
<2025/4/9(水) 17:45公演 S席2階1列10番台後半 @明治座>
生まれて初めての明治座での観劇!!
当日は天気も良く、桜もまだ残っていて、気持ちよい空気の中劇場入りできました。
周りは公園で緑が多く、劇場前の道もひろびろ。浜町駅からもごく近く、立地はかなり好き。
帝劇建て替え期間中、これからお世話になります!

私にしては珍しい平日ソワレの観劇。何年ぶり?キャスト初日に来たのも四季のアナ雪以来かも。(普段は脂の乗ってきた千秋楽付近に見るのが好き)

幕間は30分で長めでした。開演時間が少し早いし、この時間に夕食食べてねってことなのかな?ロビーに折り詰めのお弁当たくさん売ってたし。次はそうしてみよう。
さて、2025年・東宝再再演版1789の感想。
みんなー!!みんなあー!!!1789だ!!!
ぼくたちわたしたちが駆け抜けた、青春の1789が帰ってきたよおおおー!!!!
演出も衣装もだいたいそのままだよおおおおおおおおおーーー!!!!
若手キャスト全員初見の方々だけど健闘してるよおー!!!!
全員歌もダンスも引っかかるところなく、エネルギッシュな舞台を作り上げてくれてるよおおおお!!!!1789健在!!!!嬉しい!!!
開幕2日めキャスト初日だというのに完成度がすごかった!!!
も…もう一回見たい、手島ロナン奥田オランプ!!!うおおおおおおあああああああああ!!!!
パレロワイヤルの場面で思わず涙。結婚式でも流した大好きな曲!!上原ダントンの美声は響かなくてもやっぱり元気出る!!ダンシャルちゃんの掛け合いも健在!かわいかった〜〜!!
やはり音楽が良いし、小池演出作品の中では演出も好きなので、見ていて楽しい。
ロミジュリは再演するたびに次はどんなトンデモ演出が追加されるのかと怯えてしまうけど、1789はそういう心配はしなくて済むのかな…。
二幕に追加曲があったんですが、微塵も必要性を感じない追加要素でこの場面の間だけ無になってしまった。初演再演から差をつけたかったのかもしれないけど、完全に間延びしている蛇足場面だからいらないと思う…。
キャストごとの感想
・奥田オランプ
初演の二人と全然違う印象!!!発声も所作も自然体で幼め!!!
宝塚出身の方々がバレエの基礎のもと徹底的に訓練された美しい所作や発声の方向なので違いが際立つというか、良い意味で浮いてる!!
貴族社会に紛れ込んだ素朴な女の子感ある!!!これは庶民でガサツで手が早いロナンとも恋に落ちる可能性あるかもという現実味!!!
・手島ロナン
歌もダンスも良くて好感!!演技はもうちょっと個性出てくれば良いかなと思うけどまだ初日ですしね。後半で見てみたかったな〜!!少年漫画の王道主人公キャラになるのかな?進化した姿を見たかったな〜。
脚本演出が、主にロナンまわり工場帰還時とかで細部に追加台詞とかがあって、物語の流れがよりいっそうわかりやすく自然になっていたような気がする。初演再演を完全に覚えている訳ではないのですが。
斧でバスティーユの扉を切り落とした時に晴れやかな笑顔で…恋人のオランプと心通じ合って、志を果たして目指してきた未来への道が見えて、オランプに残した「次の時代を生き抜くんだ」という遺言はきっと満たされた気持ちで発したものなんだろうなあ。
冒頭で自分を庇ってお父さんを亡くしているロナンが、最後に恩があり、恋人の父でもある中尉をかばって亡くなるのは物語の閉じ方としても妥当だし、ロナンとしても死ぬのは悔しいけど「今度こそ父を守れた」という満ち足りた気持ちになれるだろうし、これ以上生きてても困る主人公だからこれ以外にない結末で落とし所だよなあ、と改めて思った。
・凪七瑠海アントワネット
1789日本初演の宝塚月組版でデムーランを演じていらした凪七さん、凱旋!!可愛くて綺麗で歌うまくて良かったー!!
アントワネット役が宝塚退団者のご褒美ポジションみたいになっちゃってるのは少し納得行かないけど、今まで見た人全員良いからその点は不満ない。というかやっぱりアントワネットの身のこなし、ドレス捌きを華麗にできて、優美さ、高貴さを一番違和感なく醸し出せるのは宝塚出身の人なのかなあ、と思いもした。歴代のアントワネット、全員上手くてハマってるってよく考えたらすごいことだな。
ラストシーンで断頭台の服装で出てくるマリー、何度も見ているのに毎回泣いてしまう。ここの演出すごく好き。
個人的に、一番初演キャストの影を引きずってしまったのはラマール。坂元健児さんがMVPすぎたから仕方ない。
神田沙也加ちゃんのオランプもだいぶ引きずっている。
でもDVDで会えるから…会えるから…!!(泣いてしまう)
こうして初演から一新されたキャストで見てみると、演出やキャラは初演キャストに合わせて作られているんだな、とはしばしで感じた。
特に三部会の場面。初演再演では主役と同等以上の存在感のキャクターと歌唱力をもつ坂元健児さんがラマールだったから秘密警察の3人がこの場面で突然主役になっても違和感がなかったけど、他の人だとちょっときついかもと感じた。俵さんはラマールを好演されていたと思いますが、サカケンラマールが偉大すぎた…。
今回の秘密警察トリオでは、青虫ロワゼルの宮下雄也さんがキャラ作りとか健闘していたな。骸骨の場面で笑いをとったり、アルトワ伯に踏まれた時に「気持ちいい〜!」と言ってマゾ要素出したり。
上原ダントンの美声、ソニンソレーヌの凄み、花總マリーの儚さ、神田オランプの愛らしさ、サカケンラマールの芸達者さなどなど、初演は個性と個性がぶつかり合う本当に楽しい舞台だった。
初演キャストの個性が強く、再演になると印象が薄くなってしまうのは割とどんな演目でもあるあるなのかもしれない(劇団四季演目でもそうだし)と思うと、今期の1789は若手キャスト皆うまいし健闘している方だと思う。
再演はどのキャラにも一瞬で頭に刻まれる個性みたいなものは感じないけど、皆平均して上手くて舞台全体の完成度、観劇後の満足感は高かった!!
ロベピ、ダントン、デムーランの3人もバランスよく上手かったし、ソレーヌは歌部分の滑舌が少し気になったけどダンスのキレが良くて、実はロナンより強いのでは?天下覇者では??と思わされた。
マズリエ兄妹がさらりと異次元の人望と腕っぷしを兼ね備える最強兄妹であることが無理なく説明されてて良かった。この二人、結構なメアリー・スーなんだけど、不思議と受け入れられるのはキャラクターのおかげかな。
ロナンはまだ印刷所の仲間とかに人望がある場面がある分、パリの男たちを集められるまでになる段階が踏まれているけど、娼婦からウエイトレスになり気がつけば革命女性達の先頭に立って棍棒を振り回す女傑になっているソレーヌに何があったかの説明は皆無。でもまああのロナンの妹だから、ソレーヌもそんなことになるかもな…と思わせられる!説得力う!!
終演後の挨拶
終演後は初日を迎えたキャストの挨拶があり、手島くんと奥田さん、そして演出の小池さんと作曲のドーヴ・アチアさんからコメントがありました。
生ドーヴ・アチアを初めてみて今日一番上がるテンション。
手島くんは初めての主演であること、カンパニーが素晴らしいこと、そして広島出身で世界や平和について考えてきたので、そういったことをテーマにしているこの作品に出られて嬉しいことなどを語ってくれて、好感度爆上がり。
ドーヴ・アチアは「このミュージカルを作った13年前には、今日本でこんな風に上演して貰えるとは思いもしなかった。小池さんはこの作品を完璧な形に仕上げてくれた。製作陣、カンパニーの皆さん、すべてに感謝している」というようなことを述べられました。
確かにあの荒削りのフランス版1789からここまで物語に肉付けし、キャラクターの個性を立て、わかりやすく面白い舞台にしたのはすごいと私も思っていた。同じことしてもらえたら私でも嬉しいと思う。共感。
小池さんの演出家としての功績は宝塚でのエリザベートの演出が一番大きいんだろうけど、彼の演出で一番の名作は今のところ1789だと個人的に思っています。
座席の感想
今回は2階1列目センターブロックで観劇したんですが、明治座の2階正面席、手摺が低くてビックリした!!こんなに手摺が気にならない2階席初めて!!噂に聞く博多座の2階とかこんな感じなのかな!?
舞台も近く感じてすごく見えやすかった!!今回の観劇が全体的に好印象だったのは、座席がめちゃくちゃ良かったことも多分に影響していそう。
明治座初めてだからこれから色々な席に座ってみたいと思って取ってみた席だったけど、初回にしてベストポジションを見つけてしまったかもしれない。
「こ…この見やすさ!!皇族が座る席!?」と思ったし、実際皇族が明治座で観劇する時はこの辺に座ってそう。
左右席の視界も確認してきたんですが、舞台から一番遠い席でも視界に手摺がバッチリ入って舞台が見切れてました。あーこりゃダメだあ。この先の二都物語でB席を買っているけど、敗北の予感がムンムンです。
明治座は正面席に座らなきゃダメですね…横に座った時は音楽を聴きに行く覚悟で行かなきゃな。B席を買えないのは金銭的にかなり厳しい…。
音響はそんなに気になりませんでした。そんなに悪くない印象。(生オケだとまた違うかもしれないけど)
次は岡宮来夢ロナンと星風まどかオランプ回を見る予定です。楽しみー!!