北京に留学していた頃、日中友好病院に外国の大使の息子、多分小学生が診察に来ていました。
主訴は夜尿症です。
中医学では蓄尿、排尿は腎の陽気により体内の水分が陽気で蒸発し水蒸気のような状態になり、膀胱に貯蔵され溜まると排泄されると考えています。
だから蓄尿・排尿で一番大事なのは腎の陽気です。冷えると尿が近くなるのは陽気が少なくなるからですね。
また陽気が十分にないと膀胱は尿を固摂することができずすぐ漏れてしまいます。また排尿に勢いがなくなります。
日本では腎の陽気を益すための処方、八味地黄丸が良く売れています。夜のテレビ通販番組でも八味地黄丸はよく宣伝されていますね。でもあまり効いていないようです。
そこで北京の患者さんのことを思い出しました。先生が処方したのは桑螵蛸(そうひょうしょう)です。桑の木についているカマキリの卵です。

桑螵蛸(そうひょうしょう)は固精縮尿といって膀胱から尿を漏れないようにする作用があります。八味地黄丸は腎の陽気を補いますが漏れないようにする働きがないため飲んでも効果を感じない人が出てくるのです。
中医学の蓄尿・排尿のメカニズムを考えると桑螵蛸、山茱萸、金桜子で漏れないようにして人参の気を補う作用で排尿の勢いをつけるというのが治療法としてはよいと思います。桑螵蛸には腎の陽気を益す働きもありますしね。
以上の生薬から構成されている浪花茨(なにわいばら)という漢方食品があります。とくに夜間の頻尿で悩んでいる人は、寝ているのに尿意で何回も起こされるため寝ぼけての転倒や睡眠不足による昼間の疲労感に悩まされています。試してみるといいですね。
浪花茨(なにわいばら)180粒(15日分)7776円 お問い合わせは matsuedo@remus.dti.ne.jp