こんな本読んだよ。
『相田家のグッドバイ』森博嗣

ちょっと変わった相田家の息子の目線からみる、家族のお話。
駆け落ちして結婚し長男を早くに亡くし、自分で仕事をしていて・・などなど、感情的に突き進みそうな事柄を理性的にたんたんとこなしていく父親。
駆け落ちして結婚し長男を亡くし、可燃ゴミ以外のものは全て収納して…などなど、感情に突き進みそうな事柄を自らの価値観でこなしていく母親。
そして、それが普通で当たり前だった息子。
どこの家族も、その家族の価値観があって、みんな違ってみんないい。
なので、相田家が変わっているっていうのはちょっと違う。
彼らにとってはそれが普通だから。
でも、親は老いていくし子どもは大人になり、親になり、やっぱり老いていく。
それはどの家族でもやってくる。
うちのように子どもがいない家庭だとぷつっとそこで切れる。
親は親、子どもは子ども。
独立した一人の人間、結婚していれば別の所帯と理性的に割り切っている相田家だけど、彼らなりの情や繋がりがある。
ぷつっと切られることはない。
サザエさんやちびまる子ちゃん的ほのぼのとした家庭では無いけれど、なんかちょっとやっぱりホームドラマ的ほのぼのが感じられる。
最終的には父の建てた家を始末するのだけど、どこの家もやることは変わらない。
最初は母親のため込んでいたものを吟味して要不要を振り分けていたけれど、最終的にはあまりの量の多さから全捨てを選ぶ。
この頃は、家の中のモノをいれたままでも解体業者さんが受け入れてくれてたんでしょうか。
いいなぁ~。
わたしが実家じまいをするときには、家の中のガラクタ(持ち主にとってはガラクタじゃないだろうけれど他者にとってはガラクタです)をすべて処分してからの解体になるんだろう。
時間とお金と体力、持つかしら?不安。
内容も文章も理性的で淡々としているのに、読んでいる側はあわあわ読んでました。
親子じまいも大変なのだ。