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そんな突然増えるかなぁ?

クマ報道が急に増えて、連日人が襲われているけど、今年急に増えたのは何が要因なんだろう?

異常気象で山に実りが少なくなったり、里山が失われてきて人と自然の境界線がなくなったり、餌付けや食べ物を捨てる人間がいたり、とかまぁいろんな要因があるだろうけど、今年に入っていきなり異常気象になったわけでもないし、里山がいきなりなくなったわけでもないし、餌付けする人間が急に現れたわけでもない。

個人的に、これは報道を増やしたから報道が増えたのだと考えている。身も蓋もない。たぶん、クマが今年に入って急に人間を襲うようになったわけではなく、毎年クマはそれなりの数の人間を襲っているが、これまではそれをメディアが報道していなかっただけなのだ。

今年はクマの被害者数が過去最高になったという。クマ報道があまりに多くなったから、クマやべえってなってるけど、去年もその前もそれなりに多かったはずで、年々自然環境が厳しくなっているから、それに応じて増加してきているのだと思われる。

同じ話で、数カ月前、マダニやべえ、SFTSの致死率やべえってなってたけど、もちろんマダニは以前からヤバかった。マダニの報道が増えたから、急にマダニやべえっていう風潮になったのだ。

メディアの恐ろしさはこういうところにある。マダニやクマの被害については嘘は言ってない、言ってないとしても報道の多さが強烈な印象となって植え付けられてしまう。逆に、報道されなければ、危険であることを忘れ去られる。なんだか、量子力学観測問題みたいだ。

数年前に盛んに危険生物として報道されたセアカゴケグモとか、今ではまったくニュースにならない。ならないから気をつけている人なんてほとんどいないだろう。当時は、噛まれたら激痛が走り大変危険であるとか言ってたような気がするから、怖いなーと気をつけようと思っていたが、この前「マツコの知らない世界」に出ていた生物ライターでユーチューバーの平坂寛先生によれば、セアカゴケグモは噛まれても大して痛くないし、臆病だからまず噛まないと言っていた。そのかわり、噛まれたら20分くらい腕が麻痺すると言っていた。屈強な平坂先生でそれだから、子どもが噛まれたらヤバいだろう。でも当時、噛まれたら麻痺するなんて報道はなかったような気がする。

あるいは、1年前くらい?南京虫の件もえらい騒ぎになっていたが、今ではまったく聞かない。外国人観光客は増え続けているのだから、南京虫被害は増えているはずなのに。これもニュースにならないから、南京虫に気をつけている人もあまりいないのではないか。

何が言いたいかというと、メディアの報道の量によって物事の認知が歪められているということだ。報道されればされるほど危険だと認識されるようになる。かつてはセアカゴケグモとかマダニとかだったのが、今はクマになっている。たぶん数カ月したら、クマは冬眠して襲わなくなるから、クマ報道は減り、クマが危険だということは忘れ去られるだろう、セアカゴケグモとかマダニのように。でも、相変わらずセアカゴケグモもマダニもクマも危険なのだ。もちろん、報道されていない他の生き物も同じ。タピオカとかと同じで、クマが今は盛んに消費されている。

あと何ヶ月かしたら、今度はべつの生き物が危険だとして盛んに報道されるようになるだろう。




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