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コートのポケットに悲しくなる

雪降る朝。

実家に自転車で向かう時、メチャクチャ寒く(笑)

アウターのチョイス間違えたー。

これからもっと寒くなることを鑑みて、母の着なくなったアウターコレクションの中から丈の長いコートをいただくことにした。


母はわたしよりも20センチは背が低いのに、洋服はでかくぶかぶかにして着るのが好きなのでわたしでも充分着ることができるサイズばかり。

そのコートは袖丈も着丈もばっちり。

着古した感じも無く、ほぼ新品と言ってもいいくらい。

 

ポケットのなかを探るとポケットティッシュや爪楊枝なんかと一緒に特急券のチケットが出てきた。

高岡には母の父方のお墓がある氷見へ行く時に泊まる定宿がある。

父と二人でお墓参りに行ったのかな。

2019年11月24日。

まだ、COVID-19は猛威を振るってなくて、自由に行き来できたあの頃。

それからあれよあれよという間に、旅行はおろか買い物ですら行きにくい世の中になっていった。

その渦の中、心も体も衰えた母はいつの間にか歩くのもままならなくなってしまった。

この旅が両親にとって最後の旅になったのかも。

 

引っ越ししてすぐに両親を旅行に誘ったことがある。

鹿児島(母の生まれ故郷)と富山にお墓参りに行こうと。

でも、断られてしまった。

あんなに旅行好きだったのに、もうそんな気力が無くなってしまったと言っていた。

子どもの頃は親に旅行に連れて行って貰い、大人になったら親を旅行に連れていくんだよ。と言っていたのは『きのう、何食べた?』のケンジさん。

わたしは間に合わなかった。

そんな不義理な子どもなんかあてにせず、自分たちでガンガン旅行していた両親。

このコートは母が元気だった頃の最後のコート。

もう、これを着て出かけることは無いんだと思ったら、グッと重さを感じる。

ああ、悲しいなぁ。

 

 




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