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夏の畑にはあずきバーがよく似合う。

梅雨明けし、毎日蝉の声で起こされるようになりました。

最近では、仕事に行く旦那さんを見送ってから洗濯を済ませて実家に行きます。

朝7時頃です。

行く度に母から『何しに来たの?』と言われ、毎回『畑の水やりに』と答えます。

はい、毎回です(笑)

 

畑は実家のすぐ近くですが、水道が無い。なので、実家の水道からお水を貰って運んでます。

それがまた、時間がかかるんだ。

水やりが終わると、草むしり、バッタ退治、収穫、バッタ退治。

休憩を入れつつ、2時間くらいかかります。

1回目のバッタ退治が終わった頃、母があずきバーを差し入れてくれます。

年齢を重ねて、日に日に衰えやる気も無く、ただただTVの前から動こうともしない母がわたしの為にすぐ近くとはいえ、畑まであずきバーを持ってきてくれる。

よたよたとおぼつかない足取りで。

『無理せんとねー』

そういう母は、昔のしっかり者だった母に戻る。

全てのことが億劫なのに、わたし(娘)への愛情はごくたまにそれを乗り越える。

 

作業用のカートに座り、蝉の声をBGMに畑を眺めながらあっつい最中にお母さんが持ってきてくれたあずきバーを食べる。

たぶん、世界でいちばん美味しいあずきバーを食べてるな~とほんのちょっとだけ泣きそうになる。

 

うん、夏の畑にあずきバーはよく似合うよ。

 

 

 

 




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