我が家には3匹のそれはそれはスペシャルな猫がおりました。
長にゃんは世界一美しく、
愛猫娘は世界一可愛く、
次にゃんは世界一健気。

長にゃんは『猫いりませんか?』(写真付き)の張り紙を見て、一目ぼれ。
当時、ペットOKな物件でも無かったのに、辛抱たまらず(旦那さんが)貰ってきてしまった(;'∀')
半年後、長にゃんの主治医の先生から『庭に猫が子どもを生んだのだけど、育児放棄をしていなくなってしまった。可哀そうに思って保護したんだけど、そのお宅にはむちゃくちゃ仲の悪い黒猫と白猫がいて、その仲裁が大変なのでとても仔猫を面倒見る余裕がない、誰かいいひと紹介してくれないか?と言われたんですが、どうですか?』と聞かれました、
当時、わたしも旦那さんも遅い時間まで仕事だったので、真っ暗な中に独りぼっちでお留守番をさせているのが不憫だったというのもあって、引き取ることに。
それが愛猫娘。
可愛くて可愛くて、たまにあまりに可愛すぎて食べてました(笑)
でも、さすがにペット不可のアパートにこれ以上はダメ、絶対!と誓いをたて、この美しく可愛い猫を猫っ可愛がりしておりました。
その、数年後…。
10月の冷たい雨が降る夜。
大きな悲しい猫の泣き声が聞こえてきて、いても立ってもいられず家を飛び出しました。
でも、その声はぴたりをやんで、暗闇の中では見つけることができない。
次の日の15時頃、再び猫が泣いていて、すぐに猫のご飯をもってその場所に行き、そーっと、あげてみました。
すると、ちいさなちいさな猫が一目散でやってきてご飯をバクバク食べ始めました。
瘦せっぽちで、泥まみれの小さな猫。
ご飯に夢中だけど、近づこうとすると、顔をあげて逃げようとする。
せめて、最後まで食べさせてあげたいと遠くから見守る。
ちょうど、その頃、旦那さんが帰ってきたので、
『あの仔を保護したい、どうしてもほっておけない』と宣言をして、大きなバスタオルを広げ、とっ捕まえました。
わたしの腕のなかでじたばたと逃げようとするんだけど、いかんせん、力がないので逃げられない。
わたしはぎゅっと抱きしめて、タオルの上から撫でる。優しく優しく。
すると、それまでじたばたと逃げようとしていた猫はふっと力を緩めて、ゴロゴロと喉を鳴らし始めた。
雷で撃たれたようなその瞬間。
その瞬間に決意した。
もう2度と、この仔にあんな悲しい声で泣かせない。
幸せに、幸せにするんだと。
3匹目が我が家にやってくることになったのですが、さすがにペット不可のアパートに3匹はダメだろう(いや、一匹でもダメだし)と、引っ越しを決意。
最初はペットOKの賃貸を探していたのですが、ご縁があってペットOKの分譲マンションが見つかり、もともといつかは家を買おうと貯金を頭金にできたので、予定より早いけれど購入することに。
そんな経緯もあって、次にゃんは『3千万円の猫』と呼ばれておりました(笑)
自分はお金がかかっていると自覚していたのか、去勢と年に一度のワクチン以外で病院に罹ったことも無く、好き嫌いもしないでなんでも食べるいい仔でした。
そして、あの時、喉が壊れるんじゃないかというくらい大きく悲しい声で泣いていたのに、我が家に来てからはにゃんとも泣かなくなりました。
最期の心臓発作のあの瞬間まで。
断末魔の叫び。
もう2度と泣かさないと決意して、
幸せに、幸せにするんだと約束したけれど。
君の心臓の異変に気が付いて上げられなかった。
ごめんね。ごめんね。
最期にあんな悲しい声で泣かせてごめんね。
わたしばっかりが幸せにしてもらったね。
ありがとう。
君たちがいなくなって、ずっとずっと泣きどおしだった頃、夢に出てきてくれたね。
海に桟橋があって、その桟橋の先の手水鉢はあふれる清らかな水に濡れた黒曜石が美しくて、『ああ、こんなにきれいで清らかな場所に居るんだね』と安心したのを覚えている。
ああ、本当にいつだって君は優しくて健気だ。
長にゃんも、愛猫娘も会いに来てくれないのに!(笑)
いつか、その場所で会えるのを楽しみにしてる。
ごめんねと伝えるために、
ありがとうと伝えるために、
大好きだよと伝えるために。

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