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あの時何が起こっていたのか? EVO France HxH ネンパクト部門

2025年5月…格闘ゲームの祭典 EVOの初の欧州開催

"EVO France"のメインタイトルが告知された

 

 

今や格闘ゲームの看板を背負うスト6や鉄拳、欧州シーンが熱いギルティやドラゴンボールファイターズ等のアニメゲーム、SNKが威信をかける餓狼CotWと並んで輝くゴンの笑顔…

 

右端で一際ゴンさんの笑顔が眩しい

 

明らかに異彩を放つタイトル、それが『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』(通称:ネンパクト)だった

 

開催地であるフランスのニースは、リゾート地ながら日本からは航空機乗り継ぎが必須となる遠方だったことからも、令和のハンター試験とも呼ばれた今回の大会

 

あの時、EVO France会場で何が起こっていたのか?

 

関係者に話を伺ったところ、あまりにも面白く、記録に残しておかないともったいないと思ったので、少し語らせてほしい

 

 

ネンパクトがメイン種目に!?令和の短距離走開幕!!

 

ネンパクトの発売予定日は2025年7月17日、つまり大会発表はゲームの発売前である

 

事前に主要6キャラが使用できる体験版が配信されたものの、初期使用キャラは16キャラの予定、つまり半数以上のキャラはバランスが取れているかすら分からない

 

初期16キャラ 体験版は前から6キャラのみだった

ただ、こういった発売前に新作が大型大会の種目にピックアップされ、わずか数カ月のやり込みで競い合うことは格闘ゲーム界ではよくあり、「短距離走」とも言われる名物行事であった

 

例えば2018年に本家ラスベガスで開催されたEVOでも『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』(通称:BBTAG)は2月に種目発表、5月発売、8月大会だったため、今回のスケジュール感と非常に近い

 

 

ではネンパクトは何が問題だったのか?

 

ネンパクト最大の問題点は、その開発が株式会社エイティングにより行われているということであった

 

エイティングという会社名には聞きなじみのない読者の方が多いと思うが、ハチャメチャな格闘ゲーム愛する人々にはおなじみの会社である

 

代表作としてナルティメットヒーローやアルティメットマーベルVSカプコン3、そしてタツノコVSカプコンや直近ではDNF Duelといったタイトルまで存在する

 

 

ネンパクトはEVO Japan等でメーカー主催の試遊会が頻繁に行われていたが、その中で歴戦の格闘ゲーマー達が

 

「ネンパクトから確かなアルカプ3の血筋を感じる」

「いや、ゲームシステムや触り心地はかなりBBTAGに近い」

「これは明らかにPower Rangers: Battle for the Gridの続編」

 

と様々な評価をしており、発売前からハチャメチャなゲームという評判が高まっていた

 

 

ネンパクトとは一体何なのか

 

体験版で気付く レオリオってどうやって戦うんだ?

 

先に書いた通り、ネンパクトの初期キャラは以下の画像の16人であり、発売前の体験版は主要キャラである、ゴン、キルア、クラピカ、レオリオ、ヒソカ、ネテロの6キャラのみ使用可能であった

 

ここでHUNTER X HUNTER有識者の方に問いかけたい。

 

レオリオって一体どうやって戦うんだ?

 

答えはゴジラインの記事に詰まっている

 

goziline.com

 

必殺技①:「コラ、待てっ!」 ⇒ 地面を殴ってオーラの拳を飛ばす

必殺技②:「やかましいっ!」 ⇒ ナイフで複数回切りつける

必殺技③:「とりあえず寝とけや!」 ⇒ 地面を3回殴ってオーラの拳を飛ばす

必殺技④:「はずれて悔いなし・・・!!」 ⇒ 飛び上がって地面を殴ってオーラの拳を飛ばす

必殺技⑤:「何処見てやがる!」 ⇒ 飛び込んで地面を殴ってオーラの拳を飛ばす

超必殺技①:「永遠に寝てろや!」 ⇒ 地面を5回殴ってオーラの拳を飛ばす

超必殺技②:「いっぺん死ねぇっ!」 ⇒ 突進ヒット後、地面を殴ってオーラの拳を飛ばす

 

まさかの必殺技7種中6種が選挙編で見せた念能力というゴリ押しっぷりで、体験版最強候補に名乗りをあげる

流石"12支ん"は伊達ではない

 

これ一本で行く

 

 

こういった清々しいまでの原作準拠加減に、ハンター志望者達も大絶賛していたのだが、この時まだ誰も気付いていなかった

 

このゲームの"原作準拠"の恐ろしさに…

 

 

原作で本気で戦ってないキャラ!?

 

前項の通り、このゲームは非常に原作準拠なのを前提として、もう一度初期キャラ表を見てほしい

 

この中で原作の実力者は誰だ?

 

原作ファンに「この中のキャラを強さ順に並べてくれ」と言われると、真っ先に挙げられるのは蟻の王ことメルエムとネテロ会長だろう

 

しかし、こうも考えてみてほしい

 

仮にネテロとゴンが戦っとしてネテロが本気で戦うだろうか?

メルエムがゲンスルー相手に本気を出すだろうか?

 

答えはノーだろう

 

では、相手が誰であろうと100%の力で戦うのに、原作で力が発揮できなかったキャラは誰か?

 

それはウボォーギンとモラウだ

 

蟻編では大体35%で戦っている

つまり、ネンパクト中では「もしもクラピカ以外の主要キャラと戦った時のウボォーギン」「100%絶好調なモラウ」が再現されることになる

 

その結果、主要技ほとんどにスーパーアーマーが付与されたウボォーギンと、とんでもないリーチのキセルを振り回してアシストもスーパーアーマーなモラウが実装されてしまった

 

goziline.com

 

スモーキータイフーン。100%絶好調だから当然スーパーアーマー付で回れる

 

その強さたるや、数々の格闘ゲームで結果を残してきたコウセイ氏をして「俺の格闘ゲーム人生が否定された」という名言を残してゲームを引退させるほどだったので、中々なものであった

 

 

EVO Franceへの道 修行編

 

こうして、天敵がいないウボォーギン絶好調過ぎるモラウインドアフィッシュ一本でいく団長が猛威を振るう中、EVO Franceを目指すハンター志望者達は大きな壁に直面した

 

それは対戦環境と対戦相手の問題である

 

ネンパクトはPS5版とPC(Steam)版が存在するが、ネット対戦環境はお世辞にも良いというわけではなく、ミッチリと連戦するのは非常に難しい

 

日本国内のプレイヤーも苦戦しており、様々な対戦機会へと足を運ぶことになっていた

 

そういった厳しい対戦環境の中、ある時あまりにも巨大な一石が投じられる

 

北海道のUNI(UNDER NIGHT IN-BIRTH)強豪プレイヤーsein氏による暗転ガー不連携まとめである

 

 

キャラクターが倒れた後の次のキャラクター出現時に特定タイミングで暗転+アシスト攻撃をビタで重ねることでガード不能になる、なんとも芸術的なテクニックだ

(※記事執筆時点、次回パッチで修正予告が来てます)

 

sein氏を筆頭にこのテクニックを駆使してランクマッチで暴れまわっていたため、同タイミングにあった修正パッチで削除されると誰もが予想していたが、なんとスルーされるという大事件が発生してしまう

 

つまり、実質的にEVO Franceは非常に高難度なガー不の精度が勝敗に直結する大会となってしまったのである

 

ポルトガルからの刺客、もう一人のハンター

 

 

こうして"ウボォー X モラウ X 団長"の"結論チーム"をバキバキに仕上げて、日本では完全に頭一つ抜けていたShinanochan氏とROW1氏は下馬評通り勝ち上がっていった

 

しかし、全く同じ"結論チーム"で日本から遠く離れたポルトガルで静かに牙を研いでいたプレイヤーがいた

 

それがPBL氏である

 

フランス、ニースに集まったハンター達

前述のように、日本国内ですらネット対戦環境が非常に厳しいゲームである

 

格闘ゲーム人口が多いアメリカや、今大会が開催されるフランス国内プレイヤーの勝ち上がりは予想されたが、ポルトガルで一体どうやって?

 

なんとBBTAGをプレイしていた際に繋がった縁で積極的に日本人プレイヤーと交流することによって、常に最新情報を得ていたのであった

 

 

情報を得ればトレーニングモードはできる

しかし対戦相手の問題は解決していない!!

 

その謎はPBL氏が大会後に解き明かしてくれた

 

 

なんと、Steamのリモートプレイで遊んでくれる友人に延々とプレイしてもらうという荒業で乗り切っていたようだ

 

大会の模様は、Crazy Raccoonのかずのこ氏が面白おかしく日本語実況してくださっているので、今からでも視聴してみてほしい

 

www.youtube.com

 

 

 

今大会のフランス・ニースで行われたハンター試験はUNI勢の破壊的な研究と、BBTAG勢の友情がTOP3を独占する大会となった

 

 

また、ネンパクトの競技シーンはまだ続いており、次は11月~12月に日本日本国内で公式大会が開催される予定だ

 

入賞商品として、ハンターライセンスが手に入ると告知されたことから、今度こそ本物のハンター試験となるのかもしれない

 

 

おわりに

 

いやぁ、それにしてもEVO Franceのネンパクトは凄い大会だった

 

しかし何故、めちゃくちゃ筆の重い私がこんな記事を書く気になったのか?

ネンパクトというゲームや大会が面白かったというだけでは説明がつかない気がする

 

もっとこう、きっかけや繋がりだったり…

UNI勢…BBTAG勢…

 

うわあああああああああああああああ

 

www.youtube.com

 

筆:mekasue

取材協力:Shinanochan

 




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