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『転売ヤー 闇の経済学』読んでみた。転売って意外と大変。

Amazonのまとめ買いで買った新書を紹介する記事、2冊目は新潮新書1067『転売ヤー  闇の経済学』です(⇩)

www.shinchosha.co.jp

正規品のグッズを公式ルートから適正価格(定価)で買いたいファンからすると天敵のように思われる転売ヤー(以下、この表記で統一)ですが、実際のところ、転売ヤーたちはどうやって利益を得ているのでしょうか。そもそも、転売とはそんなに儲かるものなのでしょうか。商い・商売と呼ぶには抵抗を感じる活動ですが、その実態はちょっと知りたい。真似るつもりはないけれど、そのカラクリには興味がある…という、読者の野次馬根性を満足させてくれる1冊。ヤバイ人たちと知り合いになる気はさらさらない一般人が、犯罪すれすれのグレーな活動をしている人たちへの取材などできません。勇気と人脈を駆使して取材し、こうして本にまとめてくれた関係者の方々には頭が下がります。家にいながらにして怪しげな業界の一端がのぞけるのは楽しいので、ありがたく読ませていただきました。

それでは以下『転売ヤー  闇の経済学』の内容をざっと解説いたします。

 

転売ヤー」はどのように活動しているのか。

転売ヤーはどのように利益を得ているのか」という問いの答えは単純で、仕入れ値よりも高く売る。原理はシンプルです。問題なのは、転売品の仕入先。バザーを巡って中古品を買い漁ってメ〇カリなどに出品するのはまあいいとして。某フィギュアスケーター展覧会で会場限定品を買い占めたり、ポケモンカード開封パックに金属探知機を使ってレアリティの高いカードを「サーチ」したり、某ランドのショップで人気商品(購入数に制限がある)を人数分以上に買いこんでネットで売ったり。ファンが正規の手続きを経て適正価格で買う機会を奪う場合も見られます。こういった、ファンに敵視されるようなパターンが、よく話題になる「転売ヤー」の行動でしょう。しかし、本書の内容はこういった有名な事例の紹介だけに留まりません。アジア人留学生や技能実習生の名義で契約された格安スマホの転売事例(契約者とユーザーが別人)や、デパートの外商から高級酒を買って酒屋に売却する事例も紹介。帰国する人の名義がスマホ契約者として利用されたり、年収1000万ほどの人でも転売に手を出す場合もあることを明かしたり。真面目にバイトしていた大学生が転売ヤーになり、卒業後も転売で生計を立てるに至る経緯を取材したりしています。

みなさま、お気づきでしょうか。そう、この本の画期的な部分は、手口の解説だけで終わらず、お金に困れば誰でも転売ヤーになりうる事実を示したことなのです。転売ヤーの手口を解説した記事や本を探せば本書の他にも、いくらでもみつかるでしょう。しかし、転売ヤー自身にインタビューし、転売を始めたキッカケや、稼ぐノウハウを聞き出している本はそうないでしょう。作中人物はみな仮名になっていますが、実在する人たちのはず。ということは、この本はただの解説本ではありません。本書は、転売行為に焦点を当てたルポルタージュだと言えるでしょう。

転売ヤーを敵視する人たちからすれば、いくらノウハウを解説されたところで怒りが募るばかりで、転売ヤーを尊敬する気持ちにはならないでしょう。しかし、この本で活動の実態を知ると「意外と肉体労働だな」「クレーム対応とか、意外とマメなんだな」「目利きが必要なんだな」ということがわかってきます。バザー巡りはもちろんのこと、ポケモンカードのサーチだって量が多いと時間がかかります。人によっては、某ランドで大量のグッズ(15kgぐらい)をかついで駐車場とショップを何往復もしたりもしています。このように意外と体力勝負な実態を知ると、賛同はしないまでも、ちょっと尊敬してしまいます。体力・商品知識・信用のすべてがそろっていなければ、転売ヤーは続けられない。よく考えれば、転売ヤーに求められる資質は、合法的な商売をしている人と同じなんですね。どんなことでも現役の人はすごいんだな、と感心しました。この本を読むと、転売ヤーへの印象が少しよくなるかもしれません。転売が法律的にグレーな活動なのは変わりませんし、転売ヤーがいなくなるにこしたことはないのですが…何にせよ、転売ヤーを敵視する人にこそ読んでほしい1冊でした。

 

以上『転売ヤー  闇の経済学』読んでみた件でした。転売って意外と大変なんですね。

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追記:この記事の公開後に読者様が増えました。登録ありがとうございます! 読書よりもゲームとコスメの記事が多めですが、末永くおつきあいいただければ幸いです。

 




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