梅田のライブハウス、TRADが先日閉店を迎えました。
ここには何度も訪れました。大変お世話になりました。
なんでも、初めて訪れたライブハウスでもあります。1998年6月3日、その当時はまだ「バナナホール」でした。梅田をひとりで訪れるのも初めてであったわたくしはあまりの大都会ぶりにびびりながらびくびくとその門をくぐったのでありましたが、あのときずいぶん大きく見えたホールはこじんまりとして、また、あのときあんなに目もくらみそうに眩かった周囲の歓楽街はすっかり馴染みの街の風景になってしまいました。ふしぎなもんです。
閉店の週に、二回訪れることができました。一回はピーズ。めちゃくちゃよかった……!! 自分の中の「よかったライブ史」に残るくらいよかった! ピーズはいつだって良いのですが、途中であんなにも「うわーーーどうにかなってしまう!!」という気持ちにさせられたのは初めて。自分という物体が壊れそうになりました。何がどう良かったかを書いているとそれだけで10000字くらいになるのでこれくらいに。
最終日は、Scoobie Do、TOMOVSKY、フラワーカンパニーズのスリーマン。フラカンはなんといっても例の98年6月3日に初めてここで観たバンドでして、最初と最後が同じバンドだというのは感慨深いものがあります。……と思ったらば、本当の最後の最後は「店長の歌」でした……!
すべてのライブが終了した後に青木店長の挨拶があり、巧みな思い出話裏話にやっぱ大阪の人はおもろいなと感心しつつもしんみりしたところで「深夜高速」のイントロが流れ出し、おお……これは泣いてしまう……と思いきや、盛大に音程とテンポを外しまくった店長の熱唱の録音が!! 一同脱力しながら大笑いするしかなく、大笑いしながら「生きてーてーよかったー♪」と(盛大に外した音程につられそうになりながらも)合唱して解散! そんなニッコニコで歌う歌やない! なんというラスト!
よく「京都の人は大阪が嫌いでしょ」みたいに言われるんですが、自分は大阪文化のこういうところが好きで、ほんまにリスペクトしています。ラストといいましたが、またどこかで再開するかも……的なことをチラッと言っておられたような気がしなくもないので(うろ覚え)その日に期待しております。
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最後、TRADパイロンと記念写真を撮りました。26年前(26年前!?)の自分、この街やこの場所とこんなに仲良くなれるとは思いませんでした。



