
<2025/4/17(木) 18:00公演 S席1階0列一桁番台後半 @東京建物Brilliaホール>
再再演フランケンシュタイン見てきました!!
改めて見ると本当に狂気!!夜中に見る白昼夢みたいな演目!!
主役ペアはこばかずでした!!新ペアのこばしま(小林ビクター&島アンリ)を見てみたかったんですけど、スケジュール調整できたのがこの回しかありませんでした!!(それでも仕事はともかく家庭にだいぶ皺寄せをさせてしまって家族に申し訳ない気持ち)
けど結果的に1回しか見れないなら私はこばかずで正解だった気がしています!!
こばビクターの存在感が薄くて、そのおかげか周りのキャラがバランスよく存在して見えました。
・加藤和樹アンリ&怪物
加藤和樹の色々な役の中で、アンリが一番好きかもしれない。
続投してくれてありがとう。前回より更に役と一体化していてもはや本人に見える。
加藤和樹は跡部景吾レベルで加藤和樹はアンリデュプレ…もうあれ本人だよ。
加藤アンリの「君の夢の中で」、最高すぎて人生であと100回は生で聞きたいのにたぶんそのチャンスはないし、今回の観劇で最後かもしれない。悲しみ。良い歌を聞かせて良い演技を見せてくれてありがとう。
「眩しい君は太陽だ〜」の歌詞で、小林ビクターは真っ白な太陽に見えました!!!!
過去柿澤ビクターが真っ黒な太陽に見えたことあったけど!!真っ白!!!
若いし考えもあまりなさそうだし白い!!!白い太陽ビクターだよ!!!
怪物、一幕ラストの生まれたての怪物は明確に赤ちゃん!!よちよち赤ちゃん!!あれはうまく育てればラブラブハッピーファミリーになれたやつ!!ああなんて悲劇!!ルンゲ!!いらんことしい!!!
二幕登場第一声からアンリとは明確に発声変えてきて怖!!!
アンリと怪物は別人格に見えたなあ。
でも二幕序盤でビクターに日誌を投げて「友人の頭を使って〜」云々説明した時、「?????怪物、ビクター(創造主)に恋に落ちてるのか???」と何故か…感じ…。
傷の場面、精神世界説もある?怪物の内面世界の可能性あるのかなあ。
怪物の意識とアンリの意識の邂逅。
アンリの意識と記憶は怪物の中に子供の姿で生きて存在してて、怪物はそれを殺そうとしたけどあそこで見逃した…?
まだちょっと解釈しかねるけど、それも面白いなあ。
・小林亮太ビクター&ジャック
ビジュアル:良良良!!
歌:良!!
演技:悪くない!!もう一歩頑張って欲しいけど悪くないよ!!
総合:良!!!!!良いです!!!!
…と一幕終了時点では思っていたんですが、二幕は正直物足りなかった…!!
舞台の上で!!生きてない!!
台詞に感情と真実味がこもってなくて、特に二幕がもう無難に歌ってるだけになっちゃってたのが残念。空虚…!!台詞に、言葉に魂込める努力がんばってー!!と思うけど人生経験や苦労がまだまだ足りなそうな年齢だし仕方ないのかな…この演目は30代半ばくらいからの役者さんで見たいかも。もっと縛られ尽くしたボロ雑巾のようにズタボロになって心身を削っている姿をフランケンでは見たいのよ〜〜!!横で加藤お兄さんがナイスボロ雑巾になっているよ!!?頑張れ…!!!
勲章受賞後の祝賀式の場面は、ツンツンブリザードが凄くて、これはモテませんわ〜〜!!どんなにイケメンでも嫌われますわ!!というつっけんどんな態度が良かった!
小林ジャックは逆に小林ビクターに感じた内側の空っぽさと軽さがめちゃくちゃ良いように作用してて、これが理由で起用されたのかなと思うほど良いキャラだったし今後更に良くなりそう!!
目の下にうっすら灰色の隈のメイクしてる?瞳のハイライト消えて見えて最高。
フジリュー版封神演義の申公豹みたいに真っ黒なんですよ瞳が。ハイライトが!!ない!!!
ナイス黒目!!!無表情!!!
酷薄で非情で非常に良い!!ジャックにハマるキャラしてる!!!
・小林&加藤ペア
加藤アンリが年齢も歌も演技も一回り上に感じて物足りなくならないかと見る前は心配してたけど、歌唱力差はそんなに気になるほどではなかった!!
キャラクターの作り込みや存在感、人間としての重さはやっぱり加藤アンリが小林ビクターより上なんだけど、お兄ちゃんだからあり!!
偉大なる生命の〜で加藤アンリが小林ビクターに引っ張られて考えを変える理由もタイミングもまったく分からなかったんだけど、君夢の「君に恋をした〜」でストンと納得させられちゃいましたね。
あー…恋をしちゃったのかあ!!そうかあ〜そのせいかあ…
恋だったら…仕方ないな!!!
みたいな!!!
私の最愛フランケンはかきかずだし終演後猛烈にかきかずが見たくなったのは間違いないんですが、包容力のあるお兄ちゃんアンリと若くて無鉄砲で真っ直ぐな理想主義者のこばビクにグラアンみと自分のヘキを感じた。
私にとってのグランテールは酒飲みでも醜男でも皮肉屋でも懐疑主義者でもなくて、「思想ではなく性格によって」アンジョルラスを愛している、一切の見返りを求めず自分の命を投げ打つほどの愛を捧げている、そこが肝のキャラクター。
偉大なる〜あたりで、かずアンリはこばビクの思想に全然共感できなさそうなのになんで手を取っちゃうの??とわからなくなりつつ、その後の歳上お兄ちゃん感溢れる落ち着きと笑顔で仲良くしてるとこ見てからの君夢「恋をした〜」での納得で、こばかずはグラアン(概念)に近いのかな…と思うなどした。
絶対実現しないけど、加藤和樹グランテールちょっと見てみたい。
・民衆
民衆が愚か過ぎるし倫理観が終わっている世界であることが今回更にまざまざと響いた!!
「死」に狂わされているロミジュリ世界ヴェローナの人々より更に酷い!!なんだこの絶望世界は!!
フランケンシュタイン、どこかでボタンを掛け違えれば全員幸せになれる道があるのでは?と思ってきたけど無理だわ!!一番狂ってるのが民衆だから無理だわ!!主人公たちが閉じ込められている世界が愚かだから無理!!
エレンがあの殺され方する世界で生き延びる道はないわ!!!残念!!!
・リトルビクター&リトルジュリア
相変わらずフランケンの子役は歌も演技も上手い。
登場人物で一番狂気がはげしいの、この二人では?
リトルビクター、階段から登って去る際に振り向いて笑ったんですけど!!怖!!!
・花乃マリアジュリア
狂気といえば大人ジュリアもなかなか。
ルンゲが去ったあとあなたがどんな道を選んでも云々歌って去る時、一度振り返って微笑んだしぐさに狂気を感じた。
・鈴木壮麻ルンゲ
相変わらず一幕の裏MVP。フランケンの息抜き場面を一手に担ってくださって本当にありがとうございます。
今までルンゲが殺される理由がわからず完全に貰い事故、可哀想…と思っていたんだけど
今日はその前にルンゲが「私のせいです、私があんなことを言ったから、葬儀屋から自体が手に入るとぼっちゃんに言ったりしたから」云々の台詞がするっと頭に入ってきた。
ビクターが葬儀屋を殺したり、それをかばってアンリが死んだり、怪物が生まれたりすることの発端を開いたのはそういえばルンゲだから、一番悪いのは葬儀屋だけどでもルンゲにも殺されてしまう因果が少しはあったのか…と目から鱗が落ちた。でもやっぱり可哀想。
でもルンゲはあそこで怪物に殺されなくても二幕で民衆に殺されていたと思うし、市長とジュリアも同じくどこかで民衆に殺されていたと思う。それくらい民衆が愚かで狂っていましたね…。
倫理観と判断力がまともな人間が外にいない絶望。
そんなん絶対良いやんと配役知った時から思ってましたがやはり良かったです。
元々好きな立ち位置のキャラなんだけど今日は過去一感情移入したかも。M!のナンネールやフランケンのエレンが好きで!!弟想いのおねえちゃーん!!
・カースルレイ(キャッスルレー子爵)
毎回台詞で登場する前に「くるぞくるぞ…」と身構えてしまう我が推し。毎回心でツッコミ入れてはいたけど、今回見ていて自分の中で一番解釈違いが大きかったのはここかも。
カースルレイは!!右手がなくなろうが!!!左手で署名するし!!!
両手をなくしても!!口でペン持って署名するから!!!!!(強火)
ていうか普通に代理人に署名させるやろ!!!!!
とか、脚本の小さなトンデモ要素はやっぱり気になるといえば気になります。ね。
(なんか他に人造人間を造り続ける良い言い訳なかったのかな…)
再再演キャストも総じて良く舞台全体のレベルも高く、良い舞台でした見て良かった!!
今季はこの1回しか見られないけど、自分で見られず他人の感想だけ追ってたら見たくて爆発していたと思う。1回だけでも見られて良かった!!