
1月、突然に亡くなられた“チャコティ副長さん”。敬愛するブロッカーのお一人で、F1マニアでした。文章は簡潔、余計なことを書かない、多分に辛辣。それでいて本質を見逃さない、よく練れた文章。常々総合ランキンNo1に登場しないのが不思議だと思っていました。副長さんには関係ないことでしたでしょうが・・・。
その副長さんが24“年度作品のランキング3位に選ばれたのが本作だったと思います。副長さんを忍びながらWOWOWで本作を鑑賞しました。
イタリアの自動車メーカー・フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いたドラマ。と言っても59歳の一時期の物語。
会社倒産の危機に、息子の死や夫婦関係の悪化、さらに愛人との関係など人生最大の苦境の中で、イタリア全土を1000マイル走る “ミッレミリア”に挑戦する姿を通して彼の生き様を描くというもの。走るために儲ける、如何なる車で、どう走るか、そこにエンツォの生き方、哲学が見える作品。とても高価な車で買えやしないが、それでも買って乗りたいと思わせてくれる作品でした。
監督:マイケル・マン、原作:ブロック・イェーツ、脚本:トロイ・ケネディ・マーティン、撮影:エリック・メッサーシュミット、美術:マリア・ジャーコビク、衣装:マッシモ・カンティーニ・パリーニ、編集:ピエトロ・スカリア、音楽:ダニエル・ペンバートン。
出演者:アダム・ドライバー、ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、チャンサラ・ガドン、ゴガブリエル・レオーネ、ジャック・オコンネル、パトリック・デンプシー、他。
物語は、
1957年。エンツォ・フェラーリは難病を抱えた息子ディーノを前年に亡くし、会社の共同経営社でもある妻ラウラとの関係は冷え切っていた。そんな中、エンツォは愛人リナとその息子ピエロとの二重生活を妻に知られてしまう。さらに会社は業績不振によって破産寸前に陥り、競合他社からの買収の危機に瀕していた。再起を誓ったエンツォは、イタリア全土1000マイルを縦断する過酷なロードレース「ミッレミリア」に挑む。(映画COMより)
あらすじ&感想:
○1947年、元レーサーのエンツォ・フェラーリーは妻のラウラとフェラーリ社を設立。
○1957年、フェラーリ夫妻の関係はエンツォがラウラにピストルで撃たれるまでに悪化、そして会社は倒産の危機にあった。
エンツォ(アダム・ドライバー)は愛人のリナ(シャイリーン・ウッドリー)が目覚める前にき出して、車をフルスッピードで走らせ、自宅に急いでいた。このころ妻のラウラの元には「マセラティ社のベーラがミラノか着いた」と電話が入る。旦那はいないし、いらつくラウラ(ペネロペ・クルス)。エンツォは帰宅途中でレーサーのデ・ポルターゴ(ゴガブリエル・レオーネ)から挨拶を受けたが無視して自宅に飛び込んだ。
町には「フェラーリは倒産か?」の噂が飛ぶ。
社のレース担当者から「ベーラが来て新記録を作るらしい」と電話してきた。エンツォは「801を準備しとけ!ミサの後で行く」と返事した。ラウラに「ベーラが来た」と話しかけると「やたら電話がきました。あなたが誰と寝ようと構わないが朝のコーヒーまでには帰って!」と怒りを爆発。(笑)

エンツォはお抱えレーサーのカステロッテに「ベーラがお前の記録を破る、走ってくれ!」と電話した。その後で、ラウラに「車が故障したから遅くなった」と言い訳をするといきなり拳銃をぶっ放された!(笑)
ラウラがフェラーリ家の財務管理を担当、エンツォは任せっきりだった。財務の悪化に、愛人問題、そこに“24歳の息子ディーンの死”。ラウラの神経もぶっ切れる寸前だった。特に先年後継者にと期待していたディーノを亡くしたことがラウラの寂しさに拍車をかけたようだった。
エンツォは床屋で髪を刈り、その後ディーノの墓参り。エンツォは毎日息子の墓参りを欠かさない。ディーノに「苦しい日々が続く、お前がいないのが残念だ」と愚痴を聞かせるのだった。この後、ラウラも墓参り、エンツォの花と取り替える。(笑)
エンツォが教会のミサに出席。牧師の説教を聞きながらベーラの記録が気になる。
エンツォは急ぎレース場に掛けつけ、ベーラの記録に挑戦した。
自ら車のエンジンを確認し、レーサーのカステロッティに「タイヤを温めてから思いっきりスピードを出せ!」と指示した。そこに女優チェチーリアがいるのが気になった。デ・ポルターゴが挨拶にやってきたが「間に合っている」と断った。ところがカステロッティがスピードを上げ操縦ミスで事故死。エンツォはその場でパリ・ダカの実績を買って、デ・ポルターゴに会社に来るよう指示した。
カステロッティの事故について、
エンツォがリナのところによると、ニュースで事故を知ったリナが「あなたのせいで運転ミス?あなたが心配だ!」と聞く。エンツォは「悲しんでも無駄!24年前に2人の友人が死んだ。モンツアでうちの車に乗ったふたり。その時、“心に壁を作るべきだ“と悟った!この仕事を続けるためだ」と答えた。

エンツォは家に戻ると、母親が「フェラーリは子供を喰う神と同じだ、英雄を喰い殺す!アメリカに移住するハメになる」と報じる新聞記事を読んでいた。母に「女優チェチーリアの母親が上級階級との結婚を臨んだため、カステロッティは婚約者の前で力が入った。母親がしゃしゃりでると大抵死に繋がる」と説明した。ラウラは「カステロッティの給与停止をする。事故車の保険の報告を聞いて」と事務的な手続きを始めた。
○エンツォは会社再生のためミレニアム出場を決め、デ・ポルターゴとドライバー契約した。資金繰りに問題が残った。
エンツォが出社すると、会計担当役員のクオギが「入る金より出る方が多い。会社はこのままでは破産する」という。エンツォが「レースの金ぐらいは稼いでいる」と主張するが「その費用はポルトガルの国費並みだ。現在の年間遺産者数98台を189台にする必要がある」と言われ、「無理だ!」と答えると「共同経営にするしかない、フィアットかフォードと組め」と勧める。
エンツォはが「金のあるやつに支配されるのは嫌だ」と答えると「400台生産すると相手が乗って来る。ジャガーはル・マンで上位を独占し業績が急上昇、レースに勝てば売れる」と主張。エンツォは「ジャガーは売るために走るが、“俺は走るために売るんだ”。全く考え方が違う」と反対した。クオギが「ミッレミリアで勝ち資金が得られなければ廃業だ」と言い放った。エンツォは「ミッレミリアで勝つしかない!」と思った。
クオギが「何故ラウラが会社の所有権を持っている」と聞く。「ナチに逮捕されそうになり妻の名義にした。一緒に作った会社だ」と。「他社との交渉には手札が必要だ」と言われ、「簡単にはいかない」と返事した。
妻ラウラの説得は難しい、この資金繰りも今のエンツォには悩みだった。
社を訪れていた売却先のアラブの陛下から「マセラティ社は破産寸前で、フランスで資金を集めミッレミリアに賭けている。勝つのは1社だ」と聞き、「勿論、私だ!」と答えた。
○ミッレミリアに勝つためのチームの編成に取り掛かった。
エンツォは各レーサーにレイシングコースを走らせ、速度、癖を把握していた。ヴァルツに「テストとレースに出る!車は250s。パワーは大きくないが小回りが利く、上位に入れる」と指示し、「もうひとつ、女優をパドックに入れるな!カメラが車でなく女優ばかり撮るから」と注意した。(笑)
パーテイでレーサーたちを紹介した。
ドライバーのピーター・コリンズ(ジャック・オコンネル)、デ・ポルターゴ、マイク・ホーソン、フォン・トリップス、オリビエ・ジャンドビアン、タルッフィ(パトリック・デンプシー)を、次いでエンジニアのキテイ、そして「スカリエッティが秘密計画を進めている」と紹介した。記者から「打倒はマセラティ?」「エンジンは?」などと質問が出る。エンツォは「直線でスピードが出るもの」と答えた。デ・ポルターゴが「俺の車にはブレーキがついている」と答え人気ものになった。
○エンツォは、リナから何時息子の姓名をフェラーリにするかと聞かれ、頭を痛める!
息子ピエロはデ・ポルターゴのサインを欲しがる。ピエロは「パパのようなライバーになりたい」という。エンツォは「パパは設計の方が向いている」とエンジンの作動原理と構造を分かりやすく話して聞かせた。ピエロが「恰好いい」と声を上げた。エンツォは大満足だった。
“いい車とは”
「秘密を教える!どんなものであれうまくゆく場合は見た目も美しい!」と教えた。この言葉がすばらしい!

フェラーリの車がそうだ。世界の兵器を見ても然り、戦車はドイツとイスラエルが圧倒的に恰好よくて強力だ。
姓名をフェラーリにすると世に知られ、ラウラにすべてがバレてしまう。リナはよくできた女性で、このあたりを踏まえやんわりと求めた。
○エンツォはラウラを口説き資金を作ることにした!
エンツォはクオギが薦めるミッレミリア挑戦を話した。ラウラは「あの人は経理専門だがレースを知らない。悪路を100マイルも走るのよ」と反対した。エンツォは「株券と工場の所有権を移譲して欲しい」と切り出した。ラウラは「半分は自分のもの」と主張し、「50万ドルの委任状があれば認める」と提案した。エンツォは「先日つけ小切手でどうか?」と答えた。ラウラは反対したが、キスとセックス了解させた。(笑)
ベットで、エンツォは「女優チェチーリアに2万5000ドルがいる、母親が生活に困っている」と要求した。
ラウラは銀行でエンツォと約束したチェチーリアへの支払い手続きを進めた。
2万5000ドルの使途を「マンルイーニ家の土地購入」と元帳に書き込むよう求めると、銀行員が「カステルヴェトロも同様に」と言う。ラウラは「カステルフランクでしょう」と訂正すると「そうでした」という。ラウラは2枚の小切手を切り、カストロヴェトロに車を走らせた。そこはリナの屋敷だった。(笑)ラウラは郵便受けに小切手を投げ入れた。
○エンツォはミッレミリア参加レーサーを公表し、記者にフォード工場に関心がないと発言した記事を書かせることにした。
気に入らない記者を排除しての公表だった。「デ・ポルターゴ、カステロッテの後任で走りはヴァルリィ並。恋人はリンダ・クリッスチャン(チャンサラ・ガドン)」「ピーター・コリンズ、未来のチャンピオン」「闘志満々のフォン・トリップス」「オリヴィエ・ジャンドビアン、世界最速のロード・レーサー」「古い友人のタルッフィ」の5人。そこにリンダが登場し、デ・ポルター、エンツォ、リンダを並び写真を撮った。
エンツォはテンカティ誌の記者に「スキャンダル記事を書いてよい」を条件に「フォードの工場に関心があるかと聞いたら否定した」という記事を書く約束を取り付けた。
エンツォはリナとオペラを観る予定だったが・・・。
リナが「ピエロの友達が堅信礼で姓名が決まるから、ピエロの姓名はなんとかならないか」と持ち掛けた。エンツォが「信仰心を失ったと云え!」と返事したため、リナはオペラ鑑賞を辞めた。「郵便ポストに封筒があった」と伝えたが、エンツォは無視して劇場へ奔った。
エンツォはオペラを観ながら、リナとの出会い、ピエロが生まれたときの喜などを思い出していた。
ミッレミリア前のレース、
エンツォはTVで観戦していたが、「デ・ポルターがブレーキを踏み4位に落ちた」というニュースを聞き、現場のピットに電話し「デ・ポルターを降ろしピーターに交代せよ」と命じた。
エンツォはレース後、チームを集め、戦い方について説明した。
「失望した!マセラティを見ろ!ベーラ、スターリング・モス、筋が金入りのプロだ。勝利をどん欲に追い求めている。彼らはレースに勝つことのみ考えている。うちのチームは勇気もあるし腕もいい、教養がある、貴族もいる。真摯でスポーツマンだ」と前置きし「コーナーを抜けるときラインがひとつ、これを奪い取れ!ベーラは減速もせずそれを取に来る、君らは悩む!ベーラが吹っ飛んだらどうなると。そうするとベーラの勝ちだ。ベーラは死ぬことを恐れないんだ。レーサーというものは自分は死なないと信じている。死と背中合わせの情熱だ。恐るべき喜びだ。私の車に乗るなら勝ために走れ!それがダメなら去れ!ブレーキを忘れろ!ラインを奪え!相手のミスを誘え!」と勝つための策を説いた。
そしてデ・ポルターゴに「オリヴィエの車と交換しろ、オリヴィエはクーペ、君は335Sだ」と指示した。
○ラウラが銀行でエンツォへの資産譲渡手続きを実施した。
エンツォと約束した50万ドルの小切手にはサインがなかった。しかし、ラウラは譲渡書類にはサインした。50万ドルの小切手はサインが入るまで預かることにした。
そして去年、工場から支払われた特別報酬の明細、リナに支払われた金額と支払われた期間を求めた。(笑)
○エンツォの隠しごとが全部ラウラにバレた。(笑)
ラウラはエンツォに電話で「リナという名の女性は何者?息子はあなたの子?」と聞いた。「そうだ」と答えると、「どうする気?」と電話を切った。
エンツォはミッレミリア前にラウラによって徹底的に追い詰められた!(笑)
エンツォはクオギから「従業員の生活のため、会社は今の形で存在しなければならない」と諭され、「離婚はしない!」と決め、ラウラの元に戻った。
エンツォはラウラに「リナと知り合ったのが戦争中だ。二度の空襲で最悪のとき知り合った」と告白した。ラウラは「私は見ず知らずの女と人生を分かち合っていたの、息子が病気になって瀕死のときも」とエンツォを責めた。
ふたりは息子ディーンへの想いをぶつけ合った。そしてラウラは「50万ドルの小切手にはサインが無い」と言いながら、譲渡書をエンツォに渡した。エンツォは「我々はパートナーだ。小切手を現金化したら会社は終りだ」と現金化しないよう念を押し、サインした。
ラウラはエンツォにとって賢い妻で、とても感銘を受けました。
エンツォはリナに「決着をつけた。全てラウラにバレた。モデナに来い」と誘ったが「ピエロが困る」と断わり、「姓はどうなる?」と聞いた。エンツォは「俺の子だ」と答えた。リナも理解した。リナもよくできた女性だった。
○ミッレミリアの戦いが始まった。
スタート場所のプレシア。エンツォはテームを激励した。「給油時、ガソリンがドライバーにかからないよう注意しろ!」と、ここまで細かく指導するかという程の慎重さを持ち合わせていた。
ドライバーたりは遺書を書いた。デ・ポルターゴはリンダ宛てに「万一帰れない場合は君だけを愛していたことを知っていておいてくれ」と書いた。

スタートする直前、デ・ポルターゴに「タルッフィとコリンズの後をつけて走るだけだ!彼らは道を知っている。ボローニャまでついて行けば戦機がある」と指示した。そしてピエロのためにサインを貰った。ピーターには「山を越えたらこの車が一番だ。君か、デ・ポルターゴが勝つ」と激励。タルッフィに「モスとベーラが来たら抜けさせろ。無事に完走しろ!」と指示した。こうして全ドライバーひとりひとりに策を授けた。
早朝、雨の中のスタート。車の番号は出発時刻。先頭はコリンズだった。フィアットが速いという情報が入る。
フィアットのアニエッリからエンツォに電話が入った。「テンカティ誌の記事を読んだ。心配になってね。フェラーリに外国に行ってもらっては困る。君は国の宝だ。困ったことがあったら相談してくれ」と。これで資金の心配はなくなった。
山岳地帯、限りない直線道、市街地、森林帯を駆け抜ける。カーブでのドライラバーたちの賭け引きが描かれ、横転、脱路する車が続出。

エンツォは「タルッフィたち3名の車が故障。残りはオリヴィエとデ・ポルターゴの車だけ」と聞かされても、「レーサーは危険を承知で走る」と動じない。給油ポストでデ・ポルターゴに「先にブレーキを掛けた方が負ける!」と注意した。
○デ・ポルターゴ車が何かを踏み、宙に飛び、観衆の中に落ちた。
のどかな田舎道、村人たちが街道に出てレースを応援していた。デ・ポルターゴは直線道を快調に走っていたが、何かを踏んで車は宙に飛び、観衆の中に落ちた。腕が分断、胴体で切断された遺体。観客9人、デ・ポルターゴとコーパイが亡くなる大惨事が起こった。
タルッフィが優勝杯を手にした。
エンツォはタルッフィに「事故のことは気にするな!君は歴史に残る」と祝いを述べた。リンダはデ・ポルターゴの遺書を読み泣いた。

エンツォは事故現場に飛び、事故の調査状況を見守った。「石か何かに当たりタイヤが破裂したのが原因。こちらに落ち度はない」と知った。「死を覚悟だが、見ている子供や家族は違う」とハゲタカどもに話してから帰宅することにした。
記者たちが「タイヤの摩耗が原因、9人が命を落とした責任をどうとるか?」と問うてきた。エンツォは「責任のある仕事だ」と答え、ここを後にした。
○ラウラが50万ドルの現金をエンツォに渡し、エンツォは彼女が亡くなるまでピエロを息子と認知しないことにした。
エンツォが帰宅するとラウラは薄暗い部屋に佇んでいた。「マスコミがあなたを叩いている」というラウラに「タイヤに問題はなかった」と答えた。「雑誌社からの電話には“くそったれ”と、フィアットのアニエッリには“後でかけ直せ!”クオギには“くたばれ”と答えておいた」と話す。そして「小切手を現金にしたが、これでマスコミを反撃しなさい。イタリアのマスコミはもっと節度をもつべきだ」とエンツォを勇気づけた。「条件は付けないが、私が生きている間は外の子を認知しないでほしい」と現金50万ドルをエンツォに渡した。エンツォは泣いた。
ピエロは19歳で会社のレース部門に入った。フェラーリはミッレミリアの事故の過失を逃れた。ラウラが1978に死去した。それ以降、エンツォとリラはモデナで一緒に暮らした。ピエロ・フェラーリは現在、フェラーリ社の副会長である。
まとめ:
愛人を作られた妻ラウラが、夫エンツォが蒙ったミッレミリアの事故処理に自分の全資産を投げ出して支援するという結末に、私は泣いた!賢い嫁だった。エンツォの物語がラウラの物語になってしまった。(笑)
エンツォは “走るために儲ける“が信念の男。
そのため”うまくゆくには見た目も美しい車を作れ!“、ドライバーには “私の車に乗るなら勝ために走れ!”と鼓舞し、“徹底的に車を点検し、愛情をもって勝つ策を与える”。“最後には自分が責任を取る”。見上げた男で、この男の車を買って乗りたいと思った。
なかでも「うまくゆくには見た目も美しい車を作る」、この言葉が気に入りました。
アダム・ドラーバー、老けメイクで60歳の円熟した渋い男エンツォ・フェラーリをエネルギッシュに魅力的に演じて見せてくれました。素晴らしかった。映画の半分は彼の魅力だった。
エンツォの女を演じた妻役ペネロペ・クルスの芯の強さ、愛人役シャイリーン・ウッドリーの控えめで強い愛情表現がとても魅力的だった。
ミッレミリア。イタリアアの風景と激しいラインを奪い合うスリリングな映像、すばらしかった!
英語で作った作品に異論があるようですが、映像、スリーリー、それにキャストのすばらしい演技に痺れ、レースカーに疎いせいかもしれないが、それを全く感じなかった。
創始者エンツォ・フェラーリの精神を引き継ぐフェラーリ社はすばらしい!と思わせてくれる作品でした。
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