先日、仕事中に父からLINE電話の着信がありました。
びっくりしてお昼休みに慌てて折り返しの電話。
ふだん、父から電話が来ることはないし、しかも、2回も電話してきてる。
お母さんに何かあった?でも、メッセージは入ってないし…ドキドキ。
何回かの呼び出しの後、能天気な父の声。
『おお!電話してくれたんか??』
あまりの能天気さに崩れ落ちそうになる。
『どしたの?なにぃ↗?』と聞くと、
『お前さん、誕生日いつだった?6月の何日だったっけ?』
どこから突っ込めばいいのやら(笑)
『うーんと、6月11日に誕生日なのは兄ちゃんだね、わたしは11月18日生まれ。どしたの?』
『おお!そうか!兄ちゃんの誕生日だったか、そうかそうか、18日か。いや、お父さんなぁ、しゅうかつしようと思って』
しゅうかつ?シュウカツ?就活?終活か!
『そうなんだ、お父さんもお母さんも元気なんだね』
『おお!元気だわ!じゃ!』
ガチャ。
なんだったんだ?
電話の内容があんなんだったので、想像すると。
父は終活をしようとしている。
終活と言えば、エンディングノート。
エンディングノートと言えば、自分史。
自分史と言えば、子どもたちの誕生。
子どもたちの誕生と言えば、あれ?子どもん達の誕生日っていつだった?
『おかーさーん、子どもらの誕生日っていつだった~??』
『しらーん、6月かなんかじゃなかった~??』
『いつだったかなぁ、それが書けな先に進まんがぁ、まぁええわ、電話してみるわ』
ってところでしょうか。娘なので確信がある。ほぼ間違いないでしょう(笑)
父は突然先のことが心配になる人です。
数年前に『子どもん達に迷惑がかかるとかんから(いけないから)』という理由で、母がコツコツと貯めた(へそくりしていた)株やらなんやらをすべて解約現金化し自分の口座にぶっこみました。
それから、むちゃな断捨離を行い、プロバイダー契約も解除。
その話を母から聞いたときは、父に説教しました。
家の片づけはわたしが責任をもってやるから、年寄りが無茶をするんじゃない。
捨てて悲しい思いをさせるくらいなら、病気や怪我をしない程度にゴミ屋敷にしてくれてて構わない。
それで、ちょっと落ち着いたと思ったのに・・・。
多分、数年後にわたし達が引っ越す予定なので、また突然心配になったんだろう。
家のものを捨てると怒られるから、今度はそっちか・・・・。
ああ、いつか。
父の書いたエンディングノートを読みながら、今日のことを思い出すんだろう。
いつか必ず来る日だから覚悟しているけれど、あの電話口での元気な声を聞けば、まだまだずっと先のお話だと、そう思いたい。
ちなみに。
仕事場の人に『父がしゅうかつするからって電話が来てさぁ~』と言ったら、『仕事探してるの?』って聞かれました(笑)
うちの父、もう80歳になるのにまだ『就活』って想起されちゃうのね(笑)