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ブックカバー、何派?

私はお手製のカバーを掛けるのが好き

 先週の土曜日の朝日新聞の『大人になった女子たちへ』は漫画家の伊藤理佐さんの担当だった。イラストレーターの益田ミリさんと隔週でエッセイを連載しているのだが、私は正直言って伊藤さんの回が苦手だった。なぜかと言うと、伊藤さんの文章の内容が個性的すぎて、どうでもいいこと過ぎて、意味不明のことが多すぎて、もう読まないでおこうとさえ思っていたからだ。しかし、どうでもいいと思っていた伊藤さんの文章だが、そのタイトルを見た瞬間、私は閃いた、これはブログのネタに最適だと。「ブックカバー 何派!」だったから、これはどうしたって見逃せなかった。伊藤さんとブックカバーとの関連が俄かには思い浮かばなかったが、ネタを見つけた喜びに私は舞い上がった。

 伊藤さんによると、「この世はブックカバーを外す派、外さない派、ひっくり返してつける派の二つ」あるそうだ。かくいう私は今はブックカバーを外さない派で、しかもその上からお手製の紙のブックカバーを掛けている。なぜそうするのかというと、本が汚れるのを防ぐためでもあるが、一番の目的は他人に自分が読んでいる本を分かられるのが嫌だからだ。自分が何を読んでいるのか謎のままにしておきたいという私なりの秘かな抵抗なのだが、それなのに、他人の読んでいる本を知りたくて堪らない。完全に自分勝手で、あまのじゃくだが、本当にそうなのだからどうしようもない。今は電車の中で本を読んでいる人など滅多にいないが、昔は他人が何を読んでいるのか気になって仕方がなかった。それで、なんとかして、本の背表紙のタイトルを読もうとして躍起になった。本の題名がわかると、天にも昇る気分になったものだ。当時はまだブックカバーを付けないで本を読む人が多かったからできた遊びだった。

 考えてみると、私は昔はブックカバーには無頓着で、書店で店員さんに掛けて貰う無料ので十分だった。それが次第に味気なくなって、お菓子の包み紙とか、デパートで貰った手提げ袋とか、お菓子を買った時に入れて貰う可愛い手提げとかを利用して、お手製のブックカバーを手作りするようになった。デパ地下でモナカを買った時の手提げはカッコいい龍神のイラストが付いていた。これをいつも見ていたい、それならブックカバーにしようと思い立った。

 最近は包み紙も滅多に手に入らなくなって、寂しい限りだが、今の私のブームは新聞のチラシだ。見るからに美味しそうなスイーツの写真が載っているデパートのチラシをブックカバーにすれば、いつでも美味しい物を目で楽しめる。2月のバレンタイン特集では、こんなにもあるのかと溜息が出るほどの多くのチョコレート専門店の彩り豊かな商品に心を奪われる。 全部買って食べられわけではないし、また買おうなどとは思えないほど高価なチョコだが、写真を眺めるだけでも、毎日が潤う気がする。本を手にする度に、無料で?幸せな気分に浸れるのだから、これをお徳と言わずしてなんと言えばいいのか。例えば、シャトレーゼの「摘みたて苺スイーツ」と題したチラシには見るからに美味しそうなショートケーキの写真が載っている。その写真を眺めているだけで、私などはもう満足してしまう。間違っても、どうしようもなく食べたくなって店に駆け込んでしまうことはまずない。なぜなら、昔より一段と小さくなったショートケーキが500円もするからで、幻滅して、食欲がなくなるからだ。どうやら、ショートケーキは贅沢品に成り下がったようで、それなら無理して食べなくてもいいや、となった。

 何とも夢のない話で寂しいが、昔が懐かしくて堪らない私も、今ではそんなにスイーツに執着しなくなっている。スイーツ=幸せという方程式はもう成り立たなくなっている。なので、チラシに載っているスイーツで十分で、それらを毎日眺められるブックカバーは私のお気に入りだ。

mikonacolon

 




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