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悪夢を見た日

私の足は3か月前と何も変わっていない

 とうとう、MRIを撮る日がやって来た。1月下旬に最初のMRIを取ってから早いもので3か月が過ぎていた。季節は冬から春へと移ったが、私の足は全く進歩がないと言うのが本音だった。未だにまともに歩けないし、左足を引きずっている。それなのに、全然良くなっていないのが明らかなのに、一応はMRIを撮って、今の状態を確かめたいということか。憂鬱以外の何ものでもなく、自分の不都合な現実から目をそらしたくなる。先生からそう思っていることを悟られたくない。別に何でもないですよ、というような、聞き分けのいい人を装うしかない。

 私が今通っている整形外科にはMRIの設備がないので、別の病院に撮りに行かなければならない。そんな面倒な事、と最初は思ったが、その病院が目と鼻の先にあるバス停から行けると知ってホッとした。しかもバスに乗ったら3つ目のバス停で降りればいいし、時間も7分しかかからない。それならいいか、と納得した。ただ、不自由な足でバスに乗るのは不安でいっぱいだったが、現実には何の問題もなかった。今回は2度目ということもあって、行けばいいのだからと簡単に考えていた。だが、その日の朝、起きたら、肝心の足の調子がすこぶる悪い。このところ、足が腫れているのはいつものことだが、立ちあがって歩いてみると、ズキズキする。左足をよく見ると、内側の静脈瘤がパンパンに腫れあがっていた。これでは痛いのは無理もない。この足で病院に行けるのか。こんな頼りない足で、病院に行って帰って来れるのかと恐ろしくなった。仕方ないので、どうにかこうにか足を引きずり、バス停に行く。

 病院の予約時間は午後2時だが、1時間前には着きたいと早めに家を出た。なにぶんこんな足なのだから、途中で何が起こってもおかしくない。病院には1時20分前に着いた。受付でMRIを撮りに来た旨を告げると、地下1階の放射線科に行くように言われる。地下に行くエレベーターに乗り、放射線科に行くと、「まだ時間が早いので、だいぶお待たせしますが、とりあえず」と、MRIの検査室の前で待つように指示される。こちらとしては1時間ぐらいは待つ気満々で、リュックサックから、持ってきた羽田啓介さんの『ファントム』を取り出す。本を読もうとページを開こうとした瞬間、名前を呼ばれた。顔を上げると、検査技師と思われる男性が立っていて、「少し時間が早いけど、大丈夫ですか」と私に尋ねた。「大丈夫」とは何のことだがわからないが頷くと、「では、これからMRIを撮りましょう」と言われたので、少し驚いた。

 だって、私の予約は2時でその時はまだ1時にもなっていないのだから。何ということなのだろう、こんな幸運が巡って来るなんて、とても信じられない。言われるままに着替えをし、検査着に着替える。検査時間は20分ほどで、ただ横になってじっとしているだけなのに、その間が怖ろしく長い。最初は目を開けていたが、だんだんと退屈してしまって、うとうとして自然と目をつむってしまう。ゴオッとかピイピイッという意味不明な雑音を何回か聞いているうちに検査は終わった。放射線科の待合室で待っていると、MRIの結果をが入ったCDを手渡された。そのCDは翌日整形外科に持って行くことになっている。結果次第で、私の左足の運命は決まってしまい、泣いても笑っても行くべき道は決まっている。

 別にMRIの結果については楽観も悲観もしてはいないが、やはりドキドキする。そんな事を考えながら、帰りのバス停で、何人かの人たちとバスを待っていた。運悪く、バスの座席は空いてはいなかったので、立ったままだったが、7分くらいはどうってことはなかった。だが、バス停を降りたとき、左足がカクンとなった。あれ?と思った瞬間、左足に痛みが走った。その事がきっかけになったのかどうかはわからないが、足の痛みは家に帰るまで続いた。自分が情けなくて、布団の中で泣いた。足を高くして寝てみたものの、未だに足の痛みは引いて行かない。

mikonacolon




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