こんばんは。
ずっと行きたかったけど、なかなかタイミングが合わず行けなかった、念願のBen Foldsのライブに行って来た時の話をします。
これまた少し前の話になるのですが、今まで体験したことが無かったスタイルの素晴らしいライブだったので、書き記します。(記憶が間違っている所もあるかもしれません)
そして、すみません、短くするつもりで頑張ったのですが、今日は長いです。
場所はロサンゼルスにあるWiltern Theater。

このホールは内装というのか調度品というのか、かなり凝った造りになっていて、毎回訪れる度に写真を撮っています。

エントランスホールの吹き抜けにある照明。
吹き抜け2階に上がったらその照明器具を見下ろせます。

ホール内の壁や天井の彫刻も手が込んでいます。



このコンサート、バンドはどういうメンバーになるのかな と思っていたのですが、席についてステージを見ると、真ん中にピアノが一台だけ。

なんと、今日はソロライブなのか とこの時に分かりました。
そうとは思っていなかったので、ちょっと驚きましたが、Benのピアノが思い切り聴けるので逆に楽しみです。
前座の舞台が終わり、いよいよBenのライブが始まりました。
撮影はOKだったのですが、カメラの使用は禁止されていて、携帯電話での撮影になったので、まともな写真は撮れませんでした。

(小さいけどBenってわかるでしょう?)
ライブはBen Folds Five時代の曲も織り交ぜながら進んでいきます。
ソロでピアノに座った状態なので、曲ごとに客席と会話するように、それについての背景や説明があり、とても一体感のあるライブです。
それにしても、彼の演奏は見た目から想像出来ないくらい、攻めた、まさにパワー系でした。(勿論、バラードではとても繊細なピアノです)
中でも第1部の中頃に演奏された「Effington」は凄まじかった。
最初からガンガン来るピアノに圧倒されていたら、ピアノソロになるとそれが一気にメーター振り切ったかのような、音量と音圧、演奏の所作に呼吸が止まるほどの迫力を感じる。
まるでピアノとスパーリングでもしてるかのようでした。
曲が終わった後は なんかすごいもん見た、、、と放心状態。
私の中のピアノの概念がぶっ壊されました。
ピアノってこんな演奏が出来るんだ と新たな可能性を知らされた気がしました。
この時の様な演奏の動画が無いかと思って探してみたのですが、残念ながら見つかりません。
人によっては絶対に受け入れられない様な演奏かもしれませんが、出来れば一度観て(聴いて)欲しい、彼の全開演奏。
その後の「Still Fighting it」は息子さんへの気持ちを歌にしていて、それについて色々と話てからの演奏。
もともと良い曲だとは思っていましたが、そういうことを聞いて歌詞を感じながら聴くと、本当に名曲。
とてもやさしい。
本当に良い曲なのでリンクを張ってしまいます。
(歌詞の中に「君はボクに似ている。ごめんね。」というのがあるのですが、それがとても沁みる。)
先に第1部と書きましたが、このライブは2部形式になっていて、10曲弱程演奏したあとインターミッションに入りました。
この時、司会の人が出て来て説明を始めました。
「2部はリクエスト形式のライブになります。エントランスホール等あちこちに紙と鉛筆が置いてあるので、Benに演奏して欲しい曲名を書いて紙飛行機を折って下さい。インターミッションの最後で一斉にその飛行機をステージに向かって飛ばしてもらいます」
な、なんですとーー!
ツアータイトルの「Paper airplane request」というのはそういう事だったのか!
たぶんちゃんと事前に調べている人たちは何が起こるか知っていたのでしょうけど、私はネタバレ厳禁な人なので、この時に初めて知りました。
そら凄い。
インターミッションの間中、会場内は大騒ぎです。
しかし、こっちの人達は紙飛行機を折る事は余り無いのかな?
いや、それは飛ばんやろう という飛行機を折っている人が沢山居ました。
さて、インターミッションが終る放送が流れ、また司会が出て来ました。
「では、今からカウントダウンするから、みんなで一斉にステージに向かって飛行機を飛ばしてください!」
3・2・1・Launch!!!
歓声が渦巻く中、ホール内を紙飛行機が飛び交いました。
Ben Foldsの「Paper airplane request Tour」での紙飛行機乱舞。
— 模型じかけのオレンジ (@ModelworkOrange) 2025年8月15日
詳しくは後ほどブログに投稿します。#BenFolds#BenFoldsFive pic.twitter.com/XMQPxNjiNe
私は2階席に居たので、周りの飛行機は予想通り(?)飛距離が足りずすぐ手前に落ちるのが続出(笑
でも沢山の飛行機がステージに辿り着きました。
そして第2部が始まります。
Benがステージに到達した紙飛行機をランダムに拾って、それに書いてある曲を演奏する という凄い展開。
飛行機を広げて曲をコールすると、会場から「お~~~~!!」とか色々な反応があり、その曲についての話があった後、演奏がスタート。
いや、凄いな。
自分の曲とはいえ、ほんとに今曲名を告げられて、ピアノだけでなく歌まで。
歌詞も良く全部覚えているものだと感心しましたが、それがプロというものなのでしょうね。
そして!
2曲目の飛行機を開いてコールされた曲名が「One Angry Dwarf and 200 Solemn Faces」!!!
きたーーー!!
この曲はとても人気があるので、会場中から待ってました!とばかりの歓声が上がりました。
私がBen Folds Fiveを初めて聞いたのがこの曲で、このライブでやってくれたらいいなぁ と思っていた筆頭でした。
もう最初から大合唱で途中Benも唄うのを止めたくらい。
この曲が世に出た当時、3ピースのロックバンドだけどギターが居ない というのがとても斬新で、曲も最高にカッコよく、当時かなりハマり込んでいました。
ソロ部分のピアノとベースラインが今聴いてもかっこよすぎる。
Ben、若いな。
その後も終わったら次、という感じで、「出来るだけ多くのリクエストに応えたい」と多くの曲が演奏されていきました。

(ステージ上を歩き回って飛行機を拾うBen)
そして、ある曲名が出てきた時(曲名を失念してしまいました)、Benが「おっと、、、」と。
「うーーーーん、キーはなんだったけ、、、。やばい、わからん」と言いながらピアノを弾き始めるのですが、すぐに演奏を止めて「いや、まじでわからん、ちょっと待って」と後ろに下がってファイルを持って来ます。
それを捲りながら「うーん、どこだ?あ、キーはこれか」と演奏を始めるのですが、しっくりこないようで、「ごめん、ピアノ無しで歌だけでいい?」となって、ほんとにピアノ無しで歌い始めました。
歌って行くうちに思い出した様で、サビの辺りからピアノも合流してきて、ちゃんと弾き語りになってました。
「Not the Same」が出た時、「みんなも参加してもらおう」と言い、曲の中に何度も出てくるコーラスパートを会場を3つに分けて、声の低い人はRoot、普通の人は3rd、高音が出る人は5thを担当して、全体でハーモニーを構成しよう という試み。
各パートの練習をして、せーの で合わせると、想像以上に綺麗にコーラスパートが出来上がり(いや、これがほんとに綺麗に出来て驚きだった。)、Benも「めっちゃ綺麗やん!!」とご満悦で演奏に入りました。
これはとても楽しかった。
過去に同じことをやっていた様で、これは別のライブですが動画がありました。
どんな雰囲気だったのかが分かると思います。
これもめちゃくちゃ良い曲です。
イントロから素敵。
この動画でも観客が本当に楽しそうに一緒に歌ってます。
こんなの観たらライブの感動が蘇ってきます。
このように会場を巻き込んだ本当に楽しいライブでした。
私もめっちゃ声出したので、気分も爽快です。
Ben Folds、またライブがあったら行きたいなぁ。
またLAに来て欲しいです、出来れば週末に。
ライブの後のステージ。

夢の後。
2時間を超える最高に楽しいBen Foldsのライブ。
「Paper airplane request Tour」でした。
長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合いくださった方、ありがとうございました。