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「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)宮﨑駿の初長編映画監督作。躍動する映像、奇想天外なアクションに義賊というストーリに魅せられる!

 

1979年にアニメ「ルパン三世」の劇場用長編映画第2弾として公開された同作は、宮﨑駿さんにとって初の長編映画監督作。カリオストロ公国に侵入したルパンが、盗んだ偽札や王女クラリスの救出を巡ってカリオストロ伯爵に戦いを挑む様が描かれるというもの

6月27日『金曜ロードショー』で、本編ノーカット放送で視聴しました。恥ずかしながら、初めての視聴でした。

この時期に観ておくべき作品だったとつくづく反省

冒頭のカジノからの帰り偽札を掴まされたと知っての車の暴走、水中・空からのクラリス救出の奇策、ラストシーンの水中から古代ローマの都市が浮かび上がるねたばれ、そして義賊として世界を相手に戦うルパンの格好よさ。いずれも奇想天外で今、観ても楽しい。

当時、見たこともないアニメ作品だったのではないでしょうか

カーアクションひとつをとっても、これ以降の作品のどれほどの影響を与えたか!すごい作品だったのではないかと推測します。アニメなら世界を相手に戦えるという痛快さ。おそらく監督もそう思ったのではないでしょうか?だから引退なんか出来ないと思います。(笑)

監督:宮崎駿原作:モンキー・パンチ脚本:宮崎駿 山崎晴哉、作画監督大塚康生撮影:高橋宏固、編集:鶴渕允寿、音楽:大野雄二。

声の出演者山田康雄、小林清、志増山江威、子井上真樹、夫納谷悟、朗島本須、美石田太郎、宮内幸、平永井一郎、他。

物語は

盗み出した大金がゴート札と呼ばれる偽札であることに気づいたルパンと次元は、ゴート札の秘密を探るため、カリオストロ公国へやってくる。そこで謎の男たちに追われていた少女クラリスを助けたルパンたちだったが……。(n映画COMより)


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あらすじ&感想

〇冒頭、ルパンと次元がカジノで大金を稼ぎフィアット500で逃げるシーン

ルパン(山田康雄)と次元(小林清志)がモナコの国営カジノの大金庫から大金を盗み出す。歓喜の中でフィアット500を走らせる。歓喜のあまり全速力で前車を真っ二つに引き裂いて、車線をまたぎながら走る。ところが偽札と知って一気に偽札をバラ撒き、大量の排気ガスを撒きちらすように走る、車で感情を表現する描き方に舌を撒きました。この車の走り方をどのくらい多くの作品で見たことか。天才宮崎駿を見せつけるオープニングでした。

〇ルパンは謎の黒組織に追われるクラリス姫を追ってカリオストロ城内に侵入

偽札と知ってがっかりしているこころに、黒組織に追われる美しい少女を発見。彼女を救出するが、追い詰められ崖から海岸に落下。少女は気を失ったルパンに累が及ばないよう起こさず、指輪を託して、船で連れ去られた。

ルパンは目が覚め、7年前、火災で焼き爛れたカリオストロ城を見た。指輪の紋章が城門の紋章と同じことから少女がクラリス姫(島本須美)と分かった。時計台、巨大な水車塔、大きな湖を見て、10年前、ここで賭博をして偽札をつままされ、殴られた記憶が蘇ってきた。ルパンは五右エ門を呼び寄せることにした。

カリオストロ伯爵がオートジャイロで城に戻ってきた

伯爵は捕らえたクラリスの指輪を調べようとするが、ない!伯爵は執事のジョドー(永井一郎)にルパンと次元を捕まえるよう指示した。

ルパンと次元は城内のレストランでクラリス姫がカリオストロ伯爵と結婚するために戻ってきたことを耳にした。

ルパンはこの結婚には裏がると睨んだ。夜、宿泊中のところルパンと次元が黒組織に襲撃され、街に逃げ出した。

不二子(増山江威子)がルパンを追って城内に侵入しクラリスの身の周りの世話をする使用人に化けていた。さらに、五右ヱ門が馬車で悠々と城に到着しルパンと合流した。

ルパンはカリオストロ伯爵にクラリス姫を奪う予告状を出した。このことで、伯爵は銭形を呼びつけた。

このドラマに必要な役者がカリオストロ城に勢ぞろいした

〇ルパンは次元と五右ヱ門と謀り、クラリス姫を救出することにした

至るところにレーザートリップが仕掛けられている。ルパンは池に潜り、水道を通て城壁の内部に侵入し、姫を救出。次元と五右衛門は身を隠して待機し城から出てきたふたりを車で拾うというもの。

ルパンは水道を潜った。七色の水の中を泳いだ!(笑)水の流れをこう描くかと驚かされた!

噴水のところで顔を出すと銭形がいて、外に出られない。(笑)警備隊のグスタフ(常泉忠通)が「ここはわれらの警備区域」と銭形を引き下がらせた。

その隙にルパンは銭形に化けて城の中に侵入

そこで不二子に出会った。不二子からクラリス姫の居場所を聞き出し塔に急ぐ。ルパンは携帯用ロケット発射でロープの端末を塔壁に引っ掛け登ろうとするが、慌てもののルパンが途中でロケットを落として失敗。(笑)

ルパンは万能でないこういうおバカなドタバタ救出が楽しい

やっとのことで塔壁を這い上り姫に会って指輪を戻した

クラリス姫に「ここは危ないところよ!」と注意されるや否や、床が開き奈落の底に落ちた。しかし、ルパンにぬかりはなかった。姫に指輪には盗聴器をつけておいた。盗聴器を通して伯爵の陰謀を知り本物の指輪が欲しければクラリスに危害を加えないよう警告した。

奈落の底、ここは400年にわたって城に忍び込んだものの処刑場だった

骸骨がゴロゴロ転がっていた。その中に銭形がいた。(笑)銭形もカリオストロ伯爵には余計ものだった。ふたりは出口を探し、水路で脱出を図った。着いたところが礼拝堂の地下にある偽札の製造現場だった。遂に偽札の現場発見でふたりは休戦協定を結んだ。(笑)

〇ルパンはカリオストロ伯爵のオートジャイロ機で塔の姫の救出に向かった

偽札作業所で火事を発生させ警部隊を吸引、その隙にルパンと銭形は聖堂に駐機しているオートジャイロ機を拝借してせクラリス姫を救出に向かった。

しかし、ルパンはこの作戦に失敗した

オートジャイロ機が塔に着陸しようとするとそこに警備隊が駆けつけた。ルパンは姫にロープをかけて機に収容するが、そこにカリオストロ伯爵が駆けつけ、銃撃を命じた。ルパンは姫を抱えて塔に落下。伯爵は姫から指輪を回収した。

ルパンは間一髪で機を操縦する警部により脱出。これを追って来たフィアット500に救出され、傷を癒すための隠れ家に急行した。

〇銭形はインターポール本部に戻り、カリオストロ伯爵の偽札製造行為を訴えた

しかし、本部はインターポール加盟国であり、世界に及ぼす影響が大きいと取り上げなかった。ここは現在の国連を皮肉っているようで面白い!銭形は任務を解かれ日本に帰国。

〇ルパンは隠れ家でカリオストロ城の庭師(宮内幸平)に匿われた

不二子から「明日、姫と伯爵の結婚式だ」と聞かされた。側には次元と五右ヱ門がいた。

ルパンは「まず飯だ」と飯を食った。(笑)ルパンは庭師の顔を見て「この城で、賭けで儲け、偽札に手を出して襲われ、そのとき姫が水を飲ませてくれた」ことを思い出し、必ず姫を救い出さねばと考えた。

 

不二子から銭形に「明日、ルパンが姫とカリオストロ伯爵の結婚式を襲う」と連絡した。銭形は警部隊を連れて急いだ!

〇城内の大聖堂でクラリス姫とカリオストロ伯爵結婚式が始まった

ルパンは大司教に化けてカリオストロ伯爵から指輪お取り返した。不二子はTVレポーターとして結婚式に参加。不二子の実況が始まると五右ヱ門と次元が暴れ出し警備隊を引き付け、銭形が偽札製造現場にTVを誘導し偽札製造状況を映し出し世界に発信した。

その隙にルパンはクラリス姫を攫って時計塔に逃げ込んだ

ルパンは姫に指輪の秘密が解けたと“その謎”を話した。そしてカリオストロ伯爵を時計塔に誘導。巨大な歯車を渡りながらのルパンとカリオストロ伯爵の格闘。チャップリンの「モダン・タイムス」から着想を得たか?この戦いは面白い

次いで、ルパンとクラリス姫は時計台の針の上に逃げた

これを追って伯爵も針の上に乗ってきた。ルパンは指輪の秘密を伯爵に教え頃合いを見て針から飛び降り、クラリス姫も指輪を伯爵に差し出し飛び降りた。伯爵が自分の指輪と姫の指輪の紋章を時計の文字盤にあるヤギの彫刻にはめ込むとぴったり合ったところで、時計の針が動き出し伯爵は長短針に挟まれて絶命した。

同時に時計塔が爆発して堤防が破壊。池の水が流出し始めた。水が引いて現れたのは古代ローマの都市だった。この映像が美しい。

ここに大量の金銀が隠されていた。「ローマ軍の略奪からクラリスの先祖が守った宝だった。

この時計台のトリックが壮大で面白い

名探偵コナンの劇場版第1作が「時計じかけの摩天楼」(1997)とは、なにかこの作品に因縁があるのかと思ってしまいます。(笑)

「連れていって!」というクラリス姫をルパンは抱いて、駆けつけた庭師に渡して次元、五右ヱ門と共にフィアット500で去った。銭形警部が「盗んだ!姫の心を盗んだ!」と追かけるフィアット500を偽札の原板を盗んだ不二子がオートバイで誇らしげに抜き去っていった。

まとめ

冒頭のカーアクションから始まって、奇抜で愉快なクラリス姫の救出作戦、そして圧巻の指輪の秘密を解き明かす時計台でのルパンとカリオストロ伯爵の奇想天外な戦い。スリリングで笑いがあって、画の面白さに吸い込まれる。時計塔での戦い、これは圧巻でした

ルパンが義賊だという設定。貧富の格差が大きい現代社会では、これが恰好いい。ルパンが高い志のわりにおっちょこで度々失敗をしでかすキャラクターも面白い。ラストシーンで不二子が偽札の原板を盗んで走るシーンは、ルパンのキャラクターの矛盾だという指摘があるようですが、同じ盗賊でも志の点でルパンと雲泥の差があることを示すシーンだと思っています。(笑)

アニメを描くことで、思うがままに世界を動かせる。アニメ映画の面白さを知る作品でした

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