小説家志望だと言っておきながらいっこうに一次創作(オリジナル作品)にとりかかっていない。たまに小説を書いても二次創作ばかりだ。正直に言うと二次創作のほうがはるかに書きやすいのである。それではなぜ、二次創作のほうが書きやすいのだろう。まずは一次創作と二次創作のちがいを考えてみよう。※二次創作は小説の場合で、あくまでも素人の考えです。
一次創作の特徴
・主にひらめきによってつくられる
・鑑賞や消費を経ていない
・キャラクターへの愛着はつくりながら育てる(なくてもよいかもしれない)
・自力で細部を詰める
・矛盾や不明点がないようにする
二次創作の特徴
・主にときめきによってつくられる
・原作の鑑賞や消費を経る
・つくる前からキャラクターに愛着がある
・細部もはじめから決まっている
・矛盾や不明点があってもよい
といったところ。一次創作の場合は世界観から自力で構築しなければならない。細部も自分で決めなくてはならず、高い想像力が要求される。キャラクターへの愛着は育てないといけないので、とりかかりにくい。
これに対して二次創作は、はじめから世界観が構築されており、細部もすでに決まっているので書きやすい。原作の消費を経てキャラクターへの愛着を持っているので、とりかかりやすい。
このように、一次創作と二次創作ではずいぶんとちがう。字面は同じ「創作」だが、異なる作業である。商業デビューするつもりはないにしても、一次創作する人のほうが二次創作をする人よりも少ない理由はここにある。一次創作においては、二次創作ばりの愛着を自力で持たなければいけないし、世界を構築できるくらい高い想像力を求められる。地形や歴史や動植物までつくる、ハイファンタジーというジャンルはかなり敷居が高い。時代劇など、資料を集めて書く場合はゼロから世界を構築しないものの、実在した人物だけで物語がつくれるわけではないだろう。少しは創作した登場人物も混ざっているはずだ。ゼロからではないにしろ、イチからつくるだけでも充分に難しい。専業作家はいったんデビューしたら一次創作を継続して生活していると思うと頭が下がる。一回だけ新人賞の応募作を書いた時は、意外とキャラクターへの愛着は不要だったものの、起承転結のつじつま合わせは苦労した。応募するとなれば完成させるだけではだめで、冒頭から何度も読み返し、矛盾がないか確認した。この作業には時間が取られたので、プロ作家に担当編集さんがつくのは当然だと理解できた。誤字脱字は校正さんに、矛盾点や不明点の洗い出しは編集さんにしてもらって、ただ完成させることに集中できたらどんなに良いか、というか、執筆に専念させてもらえないと継続的かつ頻繁に一次創作していくのは難しいと思う。二次創作のほうが敷居が低いのは、原作と自分だけで作業が完結するからだ。だから、人と関わるのが苦手な私のブログには、二次創作ばかりが増えていく。一次創作なら、世界の設定を考える自由があってそれはそれで楽しいのはわかっているものの、やはり敷居が高い。どうしたものか。
以上、二次創作のほうが書きやすい理由を考えてみた。ついでに二次創作特集(⇩)