スマートニュースで、この前芥川賞を受賞した朝比奈秋のインタビューが載っていた。
https://l.smartnews.com/m-7kd3H/zJ4Ru3
この方に起こった出来事からしてすでに摩訶不思議なんだが、発する言葉にもまた力があっていいなと思う。
子供の頃から、人間とは、生命とは、自分とは、一体なんなんだろう、といったどうにもしようがないことに疑問や興味を持つタイプだったので。生まれもった能力の範囲内で器用に効率よく生きている人たちよりも、秀でた能力がなくても、どうしようもない困難を抱えながらも一生懸命生きている人、苦しみに耐えている人に凄みを感じます
特に、後半の言葉がいいなーと思う。
社会で評価される人は、結局のところ、システムのなかで効率よく立ち回れる人間であり、そういう人間はテストで点がとれて、いい学校、大学、会社に入り、人生にそれほど不満を抱くことなく生きていく。幸福な人生。
朝比奈さんも、医学部に入り、医者になり、立派な人生を送ってきたわけだが、ある瞬間物語が降ってきて、医者をやめ、無職になり、小説を書き続けた。
なんだか、あれだ。村上春樹の小説に出てくる主人公みたいだ。「やれやれ」な人生である。でも、こういうことに巻き込まれる人生のほうが、大変だけどよっぽど面白いと思う。自分は上の言葉を読んでとても励まされたような気がした。