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「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」圧倒的な映像美と息をつかせぬアクション劇、今に生きるストーリー!

 

24年前に公開されたリドリー・スコット作「グラディエーター」、何故今、続編を公開せねばならないのか、その気分になったかとこの視点で観ることにして、前作を観ていないにも関わらず、公開初日、劇場に駆け付けました。

 前作はアカデミー賞で12部門にノミネートされ、作品賞や主演男優賞など5部門を受賞したが、監督賞がない。これを狙うとすれば作品の視点が大切。監督の歴史劇「最後の決闘裁判」「ナポレオン」など現代視点で観て面白い。おそらく監督賞狙いで“この視点がポイント”と決めて観ることにしました。(笑)

前作を観て、本作を鑑賞することをお勧めします

「前作を観ていないとこの視点は掴めない」と後付けで、11月16日WOWOWで放送されたものを観ました。

前作を観ておくと主役はルッシラ。コニー・ニールセンが再出演した意味が分かりました。影の主役、すばらしい作品でした。

 

物語は前作から15年後の世界が描かれ、両作品が上手く繋がっている。前作を観ていないとその変化が分からない。この変化が面白いところだと思います

映像の壮大さ、美しさは、前作と同様と捉えましたがが、24年を経た工夫が見られます。コロシアムで海戦を見せるなど奇想天外に思えるが実が史実で、今の技術だから描ける。ストーリーは史実に仮想のキャラクラーを持ち込み、今の世界に生きた歴史物語になっていると思います。アカデミー監督賞をこの作品でものにするのではと期待しています。

監督:リドリー・スコットが前作に続いて監督を務め、脚本:「ナポレオン」「ゲティ家の身代金」のデビッド・スカルパが担当。

出演: 主人公となるルシアスは、ラッセル・クロウが演じた前作の主人公マキシマスの息子という設定。そのルシアス役を、「aftersun アフターサン」でアカデミー賞にノミネートされたポール・メスカルが演じた。そのほかデンゼル・ワシントンペドロ・パスカル前作から続投のコニー・ニールセンらが共演。

物語は

将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により、愛する妻を殺された男ルシアス。すべてを失い、アカシウスへの復讐を胸に誓う彼は、マクリヌスという謎の男と出会う。ルシアスの心のなかで燃え盛る怒りに目をつけたマクリヌスの導きによって、ルシアスはローマへと赴き、マクリヌスが所有する剣闘士(グラディエーター)となり、力のみが物を言うコロセウムで待ち受ける戦いへと踏み出していく。(映画COMより)


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あらすじ&感想(ねたばれあり:注意)

前作から25年後のローマの状況

マルクス・アイレリウスがこの世を去り、双子の皇帝が君臨しているが腐敗政治が蔓延し、ローマは沈没寸前だった。街は夢を忘れた人で溢れていた。

北アフリカの国ヌミディア、ハンノという青年と彼の妻アルサットは農業を営み幸せにくらしていた。ハンノの幼い記憶は燃え上がる火の中で母親に逃げるよう促された記憶しかない。ここは前作とかなり違っている。

突然、将軍アカシウスペドロ・パスカル)が指揮するローマ軍の攻撃を受ける。若いふたりは戦士として、永遠の夫婦を誓い、戦闘に参加。妻のアルサットが矢で撃たれ海に落ちて死亡。ハンノはローマ軍の捕虜となった。

冒頭で描かれる海上から攻撃するローマ軍これを迎え撃つヌミディア軍の砲撃(カタパルト)、まるで後のノルマンディー上陸作戦を観る思いで、迫力ある描写になっていて、一気に物語に引き込まれる。

ハンノはローマ軍の船でローマのとある湊に送られ、奴隷として売られた。買ったのは宮廷に出入りする謎の商人・マクリヌスデンゼル・ワシントン)だった。

ハノンは他の奴隷と一緒に馬車で田舎の円形競技場に送られ、グラディエーターとしての才能を試される。その途中で見るローマ校外の寂れた光景、溢れるほどの物乞いを目にした。

一方、凱旋したアカシウス将軍は皇帝から褒められ拳闘競技会の開催を提示されたが「妻と休みたい」と断わった。帰宅した将軍は「皇帝の統治に異論がある」と妻ルッシラ(コニー・ニールセン)に伝えた。ルッシラは前作主人公マキシマスが忠誠を誓った名君マルクス・アウレリウスの娘。マキシマスと恋愛関係があった。これが物語を面白くします。

双子の皇帝、ゲタ(ジョセフ・クイン)とカラカラ(フレッド・ヘッキンジャー)。

弟のゲタは陽気で短気、ムデッポウ、兄のカラカラは麻薬中毒で乱暴。

競技の相手は狂暴な猿たちだった

ハノンは手錠の鎖でこいつを締め上げ殺害。一気に人気もののグラディエーター に選ばれた。ハノンは「妻アルサットの仇、将軍アカシウスの首を獲る」のが目的だった

宮廷の競技場コロシアムに出場

これには皇帝、元老院が見守る中で、ベテランのグラディエーター素手で戦い勝利する必要がある。ハノンは見事合格した。マクリヌスはハンノに注目。金を渡して意のままにしようとしたが、ハノンは受け取らなかった。

コロシアム初出場の相手はサイを操るグラディエーターだった

皇帝、アカシウス将軍に捧げる決闘だった。競技場の入り口に「血方と名誉」と書かれていた。これも前作通り、空撮のコロシアムは素晴らしい光景だった。これはセットとのこと。よくつくれるな!と思った。

こちらはハノンの他に5名のグラディエーターたち。ハノンは「絶対こちらから攻撃するな!」と注意した。ひとりがサイを目がけて走り、突き上げられ即死。ハノンは“砂で手を磨くルーチン”の後、攻撃を開始しサイの騎手を地面に落とし胸を刺して勝利した。ハノンコールが起き、人気のグラディエーターになった。ハンノのルーチンをアカシウスの妻ルッシラ(コニー・ニールセン)が見ていた。

競技場のグラディエーター待機室、

医者のラディがハンノの負傷した腕の治療に当たった。彼は元グラディエーター。部屋に飾られている伝説のグラディエーターの話しをする。「砂で手を磨くのがマキシマムだ。ルシアスという子供を連れた女性、・・」と話しかける。ハノンはすこしづつ記憶が戻ってくる。

マクリヌスが訪ねてきて「怒りがお前の持物だ。これでチャンピオンになれる」と励ます。「怒りで戦う」と教え込む。

マクリヌスがハノンの情報を集め始める

マクリヌスがハノンに聞いても、ハノンは話さない。それでルッシラを訪ねる。ルッシラも「グラディエーターで稼ぐ人」とはぐらかしてしまう。

競技場の牢にいるハノンはルッシラの訪問を受けた

ルッシラは「あなたの名はルシアス、マキシマムの子。私はなたの母親」と教えた。ハノンは「母親ぶるな!とこれを否定した。どうしても信じさせたいルッシラは「夫・アカシウス将軍の皇帝暗殺計画」を教えた。これをスパイが見ていた

次の競技は海戦だった

コロシアムに海水を入れ艦艇を浮かべて戦うゲーム。海に鮫が泳いでいて、撃たれた戦士は海に捨てられ鮫の餌になるというもの。これは史実にあるが、再現した例を知らない。ハノンはひとりで艦艇を漕げる力をつけた。

競技場には皇帝、元老院、マクリヌス、ルッシラ、そして大観衆が詰めかけていた。

艦長はハンノ。「漕げ!」の命令で戦いが始まった

艦艇は良い体制で衝突、相手の艦艇に斬り込む。ハンノの指揮で勝利した。「ハンノ、ハンノ」の大声援!

そのとき、皇帝席に弓矢が放たれた。皇帝は直ちに近衛兵を呼び寄せた。「誰が撃った?」と捜索開始。ハンノは大声援の中で控室に戻った。

マクリヌスが皇帝に「皇帝を追い出す密約があった」と報告。

「人気のあるアカシウスを死刑には出来ない」とマクリヌスの提言でアカシウスとハノンを戦わせることに決まった。

コロシアムでアカシウスとハンノの決闘

近衛兵が配備につき、ルッシラは手錠を掛けられて見る中で決闘が始まった。

アカシウス将軍」と「ハンノ、ハンノ」と応援する声は半々だった。ふたりはお互いを牽制しながら斬りつけていた。アカウンスが「君の名は?」と聞き、「ルシアス」と聞いて、剣を投げて膝マついた。「好きにしろ!理はマキシマムだ」と叫んだ。ハンノも剣を捨てた。皇帝が近衛兵に「アカシウスを討て!」と命令。アカシウスに矢が集中した。ハンノは「ローマの民衆をこんな目にしたのは許せない!」と叫んだ。民衆は「ハンノ、ハンノ」と叫び続けた。

ルシアス牢に入れられ、民衆が「我々を殺せ!」蜂起した。

マクリヌスはカラカラ帝を騙し、自らが手を貸してゲタ帝を斬らせ、この混乱を治めるために元老院を参集して近衛兵の指揮権を手にした

 

ルッシラはルシアスを訪ね「父が亡くなってからは常に狙われていた、今はどうでもいい。あなたはマキシマムに似ている、ここから逃げて!」父の指輪を渡した

アカシウスは皇帝暗殺のための部隊を準備していた。ルシアスはこの指輪を医者ラフィーに持たせ「共和党を率いる男だ」と部隊長に渡すよう命じた。

ルシアスは近衛隊隊長を斬り、近衛隊に四周を囲まれた。マクリヌスがルッシラを弓で射て、馬で逃走する。

暗殺部隊が押し寄せ、マクリヌスを取り囲んだ。ルシアスが「決着いよう」とマクリヌスに挑みかかり、格闘が川の中でも繰り広げられ、マクリヌスの左腕はぶった切られ、川の中に沈んでいった。ルシアスは両軍に「力を合わせ、共にローマを元に戻す」ことを誓わせた。

ルシアスは母・ルッシラに感謝し、「父上の言葉が欲しい」と麦の穂に触れた。

まとめ

ルシアスはローマ軍との戦いに敗れ、妻の仇・アカシウスの首を獲ろうとグラディエーターとなった。グラディエーターとして数々の実績を上げる中で、アカシウスの腐敗したローマを救う皇帝暗殺計画に絡み、アカシウスへの恨みを捨て、結果的にこの計画を完結させ、かってのローマを取り戻すことに貢献した。

しかし、主役はルシアスではなく母のルッシラでした。ルッシラが父アイレリウスの指輪をルシアスに渡したことで分かります。前編を観る必要があります。

 

前作との違いは「敵を赦す」というところ。前作と似たところの多い作品だが、これがしっかり描かれた作品だった。

映像美、アクションはどちらが優れているかと問われると、答えが出ない。前作の格闘シーンは個人拳闘技が圧倒的に多く、グラディエーターに育つプロセスがしっかり描かれている。本作では海戦に新しさがあり、スケールが大きくなっているように思うが、どうでしょう。

ドラマについては本作の方が面白い。宮廷政治に陰謀策略をめぐらし、最後には皇帝をも乗っとるというマクリヌスという奴隷商人の登場で、面白くなっている。

ベルリンの壁の崩壊で平和になると思ったが、これ以降世界の紛争地域が増大し続けている、さらに大国の右翼化が進む。現在の世界情勢には“赦し”という視点が重視されねばならないと思う

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