以下の内容はhttps://matusima745.hatenablog.com/entry/2025/04/20/052140より取得しました。


「忍ぶ川」(1972)呪われた家系、身分を乗り越え結婚した大学生と女給の愛の物語!

 

人気の純愛映画。古い作品といっても私にとっては同時代の作品。いかなる作品かとWOWOWで放送される機会に観てみました。

 

原作は、作家三浦哲郎の1961年芥川賞受賞作の同名小説。背景は売春禁止法施行前後。

 

主演の栗原小巻さんは当時若手の人気女優さんで吉永小百合とこの役を争ったとか?この作品の見どころが栗原さんのヌード、ベットシーン。吉永さん主演なら違った評価になったかもしれませんね!(笑)

 

芥川賞ですから、「純愛物語に泣ける」だけではなく、作品に深いテーマがあると、こんなことを考えながら観ました。

 

結婚したくても家系や職業の良し悪し、貧困に囚われ結婚できない、女性の性が軽んぜられた時代、本人たちの自由意思で結婚でき、性も男女平等であるとうたった作品だと思います。意識改革には時間がかかりますが、さすがに今では古くなった感がします。

 

監督:熊井啓脚本:長谷部慶治 熊井啓撮影黒田清巳、編集:丹治光代。

 

出演者栗原小巻加藤剛、永田靖、瀧花久子、井川比佐志、信欣三、他。


www.youtube.com

あらすじ&感想

〇哲郎(加藤剛)の家族は長兄と二人の姉が自殺、次兄が失踪という呪わてた血の家族だった

哲郎は大学に進学したが、長兄姉ふたりの自殺で中退し、中学の補助教員になったが、次兄(井川比佐志)が木場で材木の仕事を始めたことで、27歳で大学に復帰した。しかし、その次兄も失踪し生死が分からない。



〇哲郎は大学の送別会で噂の美人・志乃がいるという料亭“忍ぶ川“に立ち寄った

噂に違わぬ志乃は美人で誠実な娘だった。「明日来るから待っていてほしい」と約束して尋ねると、約束どおり応対してくれる。哲郎は志乃が深川の出だというので志乃を木場に案内することにした。



〇哲郎は志乃を木場に案内した。

木橋を渡りその先端に志乃を案内。そこで哲郎は家族の呪われた家族、次兄が失踪し亡くなっていると話した。志乃は次兄の死に手を合わせる思いやりのある人だった。その後、志乃の希望で浅草寺に参った。その後、志乃が生まれた家を見せたいというので深川を尋ねた。

志乃の生家は、今は無くなっていたが、女郎たちが顔を指し「遊んでいって」という遊廓街にあった。志乃はここで家族のことを紹介した。「父母はここで射的屋を営み、父親(信欣三)は女郎たちの面倒をよく見ていたという。戦争が激しくなり栃木に引っ越し、ここで母が亡くなった。今では父は弟妹たちと生活、志乃が仕送りで生活を支えているという。

 

深川から帰った夜、哲郎は志乃に家族のことを手紙に書いた。

 

哲郎は自分の家族の話を聞き、自分の貧しい話をする志乃に好意を持った

 

哲郎の耳に「志乃には婚約者がいる」という噂が入って来た

 

哲郎は矢も盾もたまらず、“忍ぶ川”に出掛け志乃に会った

志乃は芸稽古の時間だったが「かならず行く」と時間を決め、神社で会うことにした。志乃が「女将さんに無理やり婚約を押し付けられ、本人はその気になり噂を流しているが、自分にはその気はない。父に相談したらそんな男と結婚するな、一生添い遂げられる好きな男を一緒になれと言われ、そう考えている」と打ち明けた。そして「休みの日、栃木に帰る」というので哲郎は「浅草駅まで送る約束をした。

 

浅草駅で志乃を送ると、電車が発車間際に志乃が「必ず読んで!」と紙きれをわたした。読むと「明日、栃木に来てください。案内に妹を迎えにやります」と描かれていた。

 

〇哲郎が志乃の故郷栃木を尋ねた

志乃の妹の案内で家に着いた。志乃は「云わなかったが」と断わったが、家はお堂だった。父やの周りには弟と妹ふたりが付き添っていた。

志乃は「父親に会って欲しい、こんないい男に巡り合ったと見せ安心させたい!」という。父親はもう喋れるような状況ではなかったが、哲郎が来るのを待っていたようだ。父親は目を開け哲郎を見て「娘を頼みます」と言葉を残して亡くなった。

 

志乃の兄弟と哲郎の5人で父親の葬儀を行った

父親を白棺に収め車力で焼き場に運んだ。なんとも侘しい葬儀だった。その後、弟は箒職人に奉公させ、妹ふたりは親戚に預けることにした。弟が結婚祝いにと自分が作った箒を哲郎に贈った。哲郎はありがたく受け取った。

 

〇哲郎は志乃を伴い結婚するため列車で雪の津軽の実家に向かった

雪の津軽を驀進する列車の美しさ。駅には母親(瀧花久子)がタクシーで迎えにきていた。

母親は喜び一杯で哲郎と志乃を迎え、雪靴を履かせた。家に着くと、父親(永田靖)が雪かきをして待っていた。

志乃は丁寧に義父母に挨拶し、土産物を差し出した。盲目の妹(:岩崎加根子)が現れない。妹は恥しがり出て来れないようだ。哲郎が「俺の嫁さんどうだい」と尋ねると、妹が「いい人ね、いい人っていいね」と言い、哲郎が妹をうまく説得して志乃に会わせた。志乃は「お姉さまと呼ばせていただきます」と丁寧に挨拶した。夕食の準備には志乃も加わった。このことが家族を和ませた。

 

〇次の日、家族だけによる結婚式

妹の酌で三々九度の盃を交わした。そして父親は高砂を謡い始めた。そこに母親と妹が駆け寄り涙を流し、この結婚式を喜んだ。この家に繋がる悪い血が一層されたと。

 

初夜、哲郎が「津軽の初夜は素っ裸で寝る、それが暖かい!と志乃に促がした

志乃が哲郎の言葉通りに裸になり、結ばれた。朝方、すず馬車の音に目覚め、窓を開けて馬に引かれて帰る朝帰りの男をみて、ふたりで微笑み、幸せをかみしめた。



〇新婚旅行に列車で出発

志乃は実家の家を見つけ、「私たちの家が見える」と大はしゃぎ。乗り合わせた近所の人から「いいお嫁さんだね」と声を掛けられた。

 

まとめ

栗原小巻さんと加藤剛さんによる美男美女が苦難を克服して夫婦になる話。古い話だけで、ちょっぴり涙目になります。(笑)やはり、当時の世情を知っているからでしょうか。結婚の基本これです。今はいい時代になったと思います

 

当時の風景を見ることができ、大感激でした

木場の材木流し。浅草の賑わい。浅草駅、雪の中を驀進する機関車、東京市街電車,

Etc.

             ****




以上の内容はhttps://matusima745.hatenablog.com/entry/2025/04/20/052140より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14