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新刊『ダイナミックリチーミング 第2版』予約開始のお知らせ

わいわい🙌
2025年3月26日に新刊が出ます!

基本的な情報

書誌情報

紙の書籍の他、電子書籍(epubとPDF)がオライリー公式の書籍サイトにて発売されます(Kindleなどの他サービスでの配信はありません)。
また、発売から1〜2ヶ月後になりますが、オライリー学習プラットフォームにも掲載される予定です。

ただいまAmazonでご予約受付中です! どしどしご予約お待ちしております!

本書の概要

本書は、Regional Scrum Gathering Tokyo 2024での基調講演も記憶に新しい、ハイジ・ヘルファンドさんの "Dynamic Reteaming: The Art and Wisdom of Changing Teams" の翻訳本です。 弊社アトラクタのメンバー4人で翻訳しました。

本書の推薦の言葉には、拙共訳でもある『チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計』の2名の共著者であるマニュエル・パイス氏やマシュー・スケルトン氏のほかに、『コーチングアジャイルチームス』のリサ・アドキンス氏や、Agile 2016の基調講演 "Modern Agile" でおなじみのジョシュア・ケリエブスキー氏らが並び、『アジャイルレトロスペクティブズ』で知られるダイアナ・ラーセン氏もまえがきを寄せています。

第I部「ダイナミックリチーミングとは何か?」では、チームの誕生期、成長期、成熟期、創造的破壊というエコサイクルを森林学から適用し、さらにパナーキーという概念を用いてチームの性質やその変化をダイナミックリチーミングと定義していきます。

第II部「ダイナミックリチーミングパターン」では、リチーミングするためのチームの構造変更に見られる基本パターンとして「ワンバイワン」「グロウアンドスプリット」「アイソレーション」「マージ」「スイッチング」という5つのパターンを紹介しています。さらに、リチーミングのネガティブな側面としていくつかのアンチパターンも紹介しています。

第III部「ダイナミックリチーミングをマスターするための戦術」では、ダイナミックリチーミングを組織設計に適用していくためのプラクティスを紹介します。

日本語版訳者あとがき全文掲載

このたび、訳者を代表して日本語版のあとがきを書かせていただきました!

オライリー・ジャパン様のご厚意でその全文引用の許諾をいただきましたので、以下に掲載します(出典『ダイナミックリチーミング 第2版 ―5つのパターンによる効果的なチーム編成』273〜275ページ、オライリージャパン、2025年)。

ダイアナ・ラーセンがまえがきで「ハイジ・ヘルファンドは気づく人です」と書いたとおり、ハイジの気づく能力にまつわるエピソードをご紹介しています。

訳者あとがき

 本書は、Heidi Helfand 著『Dynamic Reteaming: The Art and Wisdom of Changing Teams, 2nd Edition』(978-1492061281、O’Reilly Media、2020 年)の全訳です。原著の誤記や誤植などについては確認して一部修正しています。
 個人的な話になりますが、私が著者のハイジに初めて会ったのは、2017 年3 月にサンディエゴで開催されたGlobal Scrum Gathering でした。彼女は登壇者で、本書の初版にあたるLeanpub から出した書籍『Dynamic Reteaming』にまとめられたアイデアを共有していました。曲名は忘れましたがセッションの冒頭でヴァン・ヘイレンを流して「デイヴィッド・リー・ロスのソロとどっちがナチュラルだと思う?」と言い始めて一気に興味が湧いたのを覚えています†1。
 同日、ズザナ・ショコバ氏†2のセッションで彼女と隣同士になったご縁で、カンファレンスによくある「隣の人と共有してみましょう」タイムや苦手な英語でのワークショップへの参加をサポートしていただきました。英語でコミュニケーションをとることに慣れていなかった私に、日本人特有の英語や発音の間違いを理解した上で言いたいことを読み取ってくれたり、順を追って私が話せるようにしてくれる優しさがとてもありがたかったものです。そこまでコミュニケーションが上手なアメリカ人に出会ったことがなかったので理由を聞くと、彼女は講演ではインタラクションデザイナーがキャリアの始まりだという自己紹介をしていたものの、実は大学で英語を教えていたこともあるのだと打ち明けてくれました。土地柄かアジア人、その中でも日本人と韓国人の学生が多かったために、私が話すような英語には慣れているのだと説明してくれたのです。私はとても感激し、優しさに甘えて、講演ではすでに語っていたであろうダイナミックリチーミングのアイデアについて、私が聞き取れなかったり理解できなかったりした部分を掘り返して聞かせていただきました。アジャイルではチームをいじるなというのが大前提なのに、リチーミングするというアイデアは矛盾しているように感じるという私の不躾な疑問に、当事者ではない第三者がいじるからダメなのであって、自分たちで自分たちをいじるのがまさに自己組織化でありダイナミックリチーミングなのだと教えてくれて、その革新的なアイデアにハッとしたことを覚えています。初版を翻訳したいと伝えPDF をご提供いただいたにも関わらず、私が先延ばしにしているあいだに時が経ち、初版も大幅にアップデートされた上に第2版の出版まで決まってしまったのでした。
 また、このサンディエゴ旅行のついでに、彼女の講演でも本書でも言及されているHunter Industries(ウッディ・ズイル氏のモブプログラミングで有名になった同社の事例については本書でも何度も言及されています)を見学することが決まっていました。たまたま彼女と同席したランチの席でそれを話題に出すと、同じく同席していたダイアナ・ラーセン氏†3と共に「カンファレンスよりそっちに行った方がいいわよ!」と笑いながら強く推してくれたのも印象的でした。
 そういうわけで、今回彼女の第2 版の翻訳に携われたのは私のキャリアの中でもとてもうれしい出来事です。彼女の革新的なアイデアを日本の読者にお届けできること を大変光栄に思います。
 私も実行委員を務めるカンファレンス、Regional Scrum Gathering Tokyo 2024では彼女を基調講演者として招聘しました。そのときの講演「Dynamic Reteaming, The Art and Wisdom of Changing Teams」の動画はScrum Tokyo のYouTubeチャンネルにあがっています†4。講演のアーカイブは英語音声のみですが、先に書いたように日本人の聴講者に合わせて平易な表現で聞き取りやすく話してくれているように配慮が感じられます。合わせてご視聴いただくとより理解が深まりますので、英語だと忌避せずにぜひご覧になっていただくことを強くお勧めします。

†1 デイヴィッド・リー・ロスはアメリカのハードロックバンドヴァン・ヘイレンのボーカリスト。個人的には70 年代の方が好みですが一般的に有名なのは80 年代のヒット曲「ジャンプ」(https://www.youtube.com/watch?v=SwYN7mTi6HM)。
†2 『SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意:メタスキル、学習、心理、リーダーシップ』(978-4798166858、翔泳社、2020 年)の著者。私は日本語版まえがきを書かせていただきました。
†3 『アジャイルレトロスペクティブズ:強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き』(978-4274066986、オーム社、2007年)の共著者。当時ご子息はHunter Industries で働いていました。
†4 Dynamic Reteaming, The Art and Wisdom of Changing Teams(https://www.youtube.com/watch?v=RkKBa3Fztgs

謝辞

 太田陽祐さん、大友聡之さん、小澤暖さん、及部敬雄さん、粕谷大輔さん、小林公洋さん、庄司重樹さん、菅原円さん、田口昌宏さん、中村洋さん、二宮啓聡さん、古橋明久さん、増田謙太郎さん、武藤真弘さん、渡邊修さんには翻訳レビューにご協力いただきました。みなさんのおかげで読みやすいものになったと思います。
 企画、編集は、オライリー・ジャパンの高恵子さんが担当されました。いつも手厚い支援をいただいていることに感謝いたします。

 訳者を代表して
 2025 年3 月永瀬美穂

関連する講演

ハイジの基調講演@Regional Scrum Gathering Tokyo 2024

原著と同じ "Dynamic Reteaming, The Art and Wisdom of Changing Teams" というタイトルで行った基調講演の動画はこちらです。
わたしが訳者あとがきでも言及したように、比較的ゆっくり明快に平易な表現で話してくれていますので、ぜひ直接彼女のことばを聞いてみてください。

www.youtube.com

大友さんの講演@Scrum Fest 仙台 2022

レビューにもご協力くださり、早くからこのダイナミックリチーミングに注目されていた1人でもある大友さんが、Scrum Fest 仙台 2022でこのトピックをとりあげていたのでこちらもご紹介します*1

youtu.be

ダイアナの基調講演@Regional Scrum Gathering Tokyo 2022

まえがきを寄せていたダイアナが、Regional Scrum Gathering Tokyo 2022で "Leading Skilled Agile Teams: Investing in Team Outcomes with the Agile Fluency® Model" というタイトルで行った基調講演の動画です。

www.youtube.com

おまけ

あとがきでも触れたHunter Industriesへの見学についてはこちらでレポートしています。

miholovesq.hatenablog.com

まとめ

というわけで、多くの人に注目されてきた書籍がいよいよ日本語の読者のもとに届けられることを大変光栄に思います。
ご愛読いただける1冊になると大変嬉しいです。

ご意見ご感想をいただけますと翻訳者一同大変喜びますので、ぜひお聞かせください。

あわせて読みたい

*1:ちなみに大友さんの前はRyuzeeの代打でわたしがパワポカラオケ、大友さんの後はF1グランプリという味わい深い並びでした。




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