年期の入った犬糞看板です。

おそらくは風雨であちこち削られてはいるものの、困り眉の犬であることがうかがえます。困り眉の犬を見るとどうも、わが可愛いまめ子を想い出しきゅんとしてしまいます。犬糞看板には、のんきに犬糞を放置する人間の横でいろいろと胸を痛めているこうした苦労人系犬(苦労犬)が一定存在しますね。この子は犬ながらえらくしっかりした台詞を喋ってもいますし、めずらしく黒々とした影が描かれているのも、この子の存在の確かさを暗示しているかのようです。
その一方、胸やしっぽに見られるもっふりぶりは、彼(彼女)もまた、もふもふの獣であることを思い出させます。願わくば彼(彼女)が、そのもっふりにふさわしく、無邪気な犬としてのみ生きられますように。そして胸のあたりをもふもふさせてくれますように。