ゲーマーのみなさん、こんばんは。私、やっと『都市伝説解体センター』を1周クリアしました。
発売から1年以上経ってからクリアしたのは積んでいたからではなく、今年になってようやく購入したからです(しかもセールで)。展覧会の会期も迫っているのであわててクリアしましたが。どんでん返しというより反則に近い気がする。とりあえずよかった点をあげると、ドット絵・抑えた色調・独特の画風・詰まりにくいシステムでしょうか。あとは適度な短さも魅力ですね。全6話というのはちょうどいい長さだと思います。収録話数を増やして今より高値で販売することもできたと思いますが、この話数で抑えてくれたのはありがたい。新しく大長編を始めるのは気合いがいるし、かといって小粒なパズルゲームばかりだと飽きる。その点『都市伝説解体センター』の長さは絶妙な中編と言えるでしょう。
次に、ストーリーとキャラクターについて。この先はネタバレするのでクリア済みの方のみお読みください。それでは。
正直、あざみ・SAMEJIMA管理人・廻屋の正体は「意外を通り越して反則では!?」と思いました。よく考えればジャスミンと廻屋が同時にいて3人で話すシーンはありませんでしたが。それにしても。廻屋があざみの他の人格だというのなら、いつもの電話はいったいどこからかかってきてたんです? 電話がかかってきた、というのも脳内のことなのでしょうか。いや、それ以前に「あざみ=多重人格」の疑いを示す描写がなかった気がするので不意打ちくらった気分です。福来あざみとしての友達もいたし。大学に入学した時の書類には、どちらの名が書かれているのか。もしかしたら犬神大学に「福来あざみ」なんて学生はいないのかもしれませんが。ここはもうストレートに「如月努の弟=廻屋」でよかったのでは。なぜそこでひとひねりして「あの写真に写ってた子供は弟の廻屋じゃなくて妹の歩」だったことにしてしまったのか。なんか無理やりミスリードを入れた感じがしました。なぜなら、ミスリードがないとどんでん返しができないから。ミステリーといえばどんでん返しで、どんでん返しといえばミスリードだよね。でも、このままのシナリオだとどんでん返しできないなあ。じゃあここで廻屋の正体を付け加えてミスリードしよう!とお考えになったのかもしれません。正体を変更するのではなく付け加えるのは天才的なアイデアだとは思います。この点は心から称賛!
次にキャラクターについて。外見からして富入さんが好きになりそうだと思っていたら、やっぱり富入さんが好きになりました。たしか、下の名前は順蔵さんとおっしゃるんですよね。お名前も服装もしっかり男性なのに、まさかのオネエ言葉。しかしめちゃくちゃ頼りになる。職場では普通に話すけどプライベートではオネエ言葉なのではなく、部下に対してもオネエ言葉で話す、一貫した言葉遣いに強さを感じます。めちゃくちゃいい味出してる。被害者かつ加害者の5ソサエティもいい味出してました。山田ガスマスクさんの過去を知った今となっては「なぜこの人がぬいぐるみに?」と思う程度には好感度が下がってますが。学生時代のこととはいえ、一見すると趣味が合わなさそうな人たちが5人組で活動してたというだけでエモい。「じゃあこれで決まりな」「よし」『やろう!』と、たまに会話で5人がハモることがあったんじゃないかな。そして「俺ら、趣味は合わないけど気は合うよな」とか言いながら人をボコってたんでしょうね。友情に必要なのは共通の趣味じゃなくて、もっと根本的な何か。彼らの共通点は「他人を傷つけても平気」「むしろ楽しい」と思う感性かな。実を言うと5人が捕まってるシーンを見てデスゲーム展開を期待してしまい「生き残った一人を解放する」「さあ殺し合え」「やめてください!」とあざみちゃんが乱入…というシーンが見たかったんですが見られませんでした。あの5人がお互いをディスりながら殴り合うところが見たかったんですが我ながら悪趣味。
以上、とりとめがありませんが、長くなってきたのでこのへんで。