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「アイミタガイ」(2024)親切は誰かに繋がり自分に戻って来る!この連鎖を信じてみませんか!

 

作家・中條ていの連作短編集「アイミタガイ」を黒木華主演で映画化し、親友を失った女性を中心に思いがけない出会いが連鎖していく様子を描いた群像劇

「台風家族」の市井昌秀が脚本の骨組みをつくり、2020年に他界した佐々部清監督が温めていた企画をもとに「彼女が好きなものは」の草野翔吾監督がメガホンをとったと紹介されていますが、私的には佐々部清監督の匂いのする作品でとても懐かしかった!

「相見互い」の語義は辞書では「同じ境遇や身分の者は互いに同情し合い助け合うべきであるとありますが、ここでは“アイミタガイ”、もうすこし柔らかく考えて、世の中持ちつ持たれつという意味に捉えてみると、世の中は明るく見える

登場人物のちょっとした他人への親切、手助け、心遣いが、めぐりめぐっていつか自分に還ってくるこれを探す物語でとても気持ちのよい作品、人の想いの連鎖を信じてみませんか!

監督:草野翔吾、原作:中條てい、脚本:市井昌秀 佐々部清 草野翔吾、撮影:小松高志、編集:相良直一郎、音楽:富貴晴美主題歌:黒木華

出演者:黒木華中村蒼藤間爽子安藤玉恵西田尚美田口トモロヲ風吹ジュン草笛光子、他。

 物語は

ウェディングプランナーとして働く梓は、親友・叶海が亡くなったことを知る。恋人・澄人との結婚に踏み出せずにいる梓は、生前の叶海と交わしていたトーク画面に変わらずメッセージを送り続ける。同じ頃、叶海の両親である朋子と優作のもとに、とある児童養護施設から娘宛のカードが届く。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知が入る。一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を依頼しに行ったこみちの家で、中学時代の叶海との記憶をよみがえらせる。(映画COMより)

この紹介文はよく分からないですね!(笑)これが作品を観る動機になりました。(笑)


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あらすじ&感想

○叶海が亡くなる日の出来事

梓は恋人の澄人と名古屋のカフェで食事をいていた

澄人は優しい人なのだが真面目すぎて料金支払い1960円の支払いに手間取り梓を苛立たせるタイミングの悪い男だった(笑)その時、叶海から「会いたい」と電話があった。叶海は子供をテーマに撮る写真家。

梓は桑名のいつものカフェで叶海に会った

叶海がパプアニューギニアに撮旅行に出掛けることを知らせるものだった。梓と叶海の関係は梓が中学生のとき母の離婚でこの街に引っ越し、学校のトイレで虐めにあってとき叶海に助けられて以来の仲良し。梓が「結婚したら」と勧めると「関係ない、あなたたちは大丈夫」と問う。梓は「澄人は頼りない」と愚痴を言った。

澄人は梓と別れたあと満員電車に中でいつものように立ったまま本を読んでいた

 叶海は梓を桑名駅まで送ってきた。途中、梓はハチ公の話をした改札口で叶海の父優作とすれ違ったが、このときはまだまだ気付かなかった。

 叶海は桑名駅で帰宅する父の勇作に会った。叶海は「友人に見せる」と父親の写真をスマホで撮った。勇作が「もう一度帰ってくるか?」と聞くと「ああ・・」と返事して別れた。その後、突然、叶海が事故で亡くなった

○梓の従姉、玉恵(安藤玉恵)が家政婦代行で小倉こみちの邸宅に

玉恵は代行ということで丁寧に掃除した、これを小倉こみち(草笛光子)が観察していた。玉恵が使われてないピアノを見つけた。「古いピアノですね」と尋ね、こみちに嫌な顔をさえた。(笑)しかし、玉恵は「気位の高い人だが、来なくてよいと言われなくってよかった」と安堵した。

こみちから「ここまで丁寧に掃除してくれるとは思わなかった」と感謝された。そしてピアノについて「3歳のときからフランスの先生について教わった」と話してくれた。

○勇作も元に子供養護施設から叶海宛のカードが送られてきた

叶海の母・朋子(西田尚美)は「叶海の49日、止めて欲しい」と云うが、勇作は叶海の死を伝えた。

すると養護施設の施設長が家に訪ねてきた。施設長が「叶海とは2年前、トイレに写真を貼って欲しいという彼女からの申し出から始まったお付き合いだった。それ以来雛祭り、節句、クリマスには本人がやってきて子供たちにプレセントを渡していた。今年のものはすでにお菓子屋に予約していたものだった」と返礼カードの意味を説明した。

施設長が帰った後、勇作と朋子が叶海の遺品を調べた。養護施設の児童たちから送られてきたクリスマスカードが見つかった。

朋子はスマホの解約をしようと思ったが、叶海が亡くなったあとも生前の叶海と交わしていたトーク画面に変わらずメッセージが入るのでそのままにしておくことにした。

○梓のウエディング部門に金婚式のオーダが入るが担当者が病気で不在

梓がこのプロゼクトを担当することになった。梓のところに玉恵が「お婆ちゃんに会ってる?」と尋ねてきた。「お婆ちゃんは76歳で一緒に暮らしている、元気だ」と、玉恵が「私が働いているところのお婆ちゃんは93歳でしっかりしている。3歳のときからピアノを習ったというからピアノ歴90年のお婆ちゃんよ」と語った。梓が「今、ピアニスト上がしている。年配の人にピアノを弾いてもらうと深みが出て喜ばれるプロゼクトがある」と玉恵の話に興味を持った。

梓は玉恵の紹介で桑名にある小倉邸を訪ねた

梓が事情を話し「ピアノを弾いて欲しい」と依頼するが、こみちは「15歳のころ母の田舎に疎開していて、請われて予科練生の出征のためにピアノを弾いた。死なないでと弾いたが、人を癒す音楽で彼らを戦場に送り出したことを後悔している。それ以来ひと前でピアノを弾く資格はありません」と断わられた。

梓は「貴方のピアノを聞いた覚えがあります」とその思い出を語った。「中学生のころ母が離婚してふたりでこの町に引っ越し、虐めに合っていたころ親友に助けられ、逃げてこの屋敷に隠れ“家路z2を聞き慰められた。その後も6時になると聞こえてくる”家路“の曲を何度も聞きました。ここは親友と私にとってか大切な場所だったんです。癒されあした。だから小倉さんにピアノを弾く資格がないとは思いません」とお願いした。こみちは「疲れました、少し考えさせてください」と梓の依頼を引き取った。

梓は小倉邸を出て、叶海のスマホにメールを送った。朋子は家を跳び出し「この人かしら?」と梓の後ろ姿を見た。

こみちはピアノを弾くことに決めた

こみちは60歳のとき母を亡くし、そのときピアノを弾きたいと思って買ったという靴を持ち出し、「あなたと梓さんが持ってきてくれた話に感謝している。これからドレスを作ります」とピアノを弾くことを承諾した。

○澄人は梓に指輪を贈ろうと下見に宝飾店を訪ねた

店には宝飾品の他に子供さんが集めたというおもちゃの宝飾品が展示されていた。澄人は「店で一番高い指輪を見せて!」とお願し120万円の指輪を見た。そのあと5番目に高い指輪を見せてもらった。買うのは梓に見てもらってからと決めた。(笑)

その後、澄人は梓とカフェで食事をした

カフェは梓が最後に叶海と会った店だった。梓は「あの時、叶海から自分のやっていることは自分ゴッコではないよねと聞かれた。叶海は児童施設に写真を届けていた。人の温かみのある写真をトイレに飾ってもらっていた」と話した。澄人は「それが何だ?」と聞く。梓は「何も気にせず無防備で見ようとする。そこで心が動けば別のものが動きだすということ」と絵の持つ力を説明した。

夜、梓はベットで叶海が撮った写真を見る。

自分が写っているのが恥ずかしくなり、叶海のスマホ「叶海がいないと前に進めない!戻ってきて!」とメールした。

○澄人は梓を宝飾店に誘うが失敗、お婆ちゃんの家に戻る梓を追っかけた

澄人は梓を呼び出し「きれいなものを見たら元気が出る、写真ではだめだ!」と宝飾店に誘うが、「おばあちゃんの家に帰る」と断わられた。澄人は梓を電車のホームで見送るために付いてきて「梓、俺と・・・」とその先を言い出す前に電車がやってきて梓は乗ってしまった。澄人は「俺も梓のお婆ちゃんの家に行く」と飛び乗った。

お婆ちゃん(風吹ジュン)は「藤井ローソク店」を守っていた

ふたりを「一緒になるの?」と暖かく迎えてくれた。ふたりのためにお婆ちゃんのお寿司作りが始まった。

澄人は「何か手伝いたい」と申し出て、簾を掛ける仕事を貰って汗を流した。梓も澄人の仕事っぷりに驚き、見直した!(笑)

お寿司ができあがり、三人で食事が始まった。そのとき隣家で小火が発生

隣の老婆が「火が出た」と駆け込んできた。澄人が駆けつけ消し止めた。老婆の親族が「迷惑を掛けました」と謝りにやってきた。お婆ちゃんは「老婆はひとり暮らしで、人に迷惑をかけたと悔やんでいる。こんなことアイミタガイですよ」と応じていた。澄人も梓もアイミタガイって何のことと思った。

お婆ちゃんが「最近言われなくなったが、持ちつ持たれずでいいじゃないかな。恩を売るような恐ろしい言葉ではない」と説明した。梓が「恩を売るのでは?」と聞き直すと「いろいろな思いが自分のところに返ってくるよ」と笑った。

お婆ちゃんは床についた梓に「この家はら離れるのはいいが、この家から梓を外すことはない。いつでも帰っておいで」と話した。

○お婆ちゃん宅からの帰り、駅のホームで、澄人が梓に電車での出来事を話した

「同じ電車で同じ吊革に触る男性。その男性がいつも降りる桑名駅が近づいても居眠りが覚めない。俺は読んでいた本を男性に膝に落とし、それで男性は目覚め電車を降りた。それ以来その男性が俺を見るんだよ」と。

澄人が「結婚したい」と結婚届を梓に渡した。梓は「今ではないよ」と言って受け取った。「待って良いか?」と聞くと「うん」と返事した。

梓は叶海のスマホに「澄人にプロポーズされた。しかしタイミングが悪いやつ。どうして駅のホームなんだ!」とメールした。これを読んだ朋子が微笑んだ!

○勇作と朋子は児童養護施設を尋ね1千万円の寄付をした

ふたりが乗ったタクシーの運転手の名前が車屋(吉岡睦雄)だった。「珍しい名前だ」と話すと車屋が「前にそういった人がいた。養護施設に行く若い女性で、2回乗せた」という。優作は隣に叶海がいる気分になった。

ふたりは施設のトイレの写真を見た。そきには叶海が写ったものもあった。

優作は「娘の保険金です。娘が贈り物したように、また進学にあてても結構です。いつものようにカードを送ってください、妻の栄養剤になります」と1千万円を差し出した。ふたりは子供たちが持ってきた柏もちを食べるのを感慨深く眺めていた。

優作が「図書館に勤務していて仕事柄、本をよく読むが、よい人ばかり出てくると嘘っぽいが、今はそういうものを信じたい」と語った。

○この時刻、梓は金婚式をこみちによるピアノ演奏で盛り上げていた

こみちはブルーのドレスに例の靴。髪を金髪に染め、しっかりした足取りでピアノに近ずき、“家路”を演奏した。終えると大きな拍手が起きた!「ピアニストの小倉こみちさんは93歳です」と紹介があり又大拍手だった。金婚式の夫婦は「すばらしい人生になった、小倉さんに頼んで良かった」と感謝し、記念の指輪をこみちに贈った。こみちは「可愛いね」と指輪を誉め、「私の人生が戻った!来月も来てくださいね」と引き続き玉恵に家政婦をお願いした。

金婚式が終ってほっとしていた梓のスマホに澄人から「公園で待っている」と連絡が入った。梓は「澄人が待っている、前に進んでいいかな!」と叶海のスマホにメールした。

○梓は澄人に会うため桑名駅を出たところで勇作、朋子夫妻に出合い意外な話を聞く

初対面だったが直ぐにお互いが何者であるかが分かった。優作が「あの時は疲れていて、叶海に会えてよかった。本が落ちて目が覚め、桑名駅で降りて最期の叶海に会えた。あの男性のお陰だ」と話した。そして最後に叶海と話したことを明かした。

「お父さんはお母さんは少し話した方がいい。おかあさんが可哀そうだ!ハチ公の前で会うというのはどう」と。朋子が「家に遊びにきませんか?」と誘い、梓は「おじゃまします」と答えた。

朋子はバスの中で梓のメールを見て「行っちゃえ!」と返信した

梓は昔いじけられていたとき叶海に引っ張られて走った感覚で澄人が待つ公園に急いだ。

○梓は澄人に会い「前に言った宝飾屋に連れて行って!」とお願いした

ふたりが店に行くと閉まっていた。タイミングが悪かったと思っていたところに店主が「孫がこれを店に飾るというから」と店を開けにやってきた。飾り物は梓が企画した金婚式の引き出物(指輪)だった。

まとめ

梓の叶海を亡くした喪失感が、幾重もの他人への親切、手助け、心遣いが、めぐりめぐって澄人との結婚に繋がる様子が描かれました。とても気持ちのよい作品でした。

ラストシーン、宝飾店の店主が梓が企画した金婚式に参加した人で、その引き出物(指輪)を収めに店にやってきて、店は休みであるにも関わらず結婚指輪を買えることが出来たという、梓がよかれとやった金婚式がこんな形で梓の幸せに戻ってくるとは驚きでした。(笑)

梓が喪失感から亡き叶海にメールを送り届けたことが叶海の両親を慰めることになり、これが梓と澄人の結婚を後押しする形で戻ってくる。

 また、叶海は児童福祉施設のトイレに写真を張り、ひなまつり、節句、クリスマスにお菓子を届けたことが、叶海が亡くなった後、その写真により、また児童たちによる叶海が亡くなる前と同じように感謝のカードが届くことが、両親の生きる糧に繋がる。

梓が父親のお婆ちゃんの家に泊まることでお婆ちゃんに孫に会える喜びを与え、これが梓の結婚を後押しすることに繋がる。お婆ちゃんに「アイミタガイ」という言葉を教わったことが梓にとって大きな財産になりましたね。

澄人は電車で居眠りする優作を起こすために本を優作の膝に落とした。目覚めた優作はこれが最期となった叶海に会うことができ夫婦円満の策を授けられたと喜び、この出来事を梓に伝えてことで梓が澄人と結婚する決め手に繋がる。

玉恵が丁寧に掃除したことで、おみちがピアノ演奏する機会を掴み人生を取り戻し、このことが玉恵の仕事の再雇用に繋がる。さらに梓がおみちを招いた金婚式プロゼクトが成功し、これが縁で梓が上手く結婚指を手にすることができるとは。(笑)

まだまだあるかもしれませんね!人の想いの連鎖を信じたいと思える作品でした!

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