2025 年の年明けぐらいに仕入れてはいたものの記事にしていなかったので。
1970 年代に発売された Vivitar Series 1 の 90mm マクロのトキナー版で 1984 年頃発売。解像度の高さからカミソリマクロの異名を持ち、海外ではボケの美しさから Bokina(Bokeh+Tokina)と呼ばれたりしている銘玉です。Vivitar と光学設計は同じだそうですが最小絞りは F22 から F32 に変更されています。
レンズ構成は 7 群 8 枚。最短撮影距離 0.39 m。単体での撮影倍率は 0.5 倍。絞り羽根は 8 枚。絞りの段数は F2.5〜F4.0 と F22〜F32 が 1 段でそれ以外は 1/2 段ずつです(ただしカメラには 1/2 段は認識されないため繰り上げた値になる)。Nikon には 90 mm レンズのラインナップが無いせいかカメラのレンズ登録で 90 mm を登録できないため 85 mm か 100 mm で登録することになります(F2.5 は登録できます)。
私は Nikon F マウント用と Canon FD マウント用を所持していますがフォーカスリングの回転方向はメーカーに合わせたものになっています。ちなみに Canon FD マウント用は絞りリングとロックリングの形状が似ておりノールックで絞りを操作しようとしたつもりがロックリングを回してしまいレンズがすっぽ抜けるという危険性があります。なぜか中玉が汚れている個体が多いようで、うちも Canon FD 用の方が少し中玉が汚れています。
レビューは phillipreeve.net のものが詳しいでしょう。
作例は nikolaus-burgard.de が多いです。
作例は世の中を探せばいくらでもあると思うので今日は散歩の中からいくつか。
開放 F2.5。ピント面はシャープです。ボケの具合も悪くありません。少しフレアが出やすい傾向が見られます。
F2.5 では周辺減光があります。
F5.6。画面端まできっちりシャープ。
F8.0。
こちらはパースを除去しています。歪曲収差はほぼ見られません。
等倍切り出し。
オリジナルファイル: https://hobby.mattintosh-note.jp/wp-content/uploads/2025/09/ff6b10e6b4ef934236c65763cd03dd28.jpg
オリジナルファイル: https://hobby.mattintosh-note.jp/wp-content/uploads/2025/09/35bfe1f6265ea1902ec2a2f353a3b35f.jpg
逆光には弱いです。
店頭展示フィギュア。90mm のレンズであればシャッタースピードは 1/125 秒くらいが妥当だと思うのですが Nikon D800E はショックが大きいとのことで 1/125 秒や 1/160 秒でもたまにブレてしまうのが難点。手ぶれ補正付きのミラーレス機を使いたいところです。
続いて店頭展示ドール。
比較用に TAMRON SP 90mm F2.8 Di VC USD Macro 1:1(F004N)で撮影したもの。
自宅での撮影。普段はマイクロフォーサーズで事足りるので Nikon D800E を使うときはここぞと言うときだけで数は少ないですが。
その他の写真は下記からどうぞ。
Tokina AT-X MACRO 90mm F2.5 は後ボケに二線ボケの傾向が見られるようですが発生する条件が未だ掴めていません。フィギュア撮るときはかなり絞るのであんまり気にならないかもですが。
Nikon D800E は今ではそこまで高画素ではありませんが、3,630 万画素でも Tokina AT-X MACRO 90mm F2.5 は十分な解像感が得られます。コーティングや内面反射対策を刷新して復刻して欲しいなと思う一本ですね。
あとは KIRON の 105mm マクロか Vivitar Series 1 MACRO 105mm F2.5 が欲しいと思ってるのですが Nikon F マウント用の良品がなかなか出てこない。








































