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人生を先行投資で回していく関連

 会社の経営が危ぶまれたときには本業への投資を優先すべきで、新領域への先行投資は業績が好調のときにやっておくべき、みたいな話を読んでいて、人生もそういうところがあるのではないかと思いました。

 

 つまり、新しいことを始めるのは人生に余裕があるときであるべきで、人生に行き詰まりを感じてから初めて新しいことをやろうとするのはリスクが高いということです。なぜなら、余裕がないと失敗を強く恐れてしまうし、それなのに早くモノにしないといけないとと焦る状況になってしまうからです。

 

 僕の人生で言うと、30代半ばあたりで生まれて初めて「人生に余裕がある」という気持ちになりました。会社員としての習熟により仕事における困難さがだんだんと消えてきたこと、また、沢山いる弟妹たちが一人で生きられるようになったことで、金銭的サポートをしなければという義務感が消え、心理的にも金銭的にもプレッシャーが激減し、人生の余裕が爆増して生きることが一気に楽になったのだと思います。

 ここが今思い返してもそこが先行投資チャンスだったと思います。当時は別にそんな意識はありませんでしたが。

 

 そんなふうに楽になったときに趣味として始めたのが、「漫画の同人誌を作る」ということで、当時は1冊作り上げるのもものすごく大変でしたが、今では1冊同人誌を作るぐらいであればそのクオリティはともかく気軽にほいほいできるようになりました。

 同人誌は基本赤字の活動として始めています。初めて即売会に参加したときには、知り合いがちょこちょこ買ってくれるだけでほぼ売れもしないし、全部売り切っても印刷費がやっと回収できるぐらいの活動でした。しかし、何年も続けているうちに、今では新刊は3桁冊は売れるようになっていますし、ちゃんと黒字になるようになっています。

 また、同人活動が商業出版にも繋がり、今では漫画を描くことが立派な事業となっています。

 

 30代半ばにして急に思い立って漫画を描いてみようと思う(ちなみに若い頃に描き上げることすらできずに挫折しているので再チャレンジです)のは、当時としては周囲の人の目には不思議に映ったようで、多大な労力をかけて1作描き上げて、何万円ものお金を払って本を刷り、売りにっても別に売れるわけではなく一人で行ってずっと座っていて、小銭を手に帰ってくるような感じでした。

 よかったのは、それで十分楽しかったんですよね。自分だけの紙の本を作れたという達成感がとても大きくて楽しかったです。気になっていたのは家に増えていく在庫の本の数ぐらいでした。

 同年代で漫画家を目指していた人たちもその夢を諦めるぐらいの年齢になって、ようやく最初の拙い一歩を踏み出したので、なぜ?と思った人も周りには多かったと思います。

 

 結果的にこの先行投資は大成功。お金が儲かる事業になったということもありますが、それ以上に、活動の中で人間関係が広がりました。就職で東京に出てきてから、新しい友達というのがどうにもできないままに10年ほどを過ごしていましたが、漫画活動によって色んな人と知り合いになれ、色んな遊びにも呼んでもらえたりするようになりました。

 余裕があるときに、コスパを考えたらやらない方がいいようなことをやって続けたことが、今、花開いて人生の重要な一部となっています。

 

 会社員も続けているので兼業漫画家として活動を続けています。漫画は大して売れているわけではありませんが、いずれ売れようとも思っているし、仕事は貰えるぐらいの活動は続けられています。商業漫画を描く活動は、始めたばかりの頃は月に24ページぐらい描くのでギリギリでしたが、効率化が進み、今では50ページぐらいは描けるようになっています。2本目の連載も1本目の余裕ができたことによって先行投資として始められました。

 1本連載が終わってから次を始めるのではなく、1本の連載を余裕を持って回せるようになってきたときに、2本目を始めるのも先行投資的な活動です。

 

 1本の連載が終わってから新しいのを始める場合であったなら、早く始めないとという焦りも出てきますが、連載をしている途中に始められるならそういう焦りはないので、余裕をもって進めることができるようになります。僕の場合は会社員の収入もベースにあるので、より余裕があり、あんまり追い立てられない中で連載を増やすことができました。

 

 さて、現在の話ですが、会社員を続けながら漫画の連載を2本やっていると生まれる余裕としては「お金」があります。そもそも会社員の収入だけで十分暮らせているので、漫画の収入はすべて生活に関係ないあぶく銭です。そこで始めたのが株式投資です。今のところはプラスで推移しています。

 株式投資もお金に困っていない今だからこそ始めておこうと思ったのは、ノウハウを得るためにはある程度の経験も勉強も必要だろうなと思ったからです。投資の結果が暮らしに関わってくるとなると冷静にできないかもしれませんし、経験どころではないかもしれません。今は最悪全て失っても生活には関係ないお金を使って試しにやっているので(漫画の収入は全て株式投資に流れている)、色んな株を買ったり売ったりしながら、経験を積んでいる感じです。

 

 ちなみにここ1年半ぐらいの株式投資の結果としては利益確定したもので数百万円、含み益を足すなら一千万円以上の益が出ている状態です。一見上手くいっているようにも見えますが、4月の暴落時にはこの含み益の大半が消えていたタイミングもあり、見えている数字なんて夢幻だなと思います。まだ様々なことを手探りでやっているので、この先に大きく失敗するかもしれません。ただ、今は余裕を活用した先行投資としてやっているので、失敗をしても許容できるかなと思います。

 とりあえず続けていくことで、自分なりの投資の考え方や情報収集方法などを積み上げていきたいですね。

 

 最近もう一つ先行投資的にやっているのが「原画展の企画」です。これも今時点では僕が儲かる話ではなく、やっていることを時給として考えるならやる意味の見出しにくいコスパの悪い活動です。

 しかし、コスパなんて関係なく手伝っているのは、それがとてつもなく楽しいからです。既に精神面でおおいにプラスになっていますが、この活動も何年か後に別の何かに繋がったらなおいいですね。でも、繋がらなくてもいいです。先行投資が全て当たるわけではないので。

 

 今準備を進めている「イムリ大供覧展(6/7~7/6 大阪心斎橋のベアトラップギャラリーにて開催)」は、まだ開催前の段階ですが、既に雑談レベルでなら「ウチの原画展企画も手伝いませんか?」という話が別のギャラリーから来ています。

 とりあえずは目の前の原画展を良いものにすることに集中しますが、この先、色々やれる誘いが増えていくこと、自分の中でのノウハウが蓄積されていくこと、実績として言えることが増えていくことが自分の将来の選択肢を増やしてくれるのではないかと期待しています。

 

natalie.mu

 

 余裕ができる⇒楽しいだけで採算度外視のやりたいことを始められる⇒ノウハウの蓄積と効率化が進んでいく⇒それが事業になっていく⇒それによって新たな余裕ができる、というサイクルが個人の中で上手く回っている気がするので、この先の人生の選択肢を増やして楽しくやっていくために、このまま回し続けたいなと思っています。

 このおかげで最近はずっと楽しいことばかりです。




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