいい。それに、頭上に書いてある番号に気を取られ、段差に気づかず転んだ時も、上手に?転んだので、すぐに起き上がれた。我ながら感心する。

 

  実を言うと、この時私はもうすでに脚に問題を抱えていたのに、なぜ、一体どうしてこんな最悪の事態になったのかというと、バス乗り場の性に他ならない。アウシュビッツに行こうとバスのチケットを窓口で買った時、乗り場はたしか「G10」と聞かされた。下見に来たついでに翌日のチケットを買っておこうと思った。ここのバスターミナルは初心者には少々複雑な作りになっていて、階段を上ったところにもバス乗り場があった。「G10」だとばかり思いこんでいる私は、ひたすら「G」の表示を探すがなかなか見つからなかった。あるのは、「B」や「D」で、どれも違った。ここのバス乗り場は表示が一番上、つまり頭をあげた先にあるので、ついつい足元の段差に気づかなかった。それで、足元を取られ、段差の下に私の身体は崩れ落ちた。もしも運が悪かったら、私はもっとひどいけがを負って、すぐには立ち上がれなかったかもしれない。そう思うと一瞬ヒヤッとする。

 でも、大丈夫、膝をついた私はすかさず手をついて、顔から落ちるのは免れた。幸い痛みもなく、手に怪我もしていない。誰も見ていないようで、何ごともなかったかのように、また「G10」を捜し始めた。上の階にも再度行ったが見つからないので、たまたまいた駅員らしい制服を着た人たちに尋ねてみた。チケットを見せると、オフェンシム行きのバスの乗り場は「D10」だと言いながら、少し先にある乗り場を指差した。その時初めて気が付いた、なるほど、私の聞き間違えだった、つまり、「G」ではなくて、「D」なのだった。

 日記に書いた「バスに乗るのを断られた」という部分を説明すると、チケットを買う時係員の女性がはっきり何時のバスかを教えてくれなかったからだ。私はもちろん、バスの発車時刻を知るわけもなかったが、あちらは、「何時のバスがいい?」と聞くので適当に1時と答えた。そしたら、本当に13時ちょうどのチケットをくれたので、内心驚かされた。要するに、私は何時のバスに乗ったらいいかわからない乗客なのだった。それで、あと2時間もあるにもかかわらず、乗り場で待っていたら、そこへバスが来たので飛びついて乗ろうとしたのだ。そりゃ、そうだ、運転手さんが拒絶するのも無理はない。クラクフからアウシュビッツまでは1時間半もかかるのだから、立ったまま行くことなど考えられない。当然のことながら、座席がある分しかチケットは売らないだろう。

 今にして思えば、そんな事情など何も知らない私はとんでもない暴挙に出たとしか思えない。少し考えれば、それくらいわかることだが、あの時の私はどうかしていた。それにしても、バスターミナルというのはその土地に不案内なよそ者にとっては実に厄介だ。ありとあらゆる行き先の中のひとつを見つけるのは至難の業だ。それに、特にオフェンシム行きのバスが目立つというわけでもないので、なおさらなのだ。それでも、私は是が非でもアウシュビッツとビルケナウのあるオフェンシムに行かなきゃという思いに憑りつかれていたようで、一生懸命だった。なぜなら、ポーランドクラクフに来た第一の目的はアウシュビッツ収容所を自分の目で見ることだったからだ。

mikonacolon




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