
1979年に韓国のパク・チョンヒ(朴正煕)大統領が中央情報部部長キム・ジェギュに暗殺された事件の裁判を中心に、1979年10月26日の大統領暗殺から同年12月12日の軍事クーデターに至る一連の事件に巻き込まれた3人の男たちの姿を、史実に基づいて描いたサスペンス。ただしフィクションだと断りがある作品です。
パク・チョンヒ大統領暗殺事件からチョン・ドゥグァン(全斗煥)の軍事クーデターを描いた作品として「KCIA 南山の部長たち」(2019)、「ソウルの春」(2023)の名作があります。いずれも軍事政権の闇を追求した作品です。
本作は前2作品に描かれていない、パク・チョンヒ暗殺者のひとりで中央情報部秘書官で唯一現役軍人である朴興柱をモデルに、軍法会議の実体を描いた裁判劇です。
この裁判を陰で操ったのがチョン・ドゥグァン。自分が起こすクーレターを正当化するには大統領暗殺事件が革命目的では困る、国家反逆罪で裁きたい。これを巡る裁判だった。ここで明かされるのは“軍隊は何でも自分たちの都合通りに出来る”ことだった。
先の2作作品に比べると、全斗煥、朴興柱の軍人としての生き様に焦点が当てられており、よりストレートに軍事政権の怖さ、虚しさ、悔しさが伝わります。
テンポよく切れのあるストーリー展開、映像も美しくて迫力がありますが、差し込まれるパク・チョンヒ暗殺劇の描き方は分かり辛い。楽しむためにはパク・チョンヒ暗殺についてちょっと予習が必要です。「KCIA 南山の部長たち」(2019)は必須で、ウズペキアも欠かせないでしょう。
ラスト近くになるとチョン・ドゥグァンの“金まみれ体質”と“絶対的な権力を持つことの危うさ”が出てきます。今回の衆議院選挙結果を見て、この国の先行きに不安を持ちました!
監督:「王になった男」のチュ・チャンミン、脚本:ホ・ジュンソク、撮影:ホン・ジェシク、編集:ホ・ソンミ、音楽:キム・テソン。
出演者:チョ・ジョンソク、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョン、ウ・ヒョン、イ・ウォンジョン、他。
物語は、
勝つためには手段を選ばない弁護士会のエースであるチョン・インフ(チョ・ジョンソク)は、上官の命令によって大統領暗殺事件に関与した中央情報部(KCIA)部長の随行秘書官パク・テジュ(イ・ソンギュン)大佐の弁護を引き受ける。軍人であるパク・テジュは、ひとりで軍法裁判にかけられ、最初の公判からわずか16日後に最終判決が下されることになっていた。しかし、この裁判は後に軍事クーデターを起こす巨大権力の中心人物、合同捜査団長チョン・サンドゥ(ユ・ジェミョン)によって不正に操られていたことが明らかとなる。(映画COMより)
あらすじ&感想:
冒頭、宮井洞。「今日片づける、銃声は合図だ」と大統領接宴所に急ぐキム・ヨンイル(ユ・ソンジュ)KCIA部長。パク大佐が「閣下、警備が厳重です」と注意を促すと「自由民主のためだ」と言い去った。
1979年10月26日、大統領暗殺事件が発生。
「暗殺容疑者としてKCIA部長他7人が逮捕された。KCIA部長の権力と組織を背景に起きた。戒厳軍を掌握すれば収拾可能と考え暗殺計画を立てたものと見られる。軍部や国外勢力は関与しておらず本件は大統領の座を欲したKCIA部長によるクーデターである。合同捜査団長はチョン・サンドゥ(全償斗)少将で内乱目的の殺人事件である」と報じられた。
大統領暗殺事件合同弁護団が立ち上げられた。
専任弁護士として異色の弁護士チョン・インフに白矢が立った。彼は「法廷は善悪で決める場でなく勝敗を決める場である」をモットーに弁護する弁護士だった。チョンは当初乗り気ではなかったが、この裁判で名が売れ、拘留中の人権活動家である父親釈放に力を貸してもらえることで引き受けた。しかし、彼女(チン・ギジュ)から「暗殺事件に関わるなんて柄にもない」と笑われた。
チョン弁護士は早速軍拘置施設にパク大佐を尋ねた。
パク大佐に先ず勧めたのは“一般裁判に変えないか”ということだった。軍事裁判は一発で勝負が決まるが一般裁判では時間稼ぎができ世論の支援を受けられると一般裁判変更を説得したが、パク大佐は「自分は軍人で軍法を守らねばならない」と拒否した。「裁判にルールなどない、勝てばいい」と勧めると「弁護士を変えねばならん」と面会室を後にした。

合同弁護団の弁護方針が決まった。
争点は内乱かどうか、「クーデターを企てたのか、民主主義を求めたのか」だった。弁護団は後者で争うことに決まった。チョン弁護士は“まだ専任弁護士と認められてない”と焦っていたが、イ・マンシク団長(ウ・ヒョン)が結論を引き取った。
パク大佐は芯が強く、昇任も同期の中で一番早く、将来の参謀総長の器だと噂があるほどの人物だった。「頭を下げて来い!」という意見もあれば「そんなやつ放っておけ!という意も見出た。
軍部では裁判を公開にするか非公開にするかで対立があった。
合同捜査団長チョン・サンドゥ少将から「野党や市民団体が猛反発する」と裁判を非公開で行うよう提案があったが、チョン・ジンフ参謀総長(イ・ウォンジョン)は拒否し、「権力は銃口から生まれると思っているのか」と注意した。
〇陸軍参謀本部で行なわれる裁判の打ち合わせ会議
参謀総長から裁判部、検察官、弁護団の安全確保、政治犯としての待遇に留意する旨の挨拶があった。
休憩中にチョン弁護士はサンドゥ少将に対面した。
チョン弁護士が“少兵士が忠誠!階級・指名を名乗って挨拶する”ことに“声を張り上げる必要があるのですか、権威的な発想です”とケチをつけた。少将は「興味深い発想だ、ところでパク大佐は救えるか?」と聞いた。チョンは「長くて10~20年、それ以上はない」と答えた。少将は「大統領を暗殺し、国の転覆を謀った。門外漢だが内乱罪で重罪だぞ」と答えた。チョンは「日本の五・一五事件ではそうなってない」と反論した。少将は「軍部についてどう思うか」と聞いてきた。「長い間権力を握っている。必要以上の役割を担っている。無実の人をアカに仕立てるのは愛国とは言えない」と答えた。少将は「お礼に弁護士について言っておく。お前たちが全部クズだ。大佐を救えるとは思えない」と応えた。

チョン弁護士は “大統領殺害事件担当の合同捜査団長が韓国の実権を握る”を把握して、独房のパク大佐を訪問した。
パク大佐に暗殺目的を聞くが答えがない!。
チョン弁護士は最初に「一般裁判を諦めない」と伝えたあと、「合同捜査報告書にあるパク大佐の証言“部下と共に命令に従い大統領を射殺した”を取り上げ、「“命令に従い”は検察官に笑われる。愛国心や政治的信念が必要だ。これではだたの権力争いだ」と意見を聞いた。大佐から「軍人をどう思う?」と聞かれ「好きでない」と答えた。今回も何も喋ってもらえなかった。準備不十分で裁判が始まった。
陸軍高等軍法会議が始った。
〇第1審初公判、
冒頭、検察官から告訴状が読み上げられた。これに弁護団長が「10月21日早朝、キム部長は随行秘書とヘリで釜馬民主行動を視察、独裁への反発が強まるのを実感した。“キム将軍”は流血を喰い止めたい一心で・・・」と疑義を読み上げると、検察が「異議あり!将軍の呼称を控えろ!」と抗議してきた。

キム部長の呼名を巡って、チョン弁護士が「被告者を有罪と決めつけている」と激しく抗議して審議紛糾。以後被告と呼称することになった。
午後の審議で、チョン弁護は持論の「軍人であるが故に一度の裁判で刑が決まるのが妥当か?憲法には戦時のような非常時のみ単審も可能だと規定がる」と訴えた。裁判長は「現在戒厳令下にあり違法ではない。違法が否かは憲法委員会が判断すること」とチョンの提訴を却下した。
チョン弁護士は「この裁判は適法とは言えない。裁判官全員に対して忌避を申し出ます」と訴えた。法廷が大混乱となり休廷となった。チョン弁護士のとっては作戦どおりの展開だった。団長から「本件が独裁への抵抗と判断されたら誰が打撃を受けるか覚悟しておけ。我々は国の核心に切り込む」「相手はチョン・サンドゥだぞ」と発破が掛かった。

チョン弁護士はパク大佐から審議についての意見を聞きたいと面会した。
「あなたは融通が利かないお方だ。中央情報部の秘書室長がどんな地位ですか?」と話し掛けても何も返ってこない。帰りにパク大佐の家を尋ねた。奥さんのオク・ジョンエ(カン・マルグム)から「これで助けてください、決して助かるために頭を下げる人ではありません」とお金を渡された。
チョン弁護士は証言記録を調べ再度、パク大佐に面会した。
「“準備していた”弾倉を交換いて弾が切れるまで撃った」というパク大佐証言を取り上げ、“準備していた”とは計画を知っていた?標的を知っていた?」と問い詰めた。大佐は「標的は聞いていなかったが“暗黙の了解”だった」と答えた。
「標的は聞かなかったわけだから“非常事態に備えていた”ということにしよう」と話すと、大佐が「嘘をつけ!」と怒り出す。チョンは必死だった、「法廷は善悪を決めるとこではない。人は誰でも嘘をつくんだ」と諭したが、聞き入れられない。「“大統領を殺す協力をしたでしょう」と大佐に求めるが「協力じゃない、命令だ」と言い返す。チョン弁護士は「融通は利かない!協力でなく命令、命令とは何んなんですか?」と聞き返した。
〇第1審 第2回公判、
チョン弁護士がパク被告に「命令とは何なんですか」と聞いた。パク被告は「軍人はどんなおきも命令に従う。不当な命令でも疑念を持つことは許されない」と応えた。チョン弁護士は「命令は恣意的に判断されなければならない。パク被告には命令は正常だという大前提がある。だから被告人の行動にはなんら違法性はない」と主張した。
検察官が「そこの聴衆者を“撃て”と命令さえたら撃つのか?」とパク被告に聞き返すと「敵味方の判断基準は命令です。命令なら撃つ」と応えた。検察官が「キム被告は部長から指示されたとき、大統領の暗殺だと知っていたか」と聞かれ「知っていた」と応えた。パク大佐は嘘がつけない!
パク容疑者が独房へと護送されるバスを見送って、妻のオク・ジョンエは泣いた!
居酒屋での弁護団の反省会。
“人生を決めるのはその人だ“など裁判結果にお悲観的な意見が多かった。「”無罪を勝ち取れると本当に思っているのか”とチョンは非難された。チョンは諦めることが出来なかった。
チョン弁護士がパク大佐を尋ね、次の論点として“犯行後の逃避先”について論議した。
チョン弁護士は合同捜査団の報告レポートを基に、KCIA部長の銃声を合図にパク大佐らが大統領接宴所に侵入して射撃、その後“誰が何故参謀本部に避難したかを議論した。
パク大佐は「接宴所に向けて何発か撃って、部屋に入り撃ちまくった。人が数人倒れていた。そのあと部長の車で逃げた。部長から閣下が亡くなったと聞いた。“どこへ行こうか、情報本部?陸軍本部?”と聞かれ、“陸軍本部”を勧めた」と話し、「“内乱を阻止するため”に陸軍本部に走らせた」と言った。
これを聞いたチョン弁護士は「助ける道が見つかった!私が証明すればいいだけだ」と答えた。大佐は「毎晩、同僚が夢に現れる。頭の中に悲鳴が起こる。私は罪を払うべきだ」とこれを明かすことを拒んだ。チョン弁護士は「それを忘れろ」と言った。
その帰り道で、チョン弁護士は何者かに捕われリンチを受けた。そして父親が病院で亡くなった。チョンは父親の苦しみが分かった!
〇第1審 第3回公判、
証人として接宴所から脱出時の運転手を呼び、“秘書官はかなり酔っていたが、陸軍本部に行くがよいかと聞かれ、はいと答えた」と証言させた。チョン弁護士は「暴動なら部下がいる情報部に戻るはず。だからクーデターではない、情報部長が個人的に大統領を殺害した個人的な逸脱行為だ」と主張した。
しかし、検察官の運転手への尋問で証言が崩れた。検察官は「被告人は主張する民主革命は口実に過ぎない」と反論した。
チョン弁護士が裁判長の元に駆け寄り、裁判長が読む資料を取り上げた。「これが正当な裁判ですか?何度も外部から裁判長にメモが届けられている。クソ軍人どもが」と叫んだ。法廷は大混乱!“次回の公判は3日午前10時、運転手の証言は不採用”と決まった。
チョン弁護士は弁護団から“ペク大佐を庇ったらキム部長の立場はどうなる」と非難された。チョン弁護士は「独裁者を撃って自由を得るのも結構だが部下が救われねば、誰のせいで捕まった」とあくまでも自分の意志を通すことにした。

チョン弁護士はパク大佐に会って、みじめな裁判について話した。
大佐は「私以上だ。(笑)今日はただ話そう」と言い、たわいもない話をした。大佐は「ただ妻と子供に会いたい」と言った。チョンはどうしても大佐を生かしたいと思った。
〇チョン弁護士は、参謀総長に“行先について”の証人を願い出た。
脱出時の参謀総長が部長の車に同乗していたから、“何か聞いている”と証人を願い出た。しかし、参謀総長から「戒厳司令官である俺が出れるか!」と拒否され、参謀長室から副官に引きずりだされた。チョンは参謀本部基地の前、雪が舞う中、参謀総長の車が出てくるのを待ち続けたがダメだった。
合同捜査団長のサンドゥ少将が再度、参謀総長に軍事裁判の非公開を迫った。ふたりは喧嘩別れをした。
参謀総長は「越権行為がひどいというぞ」と断った。サンドゥ少将は「苦労して勝ち取った政権なのに、軍は後方に追いやられている」と批判した。参謀総長は「政治に乗り出す気なら制服を脱げ!」と叱った。
少将が「情報処理があります。19時に公邸に伺わせます」と去って行った。参謀総長は副官にサンドゥ少将の財産を調べるよう副官に命じた。そして副官を通じてチョン弁護士が呼ばれた。
参謀総長が「名簿の提出までは内密だ!」と証人を引き受けた。チョンはパク大佐に「本気になれば何でもできる」と伝えた。
〇その夜、参謀総長がサンドゥ少将によって逮捕・幽閉された。
サンドウ少将指揮下の部隊が漢南洞の参謀総長公邸を囲み、“参謀総長に処理情報を渡す”と情報班長以下数名が公邸に入ってきた。情報班長が“金庫を調べる“と言い出し、総長は異変に気付き、双方の撃ち合いとなった。参謀総長は逮捕され連れ去られた。サンドゥ少将は新軍を立ち上げ軍事クーデターに成功した(1979年12月12日)
チョン弁護士は何も知らず法廷に出たが誰もいない。非公開裁判になっていた。
〇チョン弁護士はサンドゥ少将を尋ね、パク大佐の助命を嘆願した。
少将は基地内のゴルフ場にいた。チョンはパク大佐の助命を嘆願した。少将は「法廷で救うしかない」と答えた。少将はゴルフボールを打って、チャンに拾いに行かせた。それでもチョンは頭を低くして嘆願を続けた。少将が「国は混乱して不平分子が暴れる、悲劇だ!秩序が必要だ、誰が指揮を執るべきか?俺は25年も耐えてきた。足を引っ張るな、君には後ろ暗いところがあった。もういい、帰れ」と言った。この言葉にチョン弁護士は切れた!
チョン弁護士は「ふざけるな!俺はきたない人間だ。罪の有無などどうでもよく騙したり金を巻上げたたり権力者に媚びたり貧しいやつを泣かせてきた。だが本当のクズはお前みたいなクズだ。俺は金のために人を殺さない。出世のために人を殺さない。欲望を満たすために人を殺す、人間がすることか」と喚いた。少将の副官にメッタメタに殴られた。
チョン弁護士は独房のパク大佐を尋ね“判決を受け入れて欲しい”と懇願した。
チョン弁護士は「歴史に名が残るとしたらキム部長だけだ。パク大佐は忘れられる」と説得した。パク大佐は返事しなかった。
〇第1審 最終公判、
チョン弁護士は「被告人は同僚に銃を向け殺した。これは厳重に処罰すべきだ。しかし、内乱は企てていまい。命令に従っただけだ。。極刑だけは避けてくださない」と懇願した。
裁判長から「上官の指示で大統領の殺害に加担したか」と問われ、パク被告は「ハイ」と答え、「軍人は命令に従わねばならない。それによって家族、我が国が守れると信じたからです。10月26日のあの時の私の選択は変わりません」と述べた。
判決は“死刑”だった。
パク大佐は判決を受けたのち、チョン弁護士に「君には借りが出来た。これだけは言える、君は真の弁護士だ。元気で!」と言って、独房に去って行った。チョン弁護士の顔に涙があふれた!1980年3月6日、パク大佐は処刑された。
まとめ:
KCIA部長の命令に従い暗殺の罪で逮捕されたパク・テジュ大佐と、大佐を救うため立ち上がったチョン・インフ弁護士。国の未来をかけた裁判の行方は、次期独裁者を狙うチョン・サンドゥ少将によって操られた、自らのクーデターを正当化するものだった。
裁判で浮彫になったのは、
同じ軍歴を持ちながら自分の欲望のため権力闘争に明け暮れるチョン・サンドゥ少将と国のため家族のために身を捧げるパク・テジュ大佐の品格の格差だった。参謀総長に促がされないと敬礼もしないサンドゥ少将。こんな軍隊になったら終りだと思った。
パク大佐は15坪の家に全財産が400万ウオンで生活しながら、国のためならいかなる命令でも遂行する清貧で使命感のある陸軍将校だった。
イ・ソンギュンが無口で佇まいだけでパク大佐を見事に演じた。
この作品が遺作になったと聞くと、この作品の結末のように思え、なんとも言えない気持ちです。ご冥福をお祈りします。
チョン・インフ弁護士はパク大佐を生かす弁護を全うできなかった。
しかし、サンドゥ少将に言葉“本当のクズはお前みたいなクズだ。俺は金のために人を殺さない。出世のために人を殺さない。欲望を満たすために人を殺す、人間がすることか”を投げつけることができた。これが作品の狙いでしょうか。二度とあってはならない!全斗煥に対する厳しい見方ではなかろうかと思った。
チョ・ジョンソクの自由で闊達な演技、こうでなければサンドゥ少将には対抗できないが、とても面白かった。
裁判シーンは緊迫感のある裁判だった。
チョン弁護士のお惚けキャラを使って、軍事裁判を振り回し、軍事裁判の独裁制を浮き彫りにする脚本・演出は面白かった。ただ、差し込まれる事件回想が分かり辛かった。
サンドゥ少将の汚いやり方を見て、チョン弁護士の言分を聞くことで、今回の衆議院選挙結果を見て、 “政府に大きな権力を与えたら怖いぞ!」と思うことしきりです。政治について考えさせてくれる面白い作品でした。
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